ワシが入らんといけん・・・
お彼岸も終わります。
彼の岸を思いつつお過ごしいただけたでしょうか・・・
我が力では到底参れん彼の浄土。
この腰が悪いコイツに十万億土超えて来いって言われても、
2,3軒先の家にも原チャリで行くコイツには・・・
な~んて最初から決めつけているコイツ、
歩もうともせずにずる賢く、どこまでもずる賢く・・・
お墓参りのご縁をいただきました。
古くなった墓地を改修されることになったのです。
山にある墓地までオジサンと2人で話しながら歩いていきます。
「オジサン、催促のないことやけんなかなか大変やったね」
「ご院さん、新築に入らんといけんな~。ワシが入らんといけんところやけんしょうがないわいな~」
って、満面の笑みで話される。
催促もなくはないのでしょうがこのご時世、
目先のことが大変で墓どころではなかったのでしょう。
やっとのことで着手できる喜びが溢れています。
冗談も交えながら話せるオジサンですのでコイツも言いたいことも言わせてもらって、
「オジサン、そりゃ墓の下に骨はあるけどそこが住処じゃないよ」
そのオジサンだけでなく大半の方がそう言われます。
彼岸と言えば墓参りですから・・・
彼岸を墓に見るのでしょうか・・・
なかなかお浄土を想うことのむずかしさを感じます。
墓を粗末にせよっていうのではありません。
お墓参りされつつ懐かしいあなたを思う時、
涙しつつも両手が胸元の前に合う。
尊い姿です。
でも、それで終わるのではなく、
お前が参らせていただいたお浄土に俺も参らせていただくからと
安心の今をいただきたいものです。
今日、交通茶屋に会いました。
幼稚園児が言ってくれるのです、
「運転に気を付けてください」
記念の品を手渡され、
「ありがとうございます。気を付けて運転します」っていただいたことです。
行きは少々焦り気味、
そんな運転を反省しつつゆっくり帰ってきたことです。
できれば・・・まだまだ生きたいのです、コイツ。