ん?・・・
暑くなると喉越しのいいモノが欲しくなります。
おそうめん、冷麺・・・
今日は息子の提案でおそうめん!
美味しそうなお料理がテーブルに並びます。
「そうだ!コップに氷を入れて・・・」って思い付き立ち上がり3つ4つ氷を入れて2,3歩戻ると、
「あっ、山葵取って下さいますか?」
「ん?・・・」って訳が分からず振り向くと息子がそこに・・・
「山葵だって・・・?」って息子に言うと、
「やっぱり無理でしたね・・・」って坊守。
冷蔵庫の中なんてどこに何があるのやら・・・
牛乳と氷の場所くらいは何とか・・・
こんなことでどうする・・・って坊守は常に案じてくださいます。
「一人になったらどうしますか・・・?」は定番の質問。
それに比べ息子はというと、いろんなことに興味を持っています。
勿論、料理とかも自分で出来ますし何でもこなせます。
山葵もパッと出てくるし・・・
定番の質問をされても他人事のように思っています。
何時までも坊守がいてくれるように思っています。
でも、空腹は何とかなるかもしれませんが、一人ぼっちは・・・
今日、偶々観たケビン・コスナーの「LOVE OF THE GAME」・・・
大リーグのエース・ピッチャーの主人公・・・
野球人生にも終焉が訪れます。
球団が売却されることになり、新しいチームではその肘を傷めたエース・ピッチャーをトレードに出す予定・・・
トレードか引退か、大きな選択を求められます。
最終戦での先発出場、パーフェクト試合を成し遂げます。
でも、最高である筈の夜が寂しいのです・・・
そう、心のすれ違いで大切な女性が傍にいなかったから・・・
パーフェクト試合の最高のエースが、一人泣くのです・・・孤独の辛さに。
引退を決意し愛する人のもとに・・・
泣きました・・・ボロボロ涙が出て・・・
ケビン・コスナーって無茶苦茶カッコいいです!
孤独には勝てません・・・
崩れることが分かっている寂しがり屋の住職は、どこまでも家族に依存しています。
依存される家族は迷惑かも知れません・・・
どうにもならない無常の別れがどのように訪れるかもしれません・・・
辛いけれども一人ぼっちの現実を突き付けられたとき、「ナンマンダブ・・・」って歯を食いしばるのでしょう・・・
冷蔵庫の山葵ぐらいは取れるようにならなければ・・・