冷蔵庫買い替えました。
今日は新しい冷蔵庫が届きました。届くのを待っている間とても嬉しかったのですが、一つだけ心配事もありました。
話は古くなりますが、古い冷蔵庫を買ってすぐの時です。飼い猫のハナコが外からヘビを咥えて戻ったことがありました。可愛いハナコの口にヘビ。私の悲鳴が古民家中に響き渡りました。
ところが私の悲鳴に驚いたハナコは、咥えていたヘビをポトリと台所の床の上に落としたのです。何ということをしてくれるんだ、バカ、ハナコ!キャーキャー言いながら箒でヘビを追い回しているうちに、ヘビが冷蔵庫の下に潜りこんでしまいました。
どうすることも出来ずにしばらく見ていましたが、出てきた様子もありません。もしかしてヘビは死んでしまったのでしょうか。でも重たい冷蔵庫を一人で動かすことはできません。
死んでしまったのなら、その内異臭がしてくるはずです。そこでしばらく様子を見ることにしました。それから何日経っても異臭はして来なかったので、ヘビは逃げたんだと思うことにしました。
それから10年経ちました。若かったハナコはお婆ちゃんになり、新しかった冷蔵庫は古くなりました。そして今日新しい冷蔵庫が我が家に来ることになりました。すると急に忘れていた10年前のヘビのことを思い出してしまったのです。
冷蔵庫の下からヘビのミイラが出てきたらどうしよう。そんなことを考えて、電気屋さんが来るまでソワソワしていました。そしていよいよ運命の時がやってきました。
埃とごみに混じって、茶色の大きな〇〇〇リの死体が一匹ありましたが、その他は何もありませんでした。ヘビはやはりあの時逃げていたのですね。
「ああ、よかった」
しかし大きな〇〇〇リでした。ヘビのミイラの心配ばかりしていたので、〇〇〇リのことなど、その時は何とも思いませんでした。でもあんな大きな〇〇〇リのミイラを、電気屋さんに見られてしまった。と今頃になって恥ずかしくなりました。