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野球に憑かれた男に捧ぐ

2009年06月06日 | スポーツ

 ヤクルトの館山投手が、球団新記録の13連勝を挙げた。新聞には、そのことが記事なっていたが、記事の最後に日大・鈴木博識監督が日大野球部を退任したと書いてあった。

 館山はいわゆる「松坂世代」といわれる1981年生まれの選手で、日大時代は鈴木監督の指揮の下、村田(横浜)、堤内(現横浜B.P)、大野(現ソフトバンク球団職員)とともに東都大学1部優勝をした時のメンバーでした。鈴木監督が日大藤沢の監督を経て監督就任したのは、日大が東都で2部低迷期を過ごしていた96年。僕は当時大学4年生の頃である。なので僕の学生時代の東都の思い出はほとんどなく、学校自体も2部に低迷している野球部には触れたくないらしく、あまりニュースにもなっていませんでした。

 報知新聞社刊 岡邦行 著 「野球に憑かれた男」をずいぶん前に読みました。

Yakyuu

 本によると2部リーグで低迷していた頃の野球部は、上級生が下級生をこき使い、素質ある下級生部員がなかなか台頭できない環境であったらしい。また部員達も負け癖というか、2部暮らしが染み付いていて、野球に対する向上心が欠けていたそうだ。だから、作戦をたてるというより、各々の才能での行き当たり場当たりの野球でしかなかった。それでもこの時期の出身選手でも、清水(ロッテ)、北川(阪神-オリックス)など、いい選手もいたのも事実だが・・・。

 そこを鈴木監督の努力で体質を変えつつ選手のスカウト活動に力を入れつつ、駒沢行きが決定的だった加藤康介(ロッテ-オリックス-横浜)を日大入れたりしながら、俊足、尾形佳紀(広島)や、吉野誠(オリックス)をエースとして2部を戦い見事1部リーグへ2年にして昇格するんだったかな・・・。確か。

 それでもってですねぇ、怒涛の松坂世代1部優勝編、那須野の完全優勝編、などまだまだあるのですが、ちょうど時間となりました~。これはまた今度。

 とにもかくにも、鈴木監督の功績は日大野球部にとって多大なるものなんです。だけど監督業ってのは大変なものです。少し休養していただいてゆっくり休んでいただきたいものです。ま、ちょっと「野球に疲れちゃった」のでしょうな。お後がよろしいようで・・・。