歌いたい、そんな夜もある・・・
お参りさせていただくと小1の男の子がいました。
走り回り元気いっぱいの少年です。
自分の座る座布団の前には雑誌の付録の戦隊モノの道具(武器・アイテム?)
嬉しそうにコイツに見せるものですから尋ねずにもおれず、
「それって何?なにするもの?」
「~~~~なにするものよ、これさえ知らんのか。馬鹿か!」
気持ち良ささえ感じるくらい何十年ぶりかでバカ呼ばわりされました。
当たっているだけに目頭がピクピク・・・
速攻でお母さんが駆け寄り叱っておられましたが・・・
「折角のご縁ですから叱らんでください」
ジッとしていない彼はご縁が終わる頃に別の部屋でコッピドク叱られたんでしょう、
ワ~ンって泣いたかと思いきや「クソババ~」って捨て台詞。
思わず笑ってしまいましたが恐ろしき時代です。
優しい男になってくれよと思わずにおれません・・・
そんなこんなで帰ったのが夜になりました。
玄関入るとお風呂から息子の熱唱が聞こえます。
お~、珍しいな~・・・
最近は烏の行水でしたが気持ち良さそうに唱っています。
何があったかは知りませんがそんな日もあります。
「歌おう」って・・・
「歌いたいんだ」って・・・
出てきた顔を見ると清々しい!
「喉カラカラ!」
安心しました。
コイツも勿論歌って帰ってきました。
北へ南へとカタカタコトコトのニコニコの中でシャウトしていました。
唯でさえヘロヘロなのに・・・
ガラスの喉が砕けるように・・・
そのくせ、お勤めの時にはカスカスになって・・・
申し訳ないと思いつつもこのカスカス感、嫌いじゃありません。
気持ち良く歌いたいのです、
拳を握りしめながら・・・
崩れるような気持を奮い立たせるように・・・
Get up Get up・・・