草むしりしながら

読書・料理・野菜つくりなど日々の想いをしたためます

「猛」

2023-12-27 13:12:16 | 日記

「猛」

  今年も残りわずかになりましたね。

 さて今年の漢字は「税」でしたが、私の中では「猛」ですね。口をあければ「暑い、暑い」を連発していましたね。まさに「暑」の上に「猛」のついた年でしたね。

 それでも先週あたりからやっと冬らしくなってきましたが、また寒さも緩んできましたね。気象庁の1ヶ月予報では、12月は寒気が南下しにくくなり、冬型の気圧配置が続かないとのことです。夏の暑さがまだ尾を引いているようしょうか。

 さてこの「猛」という漢字ですが、もう一つ別の漢字がついて使われた年でもありましたね。「猛」の下に「獣」をつけた「猛獣」である「熊」が大暴れしましたね。

 今年は餌になるドングリが凶作だったので、食べ物を捜して人里近くに現れるようになったのだとか。私は別にクレイマーではないのですが、駆除された熊の映像を見ると心が痛みました。だからといって人間が襲われていいわけではありません。

 根本的には里山の管理ができなくなったのが原因でしょうが、こればかりはすぐにはできるものではありませんね。頭の中がお花畑のようで申し訳ないのですが、来年は山のドングリが豊作でありますようにと、祈ることしかできません。

 来年は「猛」が使われない年でありますように。

 それでは皆様よいお年をお迎えください。


贈られる側の苦労

2023-12-25 05:42:11 | 草むしりの子守歌

 贈られる側の苦労

 メリークリスマス!サンタさん来た?

 我が家の六人の孫たちの所にも、サンタさんがやって来たことでしょう。枕元にあるプレゼントを見つけて喜ぶ孫たちの顔が目に浮かびます。

 しばらくブログをお休みしておりましたが、その間長男の家に行っておりました。息子が海外に長期出張のため、一人で三人の子どもの世話をしている嫁の力になりたいと思ってのことでした。

 かえって嫁に気を使わせるのではないかと迷ったりしましたが、やはり思い切って行ってよかったです。多少のやんちゃはしますが、のびのびと育っている孫たちのようすを間近で見ることができました。

 これもしっかり者の嫁のおかげですね。私の方はこの二週間の滞在期間中に役に立ったのかどうかは分かりませんが、それでも買い物の時などは子どもを見てあげられました。とりわけクリスマスのプレゼントを買う時は、一人で買いに行かせてあげられたのでよかったです。

 自分にも覚えがありますが、この別名サンタさんのプレゼントには苦労しました。子供の目を盗んで買ったまではよかったのですが、さてそれをどこに隠そうか……。

 押し入れやクローゼットの中はいっぱいで隠す所もありません。それでも何とかして押入れの隅に隠したつもりだったのですが、そういうものに限って子供はすぐに見つけてしまいますね。だからといって遅くに買いにいくと、お目当てのものは売り切れてしまっています。

 この年末の忙しい時期のクリスマスというイベント。贈る側の親は本当に苦労するものですね。でも贈られる側の子どもたちだって、それなりに苦労はあるようです。とりわけ幼稚園に通う孫長男の苦労は並大抵のものではなかったようです。

 反抗期とでもいうのでしょうか?それとも根からのいたずら坊主なのでしょうか。よくママに叱られています。とりわけこの時期の決まり文句は「サンタさんにプレゼントもらえないよ」ですね。何度も言われていましたし、実は私も言いました。

 ただこの言葉は効果があるみたいで、イヤイヤながらも孫も言うことを聞きました。さて その週の金曜には、孫の通う幼稚園にサンタさんがやって来ました。いつもは私服ですがその日は制服制帽でおめかしして、サンタさんをお迎えしました。 

「ロボットの玩具がほしい」とその日孫は、やって来たサンタさんにお願いに行ったそうです。もともと人懐っこい性格もあったのですが、やはり連日のお小言で不安になっていたのではないでしょうか。贈られる側も苦労があるのですね。

 クリスマス前の二週間の滞在でした。贈る側に苦労もあれば、贈られる側も苦労もあるんだと気づきました。

 

 

 

 

 

 


あっという間でしたね

2023-12-11 07:15:07 | 日記

あっという間でしたね!

