月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

心之肥満

2010年09月27日 20時37分28秒 | 仏々相念(住職日記)
大切なもの・・・

本願寺新報に「こころのメタボリック」ということが書かれていました。
最近よく言われるようになりました、メタボ・・・
お腹の周りが気になります。
減量するも、なかなか・・・

食べるものも沢山あります。
食べたくても食べることができない国もあるなか、この日本には溢れています。
大嫌いで決してみることもありませんが、食堂のメニューを全部食べようって趣旨の低俗なテレビ番組、大食い番組・・・
日本ってどうなってるのって思わずにはおれません。
何が良くてこの様な番組がプロデュースされるのか・・・
テレビっ子の私でも決して見ることのない番組です。

栄養豊富なものを食べ内臓にドンドン着いていく脂肪・・・
心にもいろんな情報やものが溢れ本当に大切なものが何か見えなくなってしまっている・・・
私の様に偉くもないのに偉くなっているんでしょうね。

今日、ご縁をいただいたお家は以前紹介させていただいたお家です。
義父の死を通し「どうせ手を合わさせてもらうのなら本山の定められたお荘厳で・・・」ってご主人がネット等で調べていただき見事なお飾りをされておられるのです。
残念ながらご主人は仕事の都合でお参りできなかったのですが、故人の娘さん姉妹がキチンとお飾り下さっていたのです。
ご主人の背中を見てなのか、ご指導があったからなのでしょうか、どっちにしろ今日もきれいなお浄土のお荘厳を目の当たりとした時、ウルウルしてしまったのです。
最近、涙腺が弱くてしょうがありません。

ありがたいな~・・・ただ、それだけなのです。

このお荘厳そのものに亡くなられた義父さんのおはたらきを思うと、なんとこのご縁の尊いことか・・・
つながり、おはたらきというものを感じさせて下さるひと時でした。

情報やものは大切なものです、生きて行く上で必要なものですが、
肥えてきますと鼻が高くなってきますね、
周りにおらえませんか、先生になっている人・・・

大切なこと忘れていませんか・・・

低俗住職

2010年09月26日 20時16分26秒 | 仏々相念(住職日記)
しかし・・・

さぁ、ブログ投稿しようってパソコンを開けると昨日の投稿が出てきます。
坊守の優しい投稿を読ませていただきながら、
「あぁ、いいご縁をいただいたんだな~」って思いつつ次の私の投稿・・・
「キツイ旅だぜ~」って・・・
あまりの温度差っていうのか、低俗さっていうのか、自分ながら笑ってしまいました。
少しは格好付けた方がいいのかなって笑いながら反省したものの真面目なブログは他のご住職のブログを読まれればいいことで、このままでいいのかなって・・・

まっ、これが私の日常なのです。

今日もこの低俗住職を支えて下さる多くの方々に出会わせていただきました。
早朝のお墓参りの帰り、
「おはようございま~す」ってよく通る聞き慣れた声。
ベランダから満面の笑みで手を振るアネサンです。
「坊守さんは、今日帰るの? 1人で寂しかったんでしょ! すべて読んでお見通しよ!」
「ありがとうございま~す! 今日、遅くには帰りま~す。」
陰になり日向になり支えて下さるお方です。
空きもせず、このブログをずっと読んで下さり常に私の味方で一喜一憂していて下さるのでしょう・・・

今も尚、父を思い涙される喪主様。
「やっぱり、親父だなって思う話を一つさせてください。」って最後のあいさつ。
仕事に出られる前に麦畑の肥料をやっていこうっと寒い日の早朝、
倉庫に置いてある肥料を軽トラックに積み畑に行ってみると親父が1人畑で待っていてくれました。
「じいちゃん、ワシ一人で大丈夫で!」
「お前1人にはさせられん、手伝うてやるぞ!」
寒い日なのに・・・嬉しかったって涙ながらに語られた。
この方々にもいつも大きな力をいただいてきました。
こんな低俗住職を丁寧に丁寧に・・・
「ご院さん、決してケンカはしてはいけませんよ。」って間の休みの話の流れで言って下さいます。
私もそう思うのです、でも・・・
恐ろしい縁に触れれば恐ろしい自分になってしまう私、
手に握り拳を作りながらも顔を引きつらせてはメッキの笑顔。
家族のものだけは泣かせたくないと今のところは何とか・・・
でも、やっぱり自信がありません、これからどんな自分になるのか・・・

