時代のウェブログ

イマを見つめて
提言します

篠山紀信さん死去

2024年01月05日 15時00分12秒 | マスコミ
私事から入るが、筆者は中学・高校と写真部だった。何を撮っていたかと言うと「カメ小」のハシリで、当時人気絶頂だった山口百恵ちゃんや桜田淳子ちゃんを追っかけて撮影していた。現在は街中で勝手に芸能人を撮影するのは禁止とか、あるいは盗撮容疑で条例違反にすらなりかねないらしいが、あの時代は肖像権とか個人情報とかが大らかな時代だった。
脱線するが少年漫画雑誌には「〇〇先生へのファンレターはこちら。東京都練馬区石神井一丁目XX-XX」みたいに漫画家の自宅住所が堂々と掲載されていた。漫画家志望の青年が自作原稿を見てもらおうと自宅へ押しかけたとか、漫画家にとってはなんとも迷惑な話だが、それで才能が認められてアシスタントに採用されたなんて都市伝説もある。ともかくそんな時代だった。月刊明星や平凡には人気芸能人の月間スケジュールが「2月1日テレビ東京ヤンヤン歌うスタジオ収録。2月2日豊島園。グラビア撮影。2月3日池袋パルコ。サイン会・・・」みたいに詳細に掲載されていたので、それを見て写真を撮りに行っていた。

その時代、ある日、篠山紀信先生の講演会があった。カメ小の筆者にとって、明星や平凡でアイドルを撮りまくっている篠山先生は憧れの人、いや神様だから当然聴きに行った。そこで覚えているエピソードがある。講演後、ファンの質問コーナーがあって、そこで「写真家として一番撮りたいアイドルは誰ですか?」という質問があった。先生の答えは「僕は出版社に依頼されて撮ってるので、別に百恵が好きだから撮りたいとか淳子が好きだから撮りたいって仕事しているわけじゃありません。依頼された被写体をベストに撮るのが仕事です。だから写真家として撮りたい芸能人はいません。・・・・でも個人として好きな芸能人は南沙織です」
もちろんこの講演会は独身時代の頃です。のちに篠山紀信・南沙織結婚というニュースを聞いて「なんて正直な人なんだろう」と感激しました。公開の講演会で堂々と「個人的に好きなのは南沙織」って言うなんてすごいよね。そしてマスコミも特にそれで騒がないってのも時代ですねw

なんか良い思い出です。謹んでご冥福を祈ります。

N国党一議席獲得。おもしろくなってきたぞ。

2019年07月29日 17時34分53秒 | マスコミ
たった一議席獲得したくらいで何も変わるわけがないと思ってる国民がほぼ100%だろう。
だが同時に改憲勢力が2/3を下回ったってところがおもしろい。
国民民主党あたりからの切り崩しを狙ってるようだが、どうしても改憲に一議席ふやすのが必須になったら、NHK放送スクランブル化を認めてる代わりに改憲に賛成させるって取り込みが絶対にないとは言い切れない。
そういう予想外のハプニングが起こるのも政治ね。

安田さんの自己責任論に関するマスゴミの偏向報道

2018年10月29日 08時36分50秒 | マスコミ
安田純平さん解放について自己責任論の是非について、あれこれ報道されているが、新聞・テレビが一斉触れないことがある。
それは、危険地帯に新聞・テレビが自分の会社の社員を派遣することは絶対にないということだ。
なにより労組が断固派遣を拒否するし、万一、派遣して誘拐・拉致事件が発生したら何億円という身代金を用意しなければならない。加えて社会からの批判もものすごいだろう。依ってマスコミ各社が自らの社員を派遣することは絶対にないのである。
しかし記事はほしい。取材してほしい。
そこで大金を報酬として用意してフリージャーナリストを雇って取材させている。
個人の自己責任論を論じるのも結構だ。
だが、その背景に決して自らは窮地に陥る危険は避け、金を力で弱者に取材させている大手マスゴミが存在してることを忘れてはならない。

