草むしりしながら

読書・料理・野菜つくりなど日々の想いをしたためます

冷蔵庫買い替えました

2024-04-26 21:42:18 | 猫自慢

冷蔵庫買い替えました。

 今日は新しい冷蔵庫が届きました。届くのを待っている間とても嬉しかったのですが、一つだけ心配事もありました。

 話は古くなりますが、古い冷蔵庫を買ってすぐの時です。飼い猫のハナコが外からヘビを咥えて戻ったことがありました。可愛いハナコの口にヘビ。私の悲鳴が古民家中に響き渡りました。

 ところが私の悲鳴に驚いたハナコは、咥えていたヘビをポトリと台所の床の上に落としたのです。何ということをしてくれるんだ、バカ、ハナコ!キャーキャー言いながら箒でヘビを追い回しているうちに、ヘビが冷蔵庫の下に潜りこんでしまいました。

 どうすることも出来ずにしばらく見ていましたが、出てきた様子もありません。もしかしてヘビは死んでしまったのでしょうか。でも重たい冷蔵庫を一人で動かすことはできません。

 死んでしまったのなら、その内異臭がしてくるはずです。そこでしばらく様子を見ることにしました。それから何日経っても異臭はして来なかったので、ヘビは逃げたんだと思うことにしました。

 それから10年経ちました。若かったハナコはお婆ちゃんになり、新しかった冷蔵庫は古くなりました。そして今日新しい冷蔵庫が我が家に来ることになりました。すると急に忘れていた10年前のヘビのことを思い出してしまったのです。

 冷蔵庫の下からヘビのミイラが出てきたらどうしよう。そんなことを考えて、電気屋さんが来るまでソワソワしていました。そしていよいよ運命の時がやってきました。

 埃とごみに混じって、茶色の大きな〇〇〇リの死体が一匹ありましたが、その他は何もありませんでした。ヘビはやはりあの時逃げていたのですね。

「ああ、よかった」

 しかし大きな〇〇〇リでした。ヘビのミイラの心配ばかりしていたので、〇〇〇リのことなど、その時は何とも思いませんでした。でもあんな大きな〇〇〇リのミイラを、電気屋さんに見られてしまった。と今頃になって恥ずかしくなりました。


今日は雨、草むしりできない

2024-04-23 19:49:40 | スローライフは忙しい

今日は雨、草むしりできない

 夫が健康維持のために買った足踏みステッパーですが、買った本人よりも私の方が利用しています。 

 ステッパーの上に乗ってイチ・ニ、イチ・ニと足踏みをするのですが、最初の頃は三百回踏むのが精一杯でした。それでも少しずつ増やしていって、今では午前と午後の二回、700回ずつ踏めるようになりました。

 一日の合計1400回・時間にして約38分。196Kcalを消費します。計算上は1日に240Kcalを消費すれば、ひと月(30日)で脂肪1㎏を消費できるそうです。私の場合あと40Kcal足りません。そのせいでしょうか、そろそろ一ヶ月経つのに、減り方がイマイチです。

 しかしこれ以上増やすと体を壊しそうです。運動だけで体重を減らすのはかなり無理があるみたいですね。ダイエットの基本は食事8割運動2割と言われていまが、その意味がやっと分かりました。

 それでも継続は力なり、体重こそ減らないものの体力はついたようです。最初重く感じたステッパーも、今では楽々と踏んでいます。

 やはり何かしら効果はあるようですね。お腹も少しへこんだような気がしないではないです。

 さて三日前から生家に戻ってきました。畑仕事が待っています。この一ヶ月畑のことばかり考えていました。ステッパーを踏むようになったのも、実は畑でへたばってしまわないように、体力をつけたいからでした。

