今回はMSX-DOS(2)について書きたいと思います。
MSX-DOSは2種類のOSがあります。
MSX-DOSはCP/M互換これはMSXユーザーにはちょっと驚きの内容でしたね。
MSX-DOSのディスクはMSXDOS.SYSとCOMMAND.COMの2つのファイルがあります。
FAT12の9セクタのフォーマットでPCでギリギリ読めるフォーマットです。
command.comはPCでは隠しファイルになっており基本的にPCのディスクにコピーはできません。
それは表示がなくなるのでMSX-DOS上で別名にする必要があります。
またMSX-DOSのほかCP/Mのプログラムを実行することができます。
パソコン通信で有名なishやpmext,pmarcなどあります。ローグもそうだったかな。
少しコマンドに慣れる必要がありましたが何とかMSX-FANを見ながら使えるようになりました。
当時はアーカイブという用語がまだ知らないような30年前の時代でしたから魅力を感じました。
MACRO80はCP/M版と同じものでMSX-DOSのほうが価値があります。
MSXturboRでMSX-DOS1のBASICを起動する場合は起動後に1を押します。
最新版の入手方法はMSX-FANの付属ディスクになります。
次にMSX-DOS2はMSXturboRまたはMSX-DOS2の256KB拡張RAMカートリッジが必要です。
言ってみればMSXパソコン用に拡張されたOSですね。
MSX-DOSの互換性はありますがMSX-DOSを実行したい場合は次のような宣言をします。
A>set expert on
これをしないとMSX-DOSファイルを読み込むことができません。
CP/Mの外部コマンドで解凍後にエラーが出た場合はignore(無視)をしてださい。
MSX-DOS2はMSX-DOSを拡張したOSでCP/Mプログラムの起動には適していません。
MSX-DOSで使えなかった階層ディレクトリ、ラムディスクなど使うことができます。
MSX-DOSが日本語化されているのでMSX-DOSよりも使いやすくなっていると思います。
メモリマッパが搭載されて拡張メモリを使うことでディスクアクセスの低減をします。
MSXViewを購入すればMSX-DOS2のGUIで起動することができますがディスクアクセスが多いです。
MEM-768の768KBの拡張カートリッジを使うことでディスクアクセスを低減することができます。
最新版の入手方法はMSX-FANの付属ディスクになります。
インターネットのMSXファイルをフロッピーディスクにダウンロードする方法です。
MS-DOSフォーマットで2HDのFAT16はMSX-DOSに読み込むことができません。
2HDは2DDの2倍の容量1.4MBです。プロテクトノッチの反対側をテープでふさぐことで2DDになります。
フォーマットはMS-DOSでformat a: /9で当時は動いたと思いますが、9セクタフォーマットをしてください。
一部のMSXマシンでは8セクタフォーマットの場合があります。松下製はOKです。
MSX-DOSで利用する場合はフォルダは全てない状態で720KB以下の112ファイル以下にしてください。
だいたいファイル数が100以下になっていればよいです。
またBASICプログラムをコピーしてメモ帳でtest.txtで保存してもRUN"TEST.TXT"で実行できます。
なお、1chipMSXのSDカードはFAT16に対応していますがMSXのディスクコントローラ部のプログラムは
FAT12からFAT16に書き直す必要があります。BASICのランダムアクセス命令が使えなくなったそうです。
例えばまずいないと思いますがSDカードで網元さん2を動かすことはできません。
対処方法として物理ディスクにアクセスをしないでラムディスク経由でコマンドをコピーする方法もあります。
MSX-DOS2ならCALL CHGDRV("H:")が有用かもしれませんね。
というわけでカンタンに説明しました。詳しい情報はデータパックに載っています。
ぜひ活用してみてください。
MSX Data Pack:
http://ngs.no.coocan.jp/doc/wiki.cgi/datapack
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