今日は、父方の祖母の七回忌にあたります。早いもんだなぁ。
法要をするので菩提寺にうえぽん一族集合!写真は、菩提寺のアイドル、くるみちゃんをなでる妹・ミオ。当たり前ですが、「ロックな幸せ☆」の管理人さんとはまったくの別人です(笑)。くーちゃんかわいいよくーちゃん。
法要をするので菩提寺にうえぽん一族集合!写真は、菩提寺のアイドル、くるみちゃんをなでる妹・ミオ。当たり前ですが、「ロックな幸せ☆」の管理人さんとはまったくの別人です(笑)。くーちゃんかわいいよくーちゃん。
午前11時半、友人カワリ氏より突然の電話が。
「いきなりなんだけど、今日、午後1時から空いてない?」
むむむむ、一体何の誘いじゃ?昼間から合コンというわけではあるまい。そもそもカワリ氏は合コンなぞやらないだろう。
「草野球のメンバーがギリギリなの。もし良かったら…」
そういうことか。二つ返事で身支度を整え、世田谷の羽根木公園へ自転車をすっ飛ばしたのだった。いつもの、カフェ兼日本酒BARのマスター・Fさん率いる「ペッツ」の助っ人である。今日は天候が怪しかったので、まさかのことを考えあまりメンバーを呼ばなかったそうで、「まぁあいつはいつもヒマだから呼べば来るだろう。出場確定!」というノリなのだろう。事実ヒマだし、呼ばれれば大概断らん(笑)!野球でも芝居でも、人手不足の場合はいつでも使ってちょーよ、という感じである。
ペッツの先発予定だった人が、どうしたわけだか連絡が付かなくなり、急遽Fさん自らマウンドに立つことに。「今日は腰が痛いから力入らねぇや」と笑いながらも、キャッチボールで見せた球のキレは上々だ。
チームのエースでもあるFさんのピッチングは「緩急自在」ならぬ「緩々自在」が持ち味だ。ゆっくりと振りかぶり、打者にではなく空に向かうようにヒョイッと投げる。球はゆっくり弧を描き、直方体であるストライクゾーンの上の面から入り、下の面に突き抜けるようにして、捕手が構えたミットに収まる。シュートとスライダーを中心に、ストライクゾーンの右から左へ、あるいは左から右へと横に揺さぶる対角線投法はプロでもたくさんの投手が使っているが、真上から真下を使って縦に揺さぶる対角線投法の使い手は、記憶にない。私が生まれるよりずっと前、阪神にいた渡辺省三投手が、「省やんボール」(超スローナックル)を用いて縦の対角線投法を見せていたらしいが、1試合で10球以上は使わなかったという。Fさんは逆で、直球はあくまでスローボールを生かすための見せ球としてしか使わない。
Fさんの好調時は、打者が全くタイミングを取れず、内野ゴロの山が築かれる。ただし、遅い分球威がないから、ストライクが決まらず球が真ん中に集まりだすとひとたまりもないという、両刃の剣でもあったりする。
さて、試合開始。私はライトを守る。ちなみに、守備に自信はない。ボール来ませんように…とひたすら祈り、その祈りが通じてFさんはあっさりと打者を片づけた。先発予定の人はまだ来ない。
試合は緊迫した投手戦になった。相手チームの投手はオーソドックスな攻めでねじ伏せ、Fさんはスローボールでことごとく打者を引っかけさせる対称の妙。スコアボードに「0」が次々と続く。草野球ではなかなかない光景である。特にFさんの力投が光る。とにかくランナーが出ないのだ。四死球がない。ランナーが出たのはせいぜい振り逃げぐらいで、ヒットもろくに打たれていないはずだ。また、出ても後続をピシャリと断ち、ホームまで返さない。安定感抜群である。先発予定の人は全く来る気配がなく、Fさんも「もう来たって投げさせねぇ」とニヤリ。
試合が動いたのは、4回裏のペッツの攻撃であった。ヒット2本(2本目は私!)を足がかりにチャンスを作ると、相手守備の乱れ(悪送球)で待ちに待った1点先取!これで一気に流れが来るか…と思いきや、敵もさるもの、追加点を与えない。
この後も淡々と0行進が進み、なんと1-0のまま試合が終わってしまった!Fさんの完投シャットアウト!1-0なんて、草野球ではきわめて珍しいスコアである。しかも、試合時間はたったの約1時間15分。いかに締まった試合であったかを表すかのような短時間だ。球場の貸し時間は2時間で、まだまだ余っているため、記録なしで延長戦をすることになったが、途端に双方とも「ガス欠」を起こしたようで珍プレー連発。だから草野球は7回までなのね(笑)。
試合後は、魚肉ソーセージをつまみにビールで乾杯!
