16日、待ちに待った男が広島東洋カープの1軍に呼ばれました。
尾形佳紀内野手。背番号4。日大藤沢から日大、ホンダを経て広島入団。大学時代「天才」とも呼ばれた野球センスの塊のような尾形をおそったのは、試合中の怪我でした。日大3年生だか4年生の時に、東都リーグ戦の守備中に自軍選手と交錯して十字靱帯の断裂の大怪我を負ってしまいました。ジャイアンツにいた吉村(現コーチ)と同じ怪我だそうです。その怪我を乗り越えてプロへ入ったのはいいけれども、プロ2年目に走塁中にまた同じ箇所を断裂し、その後2軍で低迷していました。
前述の「野球に憑かれた男」(報知新聞社 岡邦行)の表紙は、たぶんこの尾形佳紀と思われます。その後「野球小僧」(白夜書房)でも「野球に憑かれた男Ⅱ」だかタイトルは忘れましたが、「走れヨシノリ」ということで、プロへ行くまでの過程が特集されていました。
前述の話の続きですが、前日大監督鈴木博識さんの秘蔵の選手であった尾形選手。彼の今後の野球人生がいいものであることを願い、1軍での活躍を期待しています。
あと横浜の2軍(湘南シーレックス)にいる加藤康介。尾形の同期です。この選手にも是非がんばって、1軍(ベイスターズ)に昇格してもらいたいものです。
もうスポーツ紙の2軍の細かい記事を読むのはもう嫌だ。一般紙でもわかるような活躍を。