去年の10月、僕の出身小学校から開校80周年の記念行事で演奏をしてもらえないかと言う話を、学校の支援活動をされている方からいただいた。
嬉しいお話で参加したかったが、まさに同じ日に出身高校から70周年の式典で演奏を、と言う話を引き受けてしまっていたから、やむなくお断りをした。
それを残念に思ってくださったその方から、今度は5年生を対象に行っているキャリア教育の授業をやらないか、と言う話をいただいた。
具体的には、子供達に今僕がやっている「仕事」(音楽の作曲や演奏)の紹介、説明をすることで、将来の「仕事」と言うものにビジョンやヒントをあたえ、
同時に夢や希望を持ってもらえればと言うものだった。
音楽を始めた3歳の頃の話から、小学校時代の話、今の仕事をやって行こうと決めるまでの20年近くの話をし、
ギタリストの永島さんとチェリストのAyakoにも来てもらい、演奏もした。
僕のやっている、インストゥルメントの音楽をどう感じてくれるのか不安もあったが、子供達はみんな真剣に聞いてくれていて嬉しかった。
最後に、控え室に数名の女の子がやって来て、もじもじしながらサインをして欲しいと言ってくれた事は、とても楽しい出来事だった。
そして、後日送られて来た子供達一人一人の感想文に感動した。
子供達のパワーに、僕の方が感動した。
僕らの時代は、この小学校も一学年40名×四クラスあったのだが、今や二クラスだそうだ。