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龍馬伝

2010年10月05日 | 日誌

大河ドラマの龍馬伝を2週ほど観ていない。

録画したので、2週分を観ました。

「馬関の奇跡」と「清風亭の対決」の2本です。

高杉晋作がカッコよすぎる。三味線を弾きながら、弾があたらない晋作。「おまえと~、おれは~」なんて口ずさみながら・・・。戦場に着流し。すざましい殺陣の晋作。「お前は浮浪雲か!!」と思わせた。でも不思議とそれはそれでいいと感じた。

後藤象二郎がカッコいい悪役に成長している。申し訳ないけれど、教科書の太字になっている重要人物くらいの認識しかないので、僕の中の後藤象二郎は、大河の後藤象二郎である。

最後に岩崎弥太郎について。東京商工会議所が出している「ツインアーチ」という広報誌の中の「東京ゆかりの「人生」経営人」という出久根達郎さんのコラムで岩崎弥太郎の事が書いてあった。ちょうど先日の「清風亭の対決」の話と被る内容なんですけれど、それよりも出だしの筆者の奥さんが「岩崎弥太郎という人はあんなに汚らしい人だったんですか?」という問いかけから始まっている。

(貧乏を誇張しているのだろうが、貧乏というというのは清潔である。余分な物は無いし、着物は一張羅だから大事にして着る。不潔は貧のせいではなく、人間のズボラによる。)

(汚れより、筆者はドラマの弥太郎が書物を乱暴に扱う事が気になる。実際の弥太郎は読書家であり中国の歴史書「資治通鑑」約三百巻を再読三読したといわれている。昔の人だから書物を大事にした。貧しい人なら尚更そうだろう。ドラマのように本を泥だらけにしたり、叩いたりはしない)

大河の岩崎弥太郎は我が家でも評判が悪い。でも、逆に悪いからこそ、龍馬が引き立つ。汚ければ汚いほど、龍馬が澄んだ清流のように見えてくる。弥太郎がまわりまわってクネクネと流れる川ならば、龍馬は一直線に流れる大河に見えてくる。

脇役というのはそういうものなのか。

それにしても、香川さんは正岡子規しかり、血ばっか吐いている。

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