うえぽんの「たぬき鍋」

日々のつれづれ、野球ネタ、バカ話など、何でもありの闇鍋的世界?

激闘!うえぽん一族vs蠅

2005-10-19 21:35:24 | 雑記
一昨日ごろから、台所で蠅が一匹ブンブンと飛んでやがった。これがなかなかすばしっこいヤツで、丸めた新聞紙でひっぱたこうとするたびに寸前でサッと逃げてしまう。殺虫剤を噴射しても、素早く「爆心地」から逃げてしまい、死に至らしめることはできなかった。

蠅とか蚊という連中は複眼を持ち、動くものを察知する能力が高いので、叩き潰される寸前でも素早く逃げることができる。血を吸われたり耳元でブンブンとイヤな羽音を聞かされたり、やりたい放題されているこちらとしては実にイライラするのだが、向こうだって生活(?)がかかってるから必死である。

我々とヤツとの死闘は今日まで続いたのだが、つい先ほど、あっけなく終幕を迎えた。夕食の時のことである。ごはんを食べ始めると、ヤツがどこからともなく現れた。出来たてのおかずのまわりをブンブンと飛び、いつ食べてやろうかと舌なめずりをしている(ように見えた…?)。
そこへ、ヤツを払いのけようと母の平手が飛んだ。本来ならヤツは苦もなく平手をよけただろう。ところが、これまでの激しい闘いでだいぶ体力を消耗していたらしく、ヤツはよけきれずに平手の直撃を食らった。
これが効いたのか、ヤツはまわりをフラフラと飛び、徐々に高度を下げていく。いよいよヤツを仕留められるか…と、そこまでは良かったのだが、後がいけない。ヤツが着陸したのは私の中華風スープの入ったお椀の中だったのだ。全てがスローモーションのように見えた。お椀になみなみと盛られたスープの中で、ヤツは最後のあがきを見せた。羽根をバタバタさせて必死に脱出しようとしている。しかし、スープのとろみと熱には勝てず、ヤツの動きは徐々に緩慢になり、そして止まった。

蠅との闘いに我々は勝利した。しかし、その代償として、私のスープは蠅とともに流しの三角コーナーに葬られたのであった。がっかり。