経皮毒という言葉を聞いたことがありますか?
皮膚を経由して身体に入る毒物と言うことです・・・。
普通、
毒は口を通して身体に取り込まれるますが、
稀に、
皮膚からも取り込まれることがあります・・・。
極端な話から入りましょう。
マレーシアのクアラルンプールで北朝鮮の金正男と言う要人が、
VXガス(?)を顔に塗られ暗殺されました。
猛毒の化学兵器とされ、
皮膚から吸収され数十分以内に死亡するという化学物質です。
オウム真理教事件でも使用されたと有名になりました。
[衝撃映像] 金正男 暗殺動画 VXガス [ノーカット ]kim jong-nam
僅かに大気中濃度 0.1 mg・min/m3で致死量に至るとされています。
何とも恐ろしい暗殺劇です。
これは典型的な経皮毒の一つです。
これは普通にはあり得ないケースですが、
毒は皮膚を経由して作用するという例で書きました。
普通、
皮膚にはバリアがあって、
外界のものを容易には体内に取り入れない様になっています。
皮膚は、
一種の大切な防御機能を持つ器官の一種です。
もし、
皮膚が損傷されると、
命の危険が生じます。
火傷などによって、
皮膚の60%が損傷すると50%の確率で
命が危うくなるとされています。
日頃、
気が付かない内に皮膚を傷つけ、
知らず知らずの間に皮膚を傷めるケースが増えています。
アトピー性皮膚炎などはその例です。
その罹患率は年々増加し、
厚生労働省調査に依ると約1割以上人々が存在し、
年々増える傾向にあります。
<画像をクリック!>
幼少期に多く、
成長と共に少なくなる傾向ですが、
最近では高年齢の方々にも増えつつあります。
原因ははっきりとは分かっていません。
アトピー(奇妙な)という名称も
「原因不明」というところから付けられました。
昔も在ったかもしれませんが、
今ほどは多くなかったと思われます。
当時、
いったいどういう生活をしていたのでしょうか?
その昔、
衣服を洗うという事は、
ひたすらに水やお湯で時間をかけて
叩いたり揉んだりすることでした。
勿論、
頑固な汚れは、
生活の知恵で木灰を使ったり、
天然の糠袋や大豆の煮汁を使うと
良く落ちることは知られていました。
鉱物資源の天然ソーダなどが重宝された地域もあります。
古代、人は水洗いや灰汁・植物で洗濯をしていましたが、紀元前3000年代のシュメール(現在のイラク)の記録粘土板に、すでに薬用としての石けんが登場しており、塗り薬や織布の漂白洗浄に使われていたようです。羊を焼いて神に供える習慣のあったサポーの丘では、したたり落ちた羊の脂と灰が雨に流され、それが川に堆積した土の中に、自然に石けんらしきものができたと言われています。この“不思議な土”は、汚れをよく落とし、洗濯ものが白く仕上がるとして珍重されました。石けん=ソープ(Soap)の語源は、この“サポーの丘”に由来しているといわれています。宗教的儀式が思いがけずもたらした発見です。
さて、
現代は大変便利になり、
豊富な洗剤はどこの家庭にもあります。
洗剤の多くは合成界面活性剤から成っています。
化粧品も巷に溢れています。
化粧品も同じく界面活性剤は不可欠です。
お陰で、
汚れのない清潔な環境が実現していますが、
それで問題はないのでしょうか?
洗剤の原理は、
石けんでもそうですが、
様々な汚れが水に溶けやすくして流すと手法です。
典型例は、
油を水に流すと場合、
界面活性効果があります。
石けんも合成洗剤もその手法は同じです。
広い意味で、
洗剤とは
界面活性効果を持つ物質というものと言う事が出来ます。
その他に、
タンパク質を分解する酵素や、
直接に溶剤に溶かす有機洗浄剤もありますが、
一般家庭に使用される洗剤は、
界面活性剤のものがほとんどです。
<画像をクリック!>
界面活性剤は、
その性質上汚れを引きはがしたり、
水に溶解しやすくする働きがあります。
それが洗浄力を発揮します。
又、
界面活性剤の種類によっては、
成分を洗濯物や皮膚に残して柔軟作用やリンス効果を発揮します。
洗剤や化粧品に
多種多様の界面活性剤が使用される目的がそこにあります。
化粧品を皮膚に馴染ませたり、
栄養成分を皮膚奥深く浸透させたりする為に、
界面活性剤が使用されています。
軟膏や貼付薬などにも経皮吸収のために使用されています。
余りにも身の周りは、
界面活性剤に取り囲まれています。
方や、
皮膚のトラブルは増えています。
年齢の高齢化や、
ストレスの多い社会状況もその原因かもしれません。
ここに、
経皮毒の影響がないか?