とうとう最後まで先発予定の人は来なかった。しかし、そういう緊急事態が起こったほうが信じられないような良い結果が出る、なんてのは野球に限らずよくあることだ。記録を見ると、なんと被安打1本。準ノーヒットノーランの快投だった。「腰痛で力が入らなかったのがかえって良かったのかなぁ」とFさん。完封は草野球生活初だそうである。
ちなみに、私のところへは、最後まで1本も打球は飛んでこなかった。
「いきなりなんだけど、今日、午後1時から空いてない?」
むむむむ、一体何の誘いじゃ?昼間から合コンというわけではあるまい。そもそもカワリ氏は合コンなぞやらないだろう。
「草野球のメンバーがギリギリなの。もし良かったら…」
そういうことか。二つ返事で身支度を整え、世田谷の羽根木公園へ自転車をすっ飛ばしたのだった。いつもの、カフェ兼日本酒BARのマスター・Fさん率いる「ペッツ」の助っ人である。今日は天候が怪しかったので、まさかのことを考えあまりメンバーを呼ばなかったそうで、「まぁあいつはいつもヒマだから呼べば来るだろう。出場確定!」というノリなのだろう。事実ヒマだし、呼ばれれば大概断らん(笑)!野球でも芝居でも、人手不足の場合はいつでも使ってちょーよ、という感じである。
ペッツの先発予定だった人が、どうしたわけだか連絡が付かなくなり、急遽Fさん自らマウンドに立つことに。「今日は腰が痛いから力入らねぇや」と笑いながらも、キャッチボールで見せた球のキレは上々だ。
チームのエースでもあるFさんのピッチングは「緩急自在」ならぬ「緩々自在」が持ち味だ。ゆっくりと振りかぶり、打者にではなく空に向かうようにヒョイッと投げる。球はゆっくり弧を描き、直方体であるストライクゾーンの上の面から入り、下の面に突き抜けるようにして、捕手が構えたミットに収まる。シュートとスライダーを中心に、ストライクゾーンの右から左へ、あるいは左から右へと横に揺さぶる対角線投法はプロでもたくさんの投手が使っているが、真上から真下を使って縦に揺さぶる対角線投法の使い手は、記憶にない。私が生まれるよりずっと前、阪神にいた渡辺省三投手が、「省やんボール」(超スローナックル)を用いて縦の対角線投法を見せていたらしいが、1試合で10球以上は使わなかったという。Fさんは逆で、直球はあくまでスローボールを生かすための見せ球としてしか使わない。
Fさんの好調時は、打者が全くタイミングを取れず、内野ゴロの山が築かれる。ただし、遅い分球威がないから、ストライクが決まらず球が真ん中に集まりだすとひとたまりもないという、両刃の剣でもあったりする。
さて、試合開始。私はライトを守る。ちなみに、守備に自信はない。ボール来ませんように…とひたすら祈り、その祈りが通じてFさんはあっさりと打者を片づけた。先発予定の人はまだ来ない。
試合は緊迫した投手戦になった。相手チームの投手はオーソドックスな攻めでねじ伏せ、Fさんはスローボールでことごとく打者を引っかけさせる対称の妙。スコアボードに「0」が次々と続く。草野球ではなかなかない光景である。特にFさんの力投が光る。とにかくランナーが出ないのだ。四死球がない。ランナーが出たのはせいぜい振り逃げぐらいで、ヒットもろくに打たれていないはずだ。また、出ても後続をピシャリと断ち、ホームまで返さない。安定感抜群である。先発予定の人は全く来る気配がなく、Fさんも「もう来たって投げさせねぇ」とニヤリ。
試合が動いたのは、4回裏のペッツの攻撃であった。ヒット2本(2本目は私!)を足がかりにチャンスを作ると、相手守備の乱れ(悪送球)で待ちに待った1点先取!これで一気に流れが来るか…と思いきや、敵もさるもの、追加点を与えない。
この後も淡々と0行進が進み、なんと1-0のまま試合が終わってしまった!Fさんの完投シャットアウト!1-0なんて、草野球ではきわめて珍しいスコアである。しかも、試合時間はたったの約1時間15分。いかに締まった試合であったかを表すかのような短時間だ。球場の貸し時間は2時間で、まだまだ余っているため、記録なしで延長戦をすることになったが、途端に双方とも「ガス欠」を起こしたようで珍プレー連発。だから草野球は7回までなのね(笑)。
試合後は、魚肉ソーセージをつまみにビールで乾杯!
とうとう最後まで先発予定の人は来なかった。しかし、そういう緊急事態が起こったほうが信じられないような良い結果が出る、なんてのは野球に限らずよくあることだ。記録を見ると、なんと被安打1本。準ノーヒットノーランの快投だった。「腰痛で力が入らなかったのがかえって良かったのかなぁ」とFさん。完封は草野球生活初だそうである。
ちなみに、私のところへは、最後まで1本も打球は飛んでこなかった。