・・・

今日も、嬉しさいっぱいの一日でした。
もう直ぐ坊守と子どもたちに会えます・・・

高松教堂彼岸会のご縁のはなし

2010年09月26日 03時34分08秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
昨日、今日の2日間、本願寺高松教堂の秋季彼岸会のご縁にお参りさせていただきました。

懐かしき父母やお育てをいただいた方々のことを偲ばせていただきながら、お念仏にあわせていただいてよかったなあ…としみじみ思いました。

お念仏の声の中に懐かしい呼び声を聞かせていただいたことです。
素敵な出遇いもいただきました。徳正寺の先々代住職も何度もご縁をいただいてたそうで、祖父の法話集を大事にしてくださっていたお方が、わざわざその本を見せて下さったり、またある方はご自分で撮影された栗林公園の写真をたくさん見せて下さったり、お念珠をかけて最後までおとなしく聞いてくださった7歳のユウキくんという男の子にも遇いました。。
お昼食は、讃岐うどんをいただきました。こしのあるおうどんに、深みののある手作りのおつゆ。やっぱり、讃岐うどんはご当地で味わってこそですね!
「多くのいのちとみなさまのおかげにより このご馳走をめぐまれました。深くご恩を喜びありがたくいただきます!」
と、早速一口いただきますと、本当に美味しくて、感動…すると、
もうすでに、お代わりのおうどんが………

はい、もちろん、おいしくいただきました!

身にも心にもよろこばせていただく尊いご縁でした。

空中分解

2010年09月25日 21時29分06秒 | 仏々相念(住職日記)
キツイ旅だぜ~・・・

午前中のご縁を終え部活に行っていた息子と模試に行っていた娘と合流。
「さあ!行こうか!」
娘が用事で京都に上がるため高松にてご縁に会っている坊守と合流します。
久しぶりに坊守に会えるので皆ルンルンです。
毎日、機関銃のように1日の出来事を坊守に喋る娘は勿論、日々クールな息子もハイテンション、坊守無しでは生きられない私も待ちに待った今日でした。

高松中央までの250キロ程の道のり、我相棒ニコニコさんでのドライブとなった。
実は、坊守も車で出かけているし、明日からも法務がつかえているため私は高松まで・・・
やっと着いたと思ったのもつかの間、愛しい坊守と一言二言話して、「それじゃ・・・」って来た道を引き返した。
あちら3人はもの凄く楽しそうに手を振っています。
「俺も、そっちに行きたいよ~」って高松中央で右左・・・
「行きはよいよい・・・」じゃないけど、
ここまでは3人で結構盛り上がって3時間程カタカタコトコト行けたのですが、
帰りは1人でのキツイ旅となりました。

「がんばれ!ニコニコ」って飛んで行きそうな感覚のなか、バラバラになってしまうんじゃないかと思わせる不安感を持ちつつ励ましながらアクセルを踏みます。
私もきつかったですが、ニコニコさんもきつかったと思います。
でも、本当によく走ってくれます。
排気音を聞いて喜ぶというレベルでは到底ないのですが、私にとって心強いエンジン音。
まだまだ現役で頼もしいことです。
宇和で満タンにしてあと5㍑程残して又同じ所で給油して帰ってきました。
17,64キロ/㍑・・・
今の車には到底敵わない燃費ですが、酷使してばっかりなのになかなかやるやん!ってな感じで褒めてやりました。

腰を擦る音以外、他の音がありません。
1人、パソコンに向かい寂しい時が流れています。

例えバラバラになって1人になろうともナンマンちゃんがいてくれるとは思いながらも、やっぱり寂しいですね・・・




ゴールドタワーのはなし

2010年09月25日 01時08分44秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
丸亀で泊まらせていただいたお部屋からは海が望めました。
向こうの方には瀬戸大橋やゴールドタワーがみえました。

このタワー、その名の通り金色に輝いているのですが、毎日夜になったらライトが灯ります。
はじめの日の夜はブルーに、次の夜はグリーンに光っていました。
実はこの色には意味があるのだそうです!
ご存じでしたか?


もとはきれいな金色です。



ブルーに光る時は《明日は雨降り》

なるほど、次の日の朝は雨降りでした。しかも、ゴロゴロピカピカの雷つき!


グリーンに光る時は《明日は晴れ》

次の日は爽やかな秋晴れでした。


そう、天気予報なのでした!
ちゃんちゃん!