 早いもので今年もあと二十日あまりになりましたね。あっという間の一年間でした。今年は何があったのかと振り返るのですか、ただボーっとして過ごしてきたような気がします。でも何事もないほうが、一番いいのではないかとも思ったりもします。

 さて十一月の末に二週間の予定で生家に帰っておりましたが、一昨日東京に戻ってまいりました。味噌を仕込んだり野菜の世話や庭の草むしりをしたりと、こちらの方もあっという間でした。

 それから父の遺した庭のシンボルツリーみたいな紅葉の木が枯れたので、思い切って伐り倒しました。カミキリムシの幼虫にやられました。背丈はそうでもないのですが、幹の太さはかなりのものでした。こんな大きな木をあんな小さな虫が枯らしてしまうものなのですね。

 もっと早くに気がつけばよかったのですが、木が枯れ始めてやっと気づいた次第です。枯れはじめた枝には、いつもにましてたくさんの種がついてました。弱っていく中で自分の子孫を残そうと懸命だったのですね。涙が出ました。

 さて今日からは関西にいる息子の一家の所に行きます。息子が海外に長期出張のため、三人の子どもを一人で見ている嫁の手伝いのためです。やんちゃ坊主が二人につかまり立ちをはじめた女の子が一人います。嬉しいことに私の来るのを首を長くして待ってくれているとか。

 嫁の足を引っ張らないように頑張ります。


窓の多い家

2023-12-08 06:51:11 | 草むしりの幼年時代
窓の多い家
 
 昔の家はどこもそうなのでしょうが、私の生家はやたらと窓が多いです。一階はすべて掃き出し窓といわれる、床から頂上までの高さのある大きな窓です。
 
 その上二階には十六枚も窓があります。ただこれは父の代になってのことで、以前はやはり掃き出し窓でした。
 
 しかし今みたいにベランダでもあれば別ですが、窓の外は屋根なので危険です。そのため趣のある木製の欄干が取り付けられていました。見た目は古い温泉旅館の二階って感じですね。
 
 しかしさすがに二階に掃き出し窓はないだろうと、欄干を取り外し、新しく柱を横に通して窓を上下に分けました。つまり八枚あった窓が十六枚になった訳です。
 
 最初は木枠のガラス窓でしたが、雨が降りこんでくるのですぐにサッシになりました。サッシは銀色でしたが、家の見た目がよくないので平成になって茶色のものに変えました。ただ木枠からサッシになったにせよ、窓の数に変わりはありません。
 
 なんだか分かりにくい説明で申し訳ないのですが、窓の多い家だということは分っていただけましたでしょうか。
 
 これくらい窓が多いと夏は確かに涼しいのですが、冬は寒いし防犯上も問題ありますね。
 
 昔は家に鍵などかけたこともなかったのですが、今では戸締りをしっかりするようになりました。でも窓が多いので鍵も多く、戸締りをするものけっこう手間がかかります。また時折夢でうなされることもあります。
 
 ある時は強盗が、またある時は虎がせめて来るという夢を何度か見たことがあります。大慌てで窓の鍵をかけて回るのですが、どうしたものか二階の窓が木枠のガラス戸のままなのです。そしてついている鍵はネジ式の鍵なのです。
 
 ネジの部分をぐるぐる回して鍵をかけようとするのですが、困ったことに回してもまわしても鍵がかからないのです。もう目の前に虎がせまって来ています。このままでは食い殺されてしまいます。
 
「ああ、どうしよう……」
 
 というところで目が覚めるのです。思い出すと吹きだしてしまうくらいおかしな夢なのですが、目が覚めた時には心臓がバクバクしていました。まったく家に窓が多いと、変な夢を見るものですね。
 
 「窓の多い家」理解していただけましたか?

泡ぶくたった

2023-12-04 09:11:56 | 草むしりの得意料理
泡ぶくたった

 昨日は姉と二人で味噌を仕込みました。前の晩水に浸しておいた大豆4キロを、三つの鍋に分けて煮ました。一番大きな鍋に2キロ入れて残りは大鍋と中鍋に分けて、七輪に練炭を熾して煮ました。
 
 家には練炭専用の七輪が一つしかないので、後は練炭を鋸で半分に切って、普通の七輪に入れて使いました。練炭は不完全燃焼すると危ないので外でカンカンに熾してから、台所に運んで行って鍋をかけました。
 
 台所に七輪が三つ並びました「隙間だらけの家なので一酸化炭素中毒なんて絶対にならない」と、普段は豪語しているのですが、さすがに怖くなって換気扇を回した上に窓を開けました。そのため部屋の中は練炭三つが燃えている割には、寒かったです。
 
 練炭は木炭よりも長持ちしますので、豆など長時間煮るときには重宝しますね。でも煮上がるのに時間がかかりますね。朝に鍋を火にかけ煮上がったのは昼間の四時でした。その間ずっと付ききりで、泡をすくったり水を足したりしていました。
 
 泡ぶく立った 煮え立った 煮えたかどうだか食べてみよ まだ煮えぬ……
 
 こんな歌がありましね 子どもの頃何気なく歌っていたのですが、あれはきっと味噌豆を煮ていたのでようね。沸騰すると白い泡がブクブクと出てきました。  
 
 もう煮えたのではないかと食べてみたのですが、中々煮えません。歌と同じですね。「まだ煮えぬ」「まだ煮えぬ」を何度も繰り返して、煮えた時はお腹いっぱいになっていました。
 
 それから味噌を仕込みました。こちらは姉と二人なので、意外と早く出来ました。まだ豆と麹が残っているので、明日もう一度豆を煮て仕込みます。
 
 食べられるのは一年後です。隙間風の吹く家で飲む、熱々の味噌汁はおいしいですよ。