ランキング番組で「ベストスリーの発表!でもその前に…」の謎

2017年09月23日 23時30分00秒 | マスコミ
「行列ができる絶品ラーメン店」とか「爆安!ディスカウントストアベストテン」みたいなテレビ番組がある。
第10位!!〇〇〇、第9位!!×××……と発表していく。そして多くの場合、「いよいよベストスリーの発表!……でもその前に」と言っていくつか紹介されることが多い。
視聴者としてはなんだかスッキリしない。ランキング番組ならきっちりランキングしてくれよ。11位以下ならそうランキングするべきだ……と。

このようなランキング取材番組は、まず企画会議で放送作家などがネットや週刊誌などの情報を元に取材先候補をあげる。
しかしベストテン番組だからといって、きっちり10か所だけ取材するわけではない。
もしきっちり10か所にしてしまうと、万が一取材NGや放送NGになってしまった時にベストテンが揃わなくなってしまう。
NG後に新たな取材先を見つけるのはリスクが高い。
そこで、こういう場合は実際よりも多めに取材しておく。
そしてその中からベストテンを選ぶわけだ。
かといって、わざわざ取材させてもらって没で全然放送しないと色々と問題が生じる。
なにしろ今はツイッターなどで簡単に批判が拡散するからね。
また取材にはそれなりに経費も使っている。
そのためベストテンからあぶれた取材先をまとめて放送するのが「いよいよベストスリーの発表!!……でも、その前に」の真相w

まったくイケてなかった今週の『めちゃイケ』

2012年03月12日 04時03分00秒 | マスコミ
3月10日に放送されたフジテレビ「めちゃ×2イケてるッ!」は、なんとも不愉快な番組だった。
題して「東北とつながってるね!生放送でプレゼントSP!」。
一週間前に出演者から乗用車や腕時計(ロレックス)、バッグ(シャネル)などを提供させて、それが欲しい震災被災者は欲しい理由を書いて応募してこいというもの。応募者の中から一番心を打たれたエピソードに賞品を贈るという。
ちょっと聴けば被災者支援のように誤解するが、これは、つまり「震災被災者の悲惨体験弁論大会」だ。
悲惨な体験を語りなさい。みごとに審査員を泣かせたら、豪華賞品を進呈――である。
被災者本人が語るのでなく、西山喜久恵がメッセージ代読の形式を取っていたためにうまくカムフラージュしてたが、そういうことだ。豪華賞品欲しさに震災体験悲惨話を必死でする被災者たちをおもしろウォッチング。悪趣味極まりない。

同じフジテレビで放送されている「明石家サンタ・史上最大のクリスマスプレゼントショー」も決して品がある番組とは言い難いが、昨年末の放送(震災後)で、震災に関する話を一本も採用してなかったのは評価できる。
さんま「どんな不幸があったの?」
電話主「津波で家族が流されました」
(カランカラン)さんま「ごーうかーく」
――これが、いかに不謹慎極まりないか、あちらの番組スタッフは知ってたようだ。
ともあれ「こないだの『めちゃイケ』はなんや」と、岡村がさんまに説教されて、また休まなければ良いのだが(笑)。

池上彰氏が3月でレギュラー番組を降板するそうです

2011年01月23日 08時26分40秒 | マスコミ
池上彰、3月でレギュラー番組降板!

「売れてるのにもったいない」と思われるかもしれない。
しかし、むしろテレビを降板して執筆活動や講演等を行ったほうが、ご本人のためだろう。

テレビに頻繁に出る人間は、テレビ局と所属事務所間で「ランク」という物が取り決められている。
これは30分単位の出演料だ。
正確ではないが、たとえば、「オードリーは30万円、 くりぃむしちゅーは80万円、明石家さんまは180万円……」みたいな感じ。
仮に明石家さんまに1時間番組の出演依頼すれば、ギャラは360万円になる。

「ランク」があることで、テレビ局と所属事務所は番組の出演交渉の度に、いちいち出演料の交渉をする必要がない。
またテレビ局側は「出演料の総予算が1千万円だから、このタレントとこのタレントを起用する」というように、キャスティングを決める際に予算配分できる。

ところで、この「ランク」は2種類ある。
ひとつは「タレントランク」と称される物で、もうひとつは「文化人ランク」と称される物だ。
タレントランクは、歌手・俳優・お笑い芸人など。いっぽう文化人ランクは、学者・評論家・作家など。
そしてタレントランクと文化人ランクは、同程度の売れっ子でもゼロが1個ちがうとされる。
すなわちタレントランクで100万円くらい付く売れっ子でも、文化人ランクになると10万円程度になる。
これはテレビ出演で行う仕事の差が大きい。タレントランクで付けられている人間は、歌唱や演技、お笑いといった芸能を披露するのに対して、文化人ランクで付けられている人間はトークがメイン。報道番組やワイドショーのコメンテーターなどがメインの仕事だ。

