なっちの結婚式に招かれた。
来賓のどなたかが例えていたが、なっちも、新郎の山崎育三郎氏も、確かにディズニーの王子とお姫様の様に美しく輝いていた。
去年、一昨年と、なっちのアルバムを制作し、ツルスタジオでじっくりと濃い時間を過ごしたことを懐かしく思い出した。
新郎は、熊本の大地震の直後だったから、お祝いをしても良いのだろうかと悩んだ、と話していたが、
二人の人生の門出なのだから、せめてこの空間の中、今だけは精一杯お祝いをしてあげたいと、みんなが思っていたに違いない。
実は、都留家のルーツは大分の宇佐である。
僕も子供の頃、3年ほど熊本で暮らした事がある。
今でも親戚は暮らしているし、母の女学校時代の親友は、阿蘇のホームに移り住んでいる。
ファンクラブの会員にも熊本の方がいるし、僕を応援してくれている方も阿蘇に住んでいる。
やはり心配だ。
本震の前に、非常に大きな前震があったり、余震も非常に多く、震源が移り変わってゆく現象は、
今まで聞いたことも無かったし、専門家も戸惑っている今の状態は、不安でしかない。
もう、本震の後は、揺れは小さくなって行く、と言った常識は成り立たない、と誰かが言っていたが、
この震災は、一つの常識が覆されるほどの大きな出来事なのだろう。
もう、日本中どこで大地震が起きても、不思議ではない時代になってしまったのかもしれない。
僕らはただ、精一杯、出来ることをやって行こう。
前を向いて。