月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

語らいのはなし

2010年09月18日 06時30分27秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
おはようございます!

今日は、お彼岸のご法座です。
この度のご講師様は、私の先輩でもあり(お歳はわたしよりもずっとお若いのですが)法友でもある女性布教使さんです。

昨夜はゆっくりとおはなしをさせていただきました。
次から次へと、延々と夜中までおしゃべりは続いたのですが、話の底にはずーっと、お念仏のみおしえ、阿弥陀様のぬくもりがながれていました。
だから、数回のお出会いでも分かり合えるし、頷きあえるのです。それが法友との語らいの醍醐味です。

ご法座は午後からです。
心ゆっくりお聴聞させていただきましょう。

練習熱心

2010年09月17日 21時16分14秒 | 仏々相念(住職日記)
この積み重ねが・・・

明日、徳正寺仏教婦人会追悼法要・彼岸法要をお勤めさせていただきます。
この度、ご苦労をいただき熊本よりお参り下さいました若い女性の布教師さん、
講師部屋より節談説教の声が聞こえてきます。
「すごいな~・・・熱心なお方なのだな~・・・」
この積み重ねが大切なのでしょうね。
決して無駄なことはなく必ず実となるのでしょう、すばらしいことです。
明日、節談説教してくださるのかな~・・・
私にとって節談=祖父でして、違う節を聞けると嬉しいです。

昨晩のこと、息子が社会人の方がされているバスケ同好会みたいなものに参加するというので連れて行きました。
練習が好きなんだそうです・・・グウタラな私には分からない気持ちです。
10時過ぎまであったのですが、迎えに行って少し練習試合の姿をみせていただいた。
やっぱり好きなんでしょうね、楽しそうにしていました。
中一からっていったら動きが違いますもんね、積み重ねる強さでしょうね。

さあ、お聴聞も積み重ねて聞かせていただきましょう。
いつ来るか分からない人生の大一番、
「死んだ後のことなんてどうでもいい」なんて強がって生きながらも心のどこかで不安を抱えて生き行くことよりも、
「大丈夫、大丈夫」って抱かれて生かさせていただいていた人生だと気付かせていただきながら歩ませていただきましょう。

お聴聞は決して練習でもなく常に真剣勝負。
好きになれとはいいませんが、積み重ねさせていただきましょうよ!

きっと、きっと、優しくなれるはず・・・


~徳正寺仏婦追悼法要・彼岸法要のご案内~

 明日、18日 午後1時~  お勤め
        
        講師  熊本県 葦原理江師

皆さま、お誘い合わせの上お参り下さい。どなたでもお参りしていただいて結構です。
このブログを読み、「どうしようか・・・」って思ってくださる皆さま、お参りしてみませんか?
皆さまにお会いできますことを楽しみに坊守とお待ちしています。

自然快楽

2010年09月16日 23時07分11秒 | 仏々相念(住職日記)
ただ快い水の音が・・・

何年前だろう、10年近いかな・・・?
市内にある薬師谷渓谷に家族で登ったことがある。
真夏でも涼しく気持ちの良いところです。

私の若かりし少年時代、幼なじみとよく行った。
今では最初の滝まではきれいに舗装され走り易いことですが、当時の道はガタガタ・ゴトゴトで大変だった。
下の駐車場に自転車を止め目的地雪輪の滝までひたすら歩く・・・
到着すると汗ダラダラ・・・
速攻で海パンになり氷水のような滝壺に飛び込んでいた。
気持ち良かった・・・最高に。
エアコンがあるわけでもなく、テレビゲームがあるわけでもなく・・・
自分たちで遊びを見つけ楽しんでいた、良き時代。

流石に子どもたちを連れて登った時には初秋だったということもあり泳ぐこともなかったのですが、
道中川のせせらぎ、木々が揺れる音、木漏れ日、山の薫り、鳥の鳴き声・・・
忘れていた自然の音に包まれ心休まるようなひと時でした。

お浄土には八功徳水がさらさらと流れている、さらさらとたださらさらと・・・
宝でできた木々が優しい音を奏でている、すべてが清和して・・・

なんと素晴らしい世界。

優しき胸に抱かれている子どものように・・・安楽・・・

鳥の声、虫の声のはなし

2010年09月16日 06時13分42秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
おはようございます。
今日は16日、親鸞聖人の月忌をご縁とした常例法座をおつとめさせていただきます。

私はご法話で毎月『佛説阿弥陀経』のご文を少しずつお味わいさせていただいています。

今月は、極楽浄土の鳥たちが美しくも徳の高い声で鳴き、仏法を聞かせてくださるというご文です。

一体どんなに美しい鳴き声なのでしょうね。

極楽浄土の鳥たちの声を思いながら歩いていますと……
あらあら、こちらもいろんな鳥の声や秋の虫の声が聞こえます。

涼やかな声です。
いのちいっぱいの声です。
美しい声です。

そう、まさにこの世界に聞かせんがために、極楽浄土の鳥たちが鳴いてくださる声でした。

今日も聞かせていただきましょう。

低頭高志

2010年09月15日 19時31分14秒 | 仏々相念(住職日記)
自習室に・・・

娘の学校にある自習室。
そこには「低頭高志」というお軸がかかってあるのだそうだ。

勉強するということは選択する道が増えるということってあるテレビの司会者がおっしゃっていた。
なるほどな~・・・
今日の新聞に1日20時間勉強してキャリアになった大学生の記事が掲載されていました。
すごいね~・・・

私は、勉強大嫌いでして・・・
今更ながらに後悔してしまいます。
勉強していたらもっと違う人生があったのかな・・・

でも、これで勉強できて仕事もバリバリ出来てってなっていたら鼻持ちならん人間になっていたかもしれません。
「俺が、オレが」の人生になっていたかもしれません。
いやいや、逆にすばらしい人格者に・・・

頭を低くするって難しいよね・・・偉くなれば偉くなるほど

勉強嫌いな私は、難しいことは何一つ分かりません。
偉そぶる知識もありません。

無くて良かった、お念仏にすべてを預け今日1日を大切に生かさせていただこう・・・