ちょっと「ときめいた」話
工事現場の白い防音シートの奥では、いったい何が行われているのだろうか?驚きの職人技に密着する。NHK のドキュメント・バラエティー番組『解体キングダム』
解体って聞くと重機でバンバン壊すとか、ダイナマイトで一瞬のうちに崩壊させてしまうイメージがありますね。でも日本のとりわけ都市部ではそんなことできませんよね。敷地も狭く周りをビルで囲まれ、24時間常に人通りがある中での解体です。
粉塵や騒音を抑え頑丈な建物をいかにして解体するか?白い防音シートの中で繰り広げられる創意と工夫、自分の手のように重機をあやつるオペレーターの職人技。感動しました。この番組も子どもたちに見せたい番組ですね。
さて番組の中で取り上げられた解体現場はビルばかりではありません。国宝瑠璃光寺五重の塔の解体修復、重要文化財築320年の古刹の解体再建などもあります。中でも興味をひかれたのは「富士山麓 青木ヶ原樹海 ミズナラの巨木を解体せよ」でした。
根元の太さ2.7m 高さ28m、樹齢数百年のミズナラの巨木。木が枯れてしまいこのままだと倒壊の恐れがあるのだと。現場は特別保護地区なので重機が入れらません。
巨大なミズナラにチェーンソーで挑む空師さんが登場しました。空師とは木の登って、上から木を伐採していく職人のことです。
ロープを体に巻き付けながら自力で木に登っていきます。途中で枝を切り落としながらチェーンソーで上から幹を切っていきます。
重たい枝だと2トンはあるという。絡まっている蔓を丹念に取り除き、予定通りの場所に落ちるように慎重に切断していきます。ミッション大成功。
素晴らしい。空師という職業があることを初めて知りました。もし私が男の子だったら、空師になりたいと思ったかもしれませんね。
残念なことにお婆ちゃんなので、さすがに空師になりたいとは思いませんでした。でも果敢に大木に挑む若い空師さんに、ちょっと「ときめいて」しまいました。
『解体キングダム』いい番組ですね。
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