月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

御誕生日

2010年09月21日 21時30分31秒 | 仏々相念(住職日記)
おめでとう・・・

大切な人々に優しく祝福された今日一日。
「何が食べたい?」って坊守。
「う~ん、カツカレー!」
「お子ちゃまか・・・」って娘に駄目だし。

夕食には、要望通りカツカレーが・・・
単体でも超おいしい両者がタッグを組む夢のようなコラボ。
このタッグ、大学の頃に実現した全日本プロレスでブルーザー・ブロディとスタン・ハンセンのタッグのようです。
私の中では今でも最強タッグなのです。
このタッグが実現した時は親友と歓喜したな~・・・懐かしい!

「折角やけん、注いであげらい!」って特別な瓶ビールを持つ娘。
ただでさえ美味しいビールが最高の味に・・・
ひょとしたらこうして娘と飲む日が来るかもしれません。

「これ、プレゼント・・・」
私の大切な愛車の絵を画いてくれた息子。
昔から絵の上手な子でしたが、やっぱり上手くて・・・
絵の中には昔懐かしい愛車も忘れず画いてくれていて、お~、懐かしい・・・
こいつも家族を北は北海道から南は九州まで運んでくれた良き相棒でした。
それぞれの車の中には大笑いしている家族の顔が見えるようです・・・
ウルウル・・・涙もろい親父です。

皆に支えられ今日まで生かさせていただきました。
どこまでも無力の私を・・・

「ありがとう! これからも願生ります」ってローソクを吹き消しました。

一言大事

2010年09月20日 19時46分24秒 | 仏々相念(住職日記)
あいさつに添える・・・

今日の愛媛新聞の投稿でした。
50歳の女性ですが、ご主人の転勤で住み慣れた松山より宇和島に転居されたとのこと。
今では松山~宇和島は通勤圏、近いと言えども誰も知らない土地に赴く勇気は並大抵ではないでしょう。
しかもこの方、私と同じで人と話をするのが不得手なのだとか・・・
そりゃ、大変やろって一人ブツブツ言っていました。

思えば坊守も若かりし頃、誰も知らないこの土地に私だけを信じて嫁いで来てくれました。
友だちもいないのです・・・
ストレスも溜まってただろうに、その寂しさすら言うこともなかった。
持ち前の明るさと優しさで友だちもドンドン増えて、友だちの極少の私とはエライ違いです。
自然だからいいのでしょうね・・・
自然だからこそ側にいやすいのでしょう・・・

さあ、この投稿された方、何を始めたかというと、
近所の方なのでしょう、「おはようございます」のあとに「行ってきます」と言って出掛ける方がいて、これならって思い立たれたとか・・・
「おはようございます」のあとに「行ってらっしゃい」「今日は早いですね」って一言添えるようにされたとか・・・
近所のお付き合いにしても「これでいいんじゃないか」と・・・
今後もこの方法を心がけようと続けておられるとか・・・

一人で頷いていました。
そうですよね、それでいいですよね・・・
人と接することが不得手な方にとって、一言添えることの大変さはよく分かります。
機関銃の如く話される方にとっては分からない大変さ・・・
たった一言なのに・・・
ドキドキしながら声も裏返ってしまったかもしれませんね。
私は未だに裏返ってばっかりですが・・・
でも、思うばっかりではなくそれを実践し続けることは人としても大きく成長されるのでしょうね。

最初は不自然かもしれません・・・ぎこちないかもしれません・・・
でも、不自然なまんま・ぎこちないまんま、そのまんま自然になっていくのでしょう。

彩りの世界のはなし

2010年09月19日 06時20分11秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
おはようございます!

眩しい朝日が世界に色を載せていきます。

木々の葉の一枚一枚から広い空の変わりゆくブルーまで……
照らされる世界とは、美しい彩りの世界なのですね。

わたしは何色かなぁ?
みなさまは何色ですか?

今日もいちにち、願生(がんば)りましょうね。それぞれの輝きで。

彼岸之涙

2010年09月18日 20時10分05秒 | 仏々相念(住職日記)
ようお参り・・・

爽やかな気候のもと、穏やかなひと時をいただいたことです。
亡き母を偲んでお座りいただいた方。
亡き友を偲んでお座りいただいた方。
・・・
本当にようお参り下さいました。
又、お参りしたかったけど他の用事ができかなわなかった方も縁あればまたお参り下さい。

連休だからお帰りになられたのか・・・
お彼岸だからお帰りになられたのか・・・
理由はわかりませんがお母さんをご縁にお参りなされたのは間違いないことです。
母を思うのです、優しい笑顔を、温かい心を・・・
「丁度良かった! お参りして良かった!」

法要後、お家のお内仏でお勤めしてほしいとのこと。
暫しそのお家のお姉さんと2人で仏さまに向かわせていただいたことです。
法要のご法話をお味わいさせていただきながらご縁を喜ばせていただいたことです。
お勤めの間、鼻をすすり泣かれる声を背に聞きながら
寂しかろうな~・・・

でもここに、今ここに抱きしめて下さっていましたね。

ずっと、ず~と一緒に・・・寂しいけど寂しくなかった。
ご縁って有難いですね、本当に!