 待っていろよ、畑の草たち。草むしりの名にかけて、バンバンむしってやるからね。

 と張り切って生家に戻ってきたのに、今日は朝から雨。昨日も雨、一昨日も雨。草むしり全然できていません。

 明日は雨、止んでくれますように。


名前のない料理

2024-04-21 20:48:43 | 草むしりの得意料理

名前の無い料理

 どちらかというと我が家は大食い一家です。でも例外として約3名ほど、食の細い小食人がいます。我が家ではこの3人を称して「三大面倒くさい子」と呼んでいます。

 第一の「面倒くさい子」は猫のハナコです。フードには好みがあり、決またメーカーの決まった種類しか食べません。その上皿の中に出したままにしている湿気たフードが嫌いで、袋から出したばかりのカリカリしたものを欲しがります。

 ところがせっかく出してもらったカリカリのフードも、ほんの一口二口食べて終わりということが多々あります。そんな時には手の平にフード乗せて食べさせてやるのですが、これほど「面倒くさい猫」はいないと思います。

 さて第二の「面倒くさい子」は長女の家の二歳半になる女の子です。先日も熱が出て保育園を休みました。そこで私が看病に行きました。この子がまた食の細いくて、うるさいことをいう子です。

 今回は熱が中々下がらず心配したのですが、3日目の夕方やっと熱がさがり元気になりました。食欲も出たようで、夕飯を私の隣で食べると言い出しました。嬉しい限りですが、すでに私の横にはお兄ちゃんがいます。そして嬉しいことにこの子も私の横で食べると言って聞きませんでした。

 そこで少しだけ詰めて下の子の椅子を私の右隣に持ってきて、ご飯とおかずの皿テーブルの上に並べました。たころがいつも敷いているテーブルマットが無いと文句を言い出しました。しかたなくテーブルの上の食器を一旦端によせてマットを敷き、食器をきれいに並べ直しました。

 本人もこれで満足したのでしょう。素直にいただきますをして食べはじめたのですが、二口か三口食べただけで、もうご馳走さまです。あんな大騒ぎしてしたのに……。

 そいう言えばこの子は赤ちゃんの時も、ミルクは必ずひと目盛り分飲み残していました。もったいないからとひと目盛り分少なく調乳しても、やっぱりひと目盛り分残すのです。よく分かるものだと感心していました。まったく「面倒くさい子」ですね。

 さてラストを飾るの第三「面倒くさい子」は私の次女です。キングオブ「面倒くさい子」です。数えきれないほどのエピソードがあるのですが、一番困ったのは「今晩は何?」と毎日毎朝夕食の献立を聞いてくることです。「面倒くさい子」でしょう?

 そして夕食の献立が聞いたものと違っていたら「今朝言ったものと違う」と烈火のごとく怒りはじめるのです。まったく「面倒くさい子」でしょう?

 それがもう高校生になっても続いていたのですから、ほとほと困っておりました。そこで出来るだけ献立名は言わないようしました。すると「どうしてこの頃名前を言わないのだと」怒りだす始末です。

「そんなこと言っても、家には名前のない料理だってあるんだよ」とある日言ったら、それほど怒らなくなりました。でも問題はそんなことではないのです。あんなにしつこく献立を毎朝毎日聞く癖に、ほんの少ししか食べないのです。さすがキングオブ「面倒くさい子」でしょう?

 この子も母親になって、この頃では人並みに食べるようになりました。

 


筍豊作

2024-04-15 11:50:38 | 日記

筍豊作

「今夜は筍の暴れ食いだよ」

 玄関のドアを開けて出て行く夫の背中に、声をかけました。台所からは筍をゆがく米糠の甘い香りが漂っています。

「娘たちにも持ていって」と、姉から送られてきた筍は、すでに皮のむかれた状態でした。なるほどいい考えです。筍は皮付きのままだと大きく見えるのですが、皮をむいてしまうとこれっぽっちって感じだからです。

 ナイスなアイデアだったのですがね。4月からは改正された宅配便の配達日数を計算に入れてなかったのが運の尽き。翌日の夜着の予定が翌々日の午前中なってしまったのです。でもその日は私たちも用事があり、結局受け取ったのはその日の18時過ぎになりました。

