草むしりしながら

読書・料理・野菜つくりなど日々の想いをしたためます

エンゲル係数

2024-11-19 07:22:10 | 日記

エンゲル係数

 11月17日の日経新聞日曜版第1面「チャートは語る」の見出しは「エンゲル係数 日本圧迫」でした。エンゲル係数が7~9月間に28.7%まで上昇し、G7で最も高く、上がり方も急ピッチだそうです。

 確かに昨今の食品の値上がりは激しいなぁと思いながらも、エンゲル係数の方に興味をひかれました。確か中学校の時の社会科で習った覚えがあります。

 エンゲル係数とは消費支出に占める食料費の割合。19世紀、法則が発見された。生存に必須の食料への支出割合が高ければ、他の支出は細る。一般的には所得が上昇するにつれ、この割合は低下するため「生活レベルの高低を示す指数と考えられる」日経新聞3面「今日のことば」より

 ただ出来の悪い中学生でしたので、こんなにはっきりとは覚えてはいませんでした。つまりは貧乏(低所得)だと食べることに精一杯で、他のことにお金を使えない。程度の認識しかありませんでした。でもお金持ちの人は良い物を食べるので(当時のイメージだとステーキ)その分食費が嵩むのではという疑問も生じました。

 しかしその疑問に関しては教師から説明を受け納得したのですが、それがどんな説明だったかははっきり覚えていません。確か人間が食べる量に関してはそんなに大差は無いと説明されたのだけ覚えています。それにしても中学生の時たった一回こっきり習っただけなのに、今でも鮮明に覚えています。

 その日の朝何気なく新聞を開いた私の目に、「エンゲル係数」の文字が飛び込んで来ました。「まあ、懐かしい!エンゲル係数なんて、何十年ぶり」なんて声を上げてしましました。まるで懐かしい人に出会った気分になり、記事の内容には全く興味を示しませんでした。

 ですから、今日改めて記事を読んだ次第です。

 身近な食品が値上がりし、家計に重くのしかかる。実質賃金が伸び悩む中で仕事と家事の両立に課題を抱える共働き世代は、家事の時短のために中食への依存が強まる。支出にしめる食費の割合が高い高齢者の急増も係数急伸の背景だ。生活の質の劣化も心配される。

 中略 ……最高水準だから日本が貧しいとはいえない。ただ上がり方に日本に課題がにじむ………。中略 エンゲル係数の土台が高くなる中、物価の上昇が直撃。値上がり率で見てみると、「庶民の味」とされる食材ほど上昇が激しい。……中略

 ……。女性の社会進出の加速も食費の負担増の一因になったのでは………。正社員同士の共働き世帯にとっても、仕事と家事の両立が改めて問題となる。……働き方改革は道半ばだ。………エンゲル係数の急伸は食にとどまらず、働きかたを含めた日本人のライフスタイルのあり方を問いかけている。で結ばれておりました。

 

 

 


台風報告その2

2024-09-24 07:00:51 | 日記

台風報告その2

 やっと涼しくなりましたね。皆様いかがお過ごしですか。

 私は十日ほど生家の帰っておりました。当地は8月30日の台風10号による記録的な大雨以降、ほとんど雨が降っていない状態でした。暑くて早朝と夕方の前後2時間しか作業ができませんでしたが、屋敷周りの草むしりや畑仕事をなんとか終わせることができました。

 台風10号の時は線状降水帯が発生し、生家の前を流れる川の3キロほど下流で護岸が崩落しました。また生家の田んぼのある地区では農業用水の取水口が流され、田んぼに水を当てることができなりなりました。それから地区のお宮の参道に掛かる小さな橋が流されました。

 また我が家の畑の上にある自動車屋さんは、修理場に水が押し寄せました。幸い住居までは浸水しなかったものの、修理場の中にあったドラム缶2本が畑に流れてきました。

 自動車屋さんから電話があり「ドラム缶が流れてお宅の畑も池みたいになっているから、見においで」と誘われたそうです。

「しかしさすがにそれは断ってその日は家でおとなしくしていたと」姉が申しておりました。


台風報告

2024-08-31 10:38:28 | 日記

台風報告

 ここ数日迷走する台風の進路予想を見ながら、一喜一憂しておりました。

 自分勝手ではありますが台風などの自然災害は、できれば自分のところには来てほしくはありませんね。ところが思うようにはいかないもので、台風10号はほぼ生家の上空をノロノロと通過していきました。

 さて今回の台風ですが、遠く離れた所で発生する線状降水帯による被害が多発しましたね。生家の位置する地域でも、台風通過の前日に線状降水帯が発生して、あれよあれよと言うまに「緊急安全確保(レベル5)」が発令されました。

 当日の午前中に姉にLINEをしましたが「八月に入ってからほとんど雨らしい雨が降ってなかったので、台風の雨でも嬉しい」などと、呑気な返事が返ってきました。ところがその後どんどん雨足が強くなり、一番ひどい時は一時間に七九ミリの降水量がありました。

