月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

お茶のおけいこのはなし

2013年07月19日 21時41分59秒 | ふうわりふわり(坊守日記)

今日は月に一度の保育園でのお茶のお稽古日でした

毎月園長先生がかわいらしいお菓子を用意してくださいます

 

ご亭主とお客さまに分かれて

「どうぞお取りまわしください」  

「ちょうだいいたします」

と、まずお菓子がまわります

続いて、ひとりずつお茶をはこびます

ちいさな掌に、古帛紗を載せて、

お茶をこぼさないように・・・

熱いのもちょっとがまんして・・・

「ごゆっくりおめしあがりください」  

「ちょうだいします」

きちんと真のお辞儀でごあいさつをします

 

さてさて、おけいこ中に気になることは・・・

やっぱりお菓子のことです

おはこびさんの子たちが話します

 

「あのお菓子おいしそう~」

「あたし、3個たべたい~」

「あたし、5個たべれる~」

「10個でもいい~」

「10個は多すぎじゃないん」

「1個ずつで~」

「やっぱり3個~」

「あたし赤がいい~」

「みどりがいい~」

 

今日は色とりどりの宝石のようなゼリーですもんね

どの色にしようか・・・悩んじゃうよね~

 

私も白いゼリーとお茶をいただきました

おいしく、楽しい時間でした

 

また来月ね~

「は~い、タッチ~」

 

 

 


今季最後

2013年07月19日 19時57分11秒 | 仏々相念(住職日記)

ひとつひとつの・・・

 

今季最後となる紫陽花をお飾りさせていただきました。

今季もお世話になったことです。

 

ひとつとして同じ花弁はありません。

自然の恵みをいただきそれぞれのいのち花開かせていただく。

お前も咲いたね・・・

お前もか・・・

それぞれがそれぞれを照らし合い支え合う。

だからあんな優しい色となり形となるのでしょう。

 

そんなことをおもいつつ、御尊前にお飾りさせていただきました。

 

悲しい事件の多いこと・・・

なぜに・・・

どうして・・・

まだそんな歳なのに・・・

お金が原因だとかニュースで報道されていました。

 

そりゃ、大人であろうと子どもであろうとお金は大事です。

きれいごとではなく欲しいです。

必要です。

でもその歳で・・・

やっぱりそう思ってしまいます。

 

コイツがその年の頃・・・

毎月の小遣いなんて貰っていませんでした。

お年玉やお参りしたお手伝いをいただくほどで・・・

正直、使うこともなかったのです。

部活後のジュース代がいる程度。

要らない訳じゃなく、それどころじゃなかったのです。

そんな毎日でした、あの頃・・・

 

それはそれでその頃だけでも金・金・金・・・

って思わなかっただけでもいいのかもしれません。

 

今は・・・

生きるために欲します。

心汚く、どこまでも欲します。

偶々、恐ろしき縁には触れていませんが、

どのようになるかコイツも分かりません。

 

そんなコイツも今生の華開かせていただいてます。

皆様のお陰で・・・