 さて如何なものかと恐る恐る箱を開けてみたのですが、少しだけいたんだところを切り取っただけで済みました。それにしても大量です。今年の筍は大豊作ですね。どの筍も大きくて柔らかくてりっぱでした。姉も筍を掘るのが上手になったものだと感心したのですが、困ったことに我が家には、そんな大量の筍をゆがく鍋がないのです。

 我が家で一番大きい鍋は、三人の子供たちが家にいたころに使っていた土鍋です。普通の家庭用の土鍋よりも大きいのですが、それでも一度には入りきらず二度に分けてゆがきました。

 夜寝る前に一度、朝起きてから一度です。さて無事に下ごしらえは完了したものの、二鍋分の筍をどうやって食べるかは問題です。休日なら娘たちに持って行けるのですが、平日は無理です。

 砂糖を少しまぶして冷凍すると歯ごたえを失わずに済むそうです。一度試してみましょう。また一緒に山椒の葉も入っていたので、木の芽和えもいいですね。筍ご飯をたくさん炊いて冷凍しまよう。

 でもやっぱり炊いたのが一番ですね。夫は根元のシャキシャキした固い所が大好物です。今夜は土鍋いっぱい炊き上げて、筍の暴れ食いとしまよう。暴れ食いとは当地の方言でたくさん食べるという意味で、決して暴れながら食べるという意味ではありません。

 えっ、そんなに食べられるかって?

 大丈夫です。私ら夫婦は筍の炊いたものなら、馬みたいに食べるんですよ。馬みたいに!


蒸し返し

2024-04-11 11:00:14 | 日記

蒸し返し

 嵐のような前日の雨で、昨日は桜の花も大方散ってしましたね。でも雲ひとつない青空が広がって、見慣れた街並みがきれいに見えました。

 そんな天気に誘われて、夫と末娘と三人でお昼を外に食べにいきました。目指すお店はしばらくランチをお休みするとか。そこで近くにあったうなぎ屋さんに行きました。

 いつも一緒だった孫娘は慣らし保育の最中です。少しずつ保育時間を増やしていき、今日は3時に迎えに行くのだとか。親子でこんなにゆっくりと食事をするのも、久ぶりのことでした。

 でもなんだか手持ち無沙汰でもありました。いつもならそんな時スマホを見ている夫も、さすがにスマホを閉じたままです。それでも日ごろの些細な出来事を話しているうちに、話題は昔のことになりました。

「そういえば昔、社内旅行で海外に行っていたね」

 以前夫が行った、会社の社内旅行が話題にのぼりました。社内旅行が海外だなんて。そんな時代もありましたね。たしか夫の会社も4年くらい続けて海外に行きした。

「あの頃は景気が良かったからね」なんて言いながら、最後に行ったタイの話になりました。

「最後に行ったタイでね。係全員下痢して、通常業務ができなくなってね。それで海外での社内旅行が禁止になったんだよ」

「そう言えば、サラダ食べたんだったよね」

「船の上で食事してね、その時サラダが出たんだ。それが野菜を川の水で洗っらしくて、みんなで下痢をしたんだ」

「なんで東南アジア行って、生野菜たべるかなぁ……」

「ちょっとお母さん。三十年以上に前のことを、なんで今さら蒸し返して怒っているの」

 そういえばもう三十年以上の前のことなのに、昨日のことのように怒っていました。そんなことがあったことさえも忘れていたのに、どうしたことでしょう。

「失われた三十年だったね」

 

 その日の夕食には夫の好物である茶碗蒸しを一品つけ、うな重をご馳走してくれたお礼を心から言いました。そして「もう二度と昔のことを蒸し返したりしない」と心に決めて休みました。

 さて今朝のことです

「円相場一時1ドル=153円台に 約34年ぶりの円安ドル高水準に」とテレビのニュースが伝えておりました。

 どうやら三十数年ぶりに蒸し返しがおこったのは、我が家だけではなかったようですね。