月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

墓地改修

2013年09月26日 20時54分32秒 | 仏々相念(住職日記)

ワシが入らんといけん・・・

 

お彼岸も終わります。

彼の岸を思いつつお過ごしいただけたでしょうか・・・

 

我が力では到底参れん彼の浄土。

この腰が悪いコイツに十万億土超えて来いって言われても、

2,3軒先の家にも原チャリで行くコイツには・・・

な~んて最初から決めつけているコイツ、

歩もうともせずにずる賢く、どこまでもずる賢く・・・

 

お墓参りのご縁をいただきました。

古くなった墓地を改修されることになったのです。

山にある墓地までオジサンと2人で話しながら歩いていきます。

「オジサン、催促のないことやけんなかなか大変やったね」

「ご院さん、新築に入らんといけんな~。ワシが入らんといけんところやけんしょうがないわいな~」

って、満面の笑みで話される。

催促もなくはないのでしょうがこのご時世、

目先のことが大変で墓どころではなかったのでしょう。

やっとのことで着手できる喜びが溢れています。

 

冗談も交えながら話せるオジサンですのでコイツも言いたいことも言わせてもらって、

「オジサン、そりゃ墓の下に骨はあるけどそこが住処じゃないよ」

 

そのオジサンだけでなく大半の方がそう言われます。

彼岸と言えば墓参りですから・・・

彼岸を墓に見るのでしょうか・・・

なかなかお浄土を想うことのむずかしさを感じます。

 

墓を粗末にせよっていうのではありません。

お墓参りされつつ懐かしいあなたを思う時、

涙しつつも両手が胸元の前に合う。

尊い姿です。

でも、それで終わるのではなく、

お前が参らせていただいたお浄土に俺も参らせていただくからと

安心の今をいただきたいものです。

 

 

今日、交通茶屋に会いました。

幼稚園児が言ってくれるのです、

「運転に気を付けてください」

記念の品を手渡され、

「ありがとうございます。気を付けて運転します」っていただいたことです。

 

行きは少々焦り気味、

そんな運転を反省しつつゆっくり帰ってきたことです。

 

できれば・・・まだまだ生きたいのです、コイツ。


S寺様永代経のご縁のはなし

2013年09月26日 15時10分43秒 | ふうわりふわり(坊守日記)

はじめまして…


みなさまの笑顔は

お浄土の蓮のお花のようです

色とりどりの蓮のお花のようです

ご縁が繋がって咲きました

永い時をかけて咲きました


みなさまの涙は

お浄土を飾る宝珠のようです

しずかに光る宝珠のようです

悲しいご縁に光ります

うれしいご縁に光ります


2日間、尊いご縁をありがとうございました

また、おあいしましょう…