問題提起が為されています・・・。
肌着や下着にはその残留性も認められています。
そもそも、
新品製品のそれらは柔軟剤という形で、
使用が為されており、
皮膚の敏感な方は十分な予洗が必要との意見があります。
もしも、
界面活性剤が使われない生活が実現できれば、
どうなるでしょうか?
これがあなたへのご提案です。
切り傷や擦り傷があると、
石けんを使用しますと沁みて痛みます。
同じように、
洗剤を使うと同じ事が起こり、
きれいな水洗いに止めるのが一般的です。
皮膚トラブルがあると、
同じ配慮が必要です。
洗剤(界面活性剤)を使用した下着類は、
よ~く濯ぐことが必要です。
出来れば柔軟剤の使用は中止すべきです。
同じく、
新品の肌着類は使用前に水洗をして、
残留界面活性剤を少なくすることが望まれます。
もし、
界面活性剤を全く使用しない洗剤があれば、
そうした心配は必要ありません。
新品の肌着類は使用前にそうした洗剤を利用すると、
残留界面活性剤はほとんど残りません。
そうした生活を続けますと、
皮膚トラブルは大きく減少するでしょう・・・。
バジャン製品は
そうした要望に応える形で生まれました。
おそらく世界で初めての界面活性剤を使用しない洗剤です。
先にも書きましたが、
皮膚トラブルが増えるに従い、
ノン界面活性剤洗剤の要望が高まっています。
いろいろ天然資源を用いて、
製品が登場しています。
それぞれに良い点があるでしょうが、
バジャンは重曹(炭酸水素ナトリウム)を用いて
特許(特許第3181927号)製法で作られました。
その洗浄力は、
世界トップレベルにあります。
その先進性は
日本の誇る「魅せますニッポンの技と人」の「THE世界一展」にも
招請されました。
日本の誇る先進的ノン界面活性洗剤です。
もしも
何か心当たりのある方にはお役に立てるはずです。
さらに詳しい情報は、
<画像をクリック!>
にあります。
又、
http://bhajan.tumuzikaze.net/index.php?go=Y9abDm
には詳しいレポートありますので、
ご参照下されば幸いです。
<画像をクリック!>
【転載開始】
石鹸と洗剤に関する豆知識
ひとくちに「界面活性剤」と言っても、その種類は多数存在し、一部は乳化剤など食品添加物として認可され、使用されているものもあります。
ここでは特に洗剤や石鹸に関わる「界面活性剤」について触れていきます。
洗剤と石けん
洗剤や石けんの主成分は「界面活性剤」でできており、使われる界面活性剤の種類によって「石鹸」と「合成洗剤」に大別されます。
「石鹸」の界面活性剤は、動物性や植物性の油脂と塩を反応させて得られる「脂肪酸ナトリウム」と「脂肪酸カリウム」です。
「合成洗剤」の界面活性剤は、石油の他、動物性、植物性の油脂から化学的に合成したもので、一般的に「合成界面活性剤」と呼ばれています。
界面活性剤とは
界面活性剤とは洗剤や石けんの主成分であり、汚れを落とす主役=化学物質です。合成洗剤の界面活性剤の含有量は20~70%あります。
界面活性剤は、水と空気の境目や、水と固体の境目、水と油の境目のような界面に吸着するという性質があります。 吸着の結果、界面の性質がいろいろに変化して、以下のような仕組みで汚れを落とします。
1.表面張力を小さくし、衣類を濡れやすくする 表面張力とは、簡単にいえば、水滴が丸まろうとする力、つまり、界面の面積をできるだけ小さくしようとする力のことです。 この表面張力が小さくなると、水滴があまり丸まらずに広がるので、ものが濡れやすくなり、 洗うためには都合のよい状態になるのです。 |
2.汚れを衣類からはがす 汚れの表面に吸着して、汚れと水との間の表面張力を小さくするので、汚れがものからはがれて水の中に浮き上がろうとします。この現象を ローリングアップといいます。 |
3.汚れが再付着しないようにする 汚れが衣類からはがれると、乳化、分散、可溶化という働きによって水中に安定的に浮かびます。汚れが落ちた衣類、汚れの表面はどちらも 界面活性剤の分子に覆われ、再付着しにくくなります。 |
界面活性剤の主な分類
イオン性界面活性剤
水に溶かした時にイオン化する界面活性剤。イオンの種類によりさらに細かく分類される。