 遠く離れた所から現地の心配をする時ほど、ヤキモキすることはありませんね。TVの速報で「緊急安全確保レベル5」が出たことを知ると、詳しく知りたくてテレビのチャンネルを回しました。すると「ミヤネ屋」でいきなり生家の位置するあたりの地図が写し出されました。

「この辺りの何処かが既に氾濫しているもようです」と宮根氏の指差した先は、ちょうど生家のある場所でした。「ガァァァ〜ン」頭の中で鐘が鳴りました。しかしその後すぐに姉からLINEが入り無事を確認しました。その後雨も小降りになりました。

 ほっとした途端、今度は関西の長男のところが心配になって来ました。その時点で台風の進路は生家から一直線に長男の住むところに向かっていたのです。ちょうど長男は海外出張しており、嫁と三人の幼な子だけです。そこに嫁からLINEが入りました。

「風が少し出て来ましたが、今夜に向けても準備はバッチリです」と言う内容とともに、一枚の写真が送られて来ました。

「まあ、きれい‼️」思わず言ってしまう位に、窓ガラスに養生テープが貼られていました。まるでステンドグラスのようで、剥がすのが惜しいくらいきれいに貼ってあります。

「なるほど。今夜に向けての準備って、このことか」と思いながら見ていると、なんだか急に可笑しくなって来ました。途端に緊張の糸がプツンと切れて、「フフフ」と笑ってしまいました。

 台風はその後生家に上空を通過したあと、大きく進路を変え長男一家の住む地域には来ませんでした。嫁の養生テープによるガラス窓アートに、台風が恐れをなしたのでしょうか?


近況報告

2024-08-26 07:04:25 | 日記

近況報告

 ご無沙汰しています。みなさま如何お過ごしですか?暑い暑いと言っているうちに、八月も残り少なくなって来ましたね。

 私の方は書きかけていた文章がやっと結末が見えて来たところで、パソコンが故障してしまいました。パソコン自体は修理に出して昨日返って来たのですが、ちょっとしたミスで書きかけの文章が消えてしまいました😢

 その日はちょうどNHKの大河ドラマ「光る君」で、まひろ(紫式部)の書いた物語が焼けてしまいました。悔やむくことなくさっぱりとした表情のまひろを見ていたら、私もさっぱりとした気持ちになりました。

 まひろはこれを機に新しい物語「源氏物語」を書くことになりますね。私の方は新しい文章は思いつかないので、また最初から書き直すことにしました。なんだか前よりもいい文章が書けるような気がしてワクワクしています。

 それにしても暑いですね。早く涼しくなるといいですね。でも私の夏はこれからです。暑くて長くなりそうです。

 


筍豊作

2024-04-15 11:50:38 | 日記

筍豊作

「今夜は筍の暴れ食いだよ」

 玄関のドアを開けて出て行く夫の背中に、声をかけました。台所からは筍をゆがく米糠の甘い香りが漂っています。

「娘たちにも持ていって」と、姉から送られてきた筍は、すでに皮のむかれた状態でした。なるほどいい考えです。筍は皮付きのままだと大きく見えるのですが、皮をむいてしまうとこれっぽっちって感じだからです。

 ナイスなアイデアだったのですがね。4月からは改正された宅配便の配達日数を計算に入れてなかったのが運の尽き。翌日の夜着の予定が翌々日の午前中なってしまったのです。でもその日は私たちも用事があり、結局受け取ったのはその日の18時過ぎになりました。

 さて如何なものかと恐る恐る箱を開けてみたのですが、少しだけいたんだところを切り取っただけで済みました。それにしても大量です。今年の筍は大豊作ですね。どの筍も大きくて柔らかくてりっぱでした。姉も筍を掘るのが上手になったものだと感心したのですが、困ったことに我が家には、そんな大量の筍をゆがく鍋がないのです。

 我が家で一番大きい鍋は、三人の子供たちが家にいたころに使っていた土鍋です。普通の家庭用の土鍋よりも大きいのですが、それでも一度には入りきらず二度に分けてゆがきました。

 夜寝る前に一度、朝起きてから一度です。さて無事に下ごしらえは完了したものの、二鍋分の筍をどうやって食べるかは問題です。休日なら娘たちに持って行けるのですが、平日は無理です。

 砂糖を少しまぶして冷凍すると歯ごたえを失わずに済むそうです。一度試してみましょう。また一緒に山椒の葉も入っていたので、木の芽和えもいいですね。筍ご飯をたくさん炊いて冷凍しまよう。

 でもやっぱり炊いたのが一番ですね。夫は根元のシャキシャキした固い所が大好物です。今夜は土鍋いっぱい炊き上げて、筍の暴れ食いとしまよう。暴れ食いとは当地の方言でたくさん食べるという意味で、決して暴れながら食べるという意味ではありません。

 えっ、そんなに食べられるかって?

 大丈夫です。私ら夫婦は筍の炊いたものなら、馬みたいに食べるんですよ。馬みたいに!