・アニオン界面活性剤【陰イオン系の界面活性剤】
(合成洗剤やシャンプーなどで使用されている)
・カチオン界面活性剤【陽イオン系の界面活性剤】
(衣類の柔軟剤、へアリンスや殺菌剤などで使用されている)
・両性界面活性剤【アミノ酸系やベタイン系などの界面活性剤】
(洗浄性や起泡性を向上させる補助剤として使用されている)
非イオン性界面活性剤
水に溶かした時にイオン化しない界面活性剤でノニオン界面活性剤とも言う。
最も代表的なものにポリオキエチレンアルキルエーテルがある。
上記の分類当てはまらないものもあり、界面活性剤の種類は数千あると言われています。
合成界面活性剤の色々な使われ方
合成界面活性剤は「洗剤」としてのイメージが強いですが、肌に触れる様々なものに使用されています。
例えば化粧品の分野だけでも「浸透剤」・「乳化剤」・「保湿剤」・「紫外線分散剤」など様々な用途として使われています。
この中でも意外と知られていないのが、「浸透剤」として使用されている点です。一般的な化粧品には、お肌にいいとされている様々な有効成分がありま す。
プラセンタ・ヒアルロン酸・セラミド・レチノール・ビタミンC・・・
この有効成分は、そのまま肌につけてもなかなか浸透しません。なぜなら、肌にはバリア機能があり、外からの成分を受け付けないようになっているから です。
この肌のバリア機能を一時的に壊し、有効成分を肌の奥に浸透させる役割として、一部の合成界面活性剤が使用されています。
人体への影響
界面活性剤は、その洗浄効果の高さから合成洗剤の主成分として長年用いられてきましたが、今日ではそのマイナス面(人体および環境に与えるマイナス の影響)が無視できないものになってきています。まず、衣類(繊維)への残留性という大きな問題があります。
これはあまり知られていないことなのですが、洗剤で洗うと、その後どんなにすすぎ回数を増やしても、界面活性剤の一部は衣類繊維にピッタリと張り付 いたまま残ってしまいます。
だから、洗剤で洗った衣類を身につけたとき、この残留界面活性剤が私たちの汗や皮脂に溶け出して色々な悪さをするのです。
皮膚疾患と内臓障害
界面活性剤の特徴から、口から入るよりも、皮膚から入る方が身体の中に長く残留すると考えられます。皮膚を通して入った場合、血管に入り、体内を循 環します。
しかも、異物、毒物を分解する肝臓でも分解できないため、長く循環し、一部は脂肪の多いところなどに滞留することになります。界面活性剤の毒性が、 皮膚疾患及び皮膚を通しての長期浸透による内蔵疾患の一因と言われています。皮膚の被害は目に見えますが、より恐ろしいのは、目では見えず自覚しにくい体 内部の被害です。
次世代への影響
界面活性剤は、その性質から胎盤を通過し、胎児や受精卵にも影響を与えるという研究もあります。また、精子の減少を引き起こす可能性も指摘されてい ます。
環境への影響
合成界面活性剤の環境への影響はとりわけ水生生物や河川・海洋の生態系にとって深刻です。
濃度が濃い場合、魚はエラに障害を起こして死んでしまいます。また、微生物や魚類の卵などは深刻な被害を受け、河川・海洋の生態系を破壊する原因の ひとつとなります。
分解されず残った合成界面活性剤は、水道水として再び私たちの元にかえってきます。そして、私たちの身体に取り込まれていくのです。
界面活性剤を有害化学物質に指定した「PRTR」制度
PRTR制度とは、人の健康や生態系に有害なおそれのある化学物質について、事業所からの環境(大気、水、土壌)への排出量及び廃棄物に含まれての 事業所外 への移動量を、事業者が自ら把握し国に対して届け出るとともに、国は届出データや推計に基づき、排出量・移動量を集計し、公表する制度です。
第一種指定化学物質
人や生態系への有害性(オゾン層破壊性を含む)があり、環境中に広く存在する(暴露可能性がある)と認められる物質として、計462物質が指定され ています。そのうち、発がん性、生殖細胞変異原性及び生殖発生毒性が認められる「特定第一種指定化学物質」として15物質が指定されています。
この中には合成洗剤に使用されている界面活性剤も含まれています。【転載終了】