池上氏は当然、文化人ランクであろう。仮にタレントランクの爆笑問題がニュース解説を行えばギャラが200万円でも、池上氏ならば文化人ランクなので20万円で済むという話だ。
不景気のテレビ局に取っては、文化人ランクで視聴率が稼げる池上氏は宝だったはず。いっぽう池上氏にすればテレビはおいしいメディアではなく、むしろ断って本業に専念したほうが良いって判断だろう。

余談だが、昨年、爆発的に売れっ子となった戦場カメラマンの渡部陽一氏。彼も本業はカメラマンであるから、ギャラは文化人ランクのはず。つまりは雛壇芸人と同等か、それ以下か。その金額で中堅芸人くらいのポジションで使えるのだから、テレビ局に取っては貴重な人材であろう。あちらこちらの番組で見かけるのは「さもありなん」なのである。

サンデーモーニングって中国中央電視台の番組だっけ?

2010年10月31日 17時53分10秒 | マスコミ
今朝の「サンデーモーニング」。
対中問題で佐高信なる頭がいかれたオッサンが、
「前原(外務大臣)の発言というより前原という存在自体が問題。前原を外相にした時点で日本が先に中国の頬を殴ったようなもの。先に攻撃したのは日本だ」と頓珍漢発言。
これには開いた口が広がらなかった。
何言ってんの? だったら次からの組閣は日本国の内閣総理大臣ではなく、コキントーなりシューキンペーにやってもらえばいい(笑)。

TBSのエセ報道番組はひどい物が多いけど、サンモニは特にひどい。
そもそも関口宏が代表を務める(株)三桂の売れないタレントをアシスタントとして出すためにやってるような番組ですからねえ。どうしようもない。
キャスターなんか辞めて本業に戻れ!と苦言を呈してる人がいましたが、そもそも本業って何ですか?
役者は本業じゃないでしょう(笑)。だって代表作知らないもん。父親の七光で俳優になっただけの人ですから。
本業は芸能プロの社長さん。そして自社タレントをねじこんで、好き勝手に有害番組を流してるだけです。

むかしあった番組のタイトルじゃありませんが「こんなものいらない!」

信頼されないマスゴミ

2010年08月02日 08時24分00秒 | マスコミ
今朝の各局のワイドショーが、何をトップに持ってくるか非常に興味があった。

フジテレビ『とくダネ!』とテレ朝『スパモニ』は共に日テレの取材事故。これに対して日テレの『スッキリ』は大阪のネグレクト子殺しだった。

ニュースの重要性の判断には差があって当然だ。日テレの取材事故と、大阪の子殺しと、どちらが「より伝えるべき情報」かは見解が割れてもおかしくない。

しかし日テレは、たとえ取材事故のニュース性が子殺しよりも低いと判断したとしても、まず第一に自らの事故について検証して報道するべきだろう。最も深く、詳しく取材できるメディアとしての義務ではなかろうか?

政治家の不祥事について、「十分な説明責任を果たしていない」などとマスごミが声高に叫んでも、なぜか白々しく本気さが感じられないのは、こういう時の態度が原因だろう。

NHK、大相撲中継でハムレット?!

2010年07月02日 07時00分00秒 | マスコミ
「大相撲中継の結論、6日以降に」…NHK会長
 大相撲の野球賭博問題で、NHKの福地茂雄会長は1日の定例記者会見で「名古屋場所を中継するかどうかの結論は6日以降に出す」と述べた。
 NHKでは、日本相撲協会からの今後の対応策などに関する説明が5日にもあると見ており、それを踏まえて最終的な決断を下す。
 中継の是非に関して福地会長は「全く白紙の状態。中継するにしてもしないにしても、公共放送として責任がある」と、同協会の説明内容を吟味する姿勢を強調。「(同協会の説明を)視聴者が納得できればそれでいい」とも発言、決定の要件として視聴者の意向を最大限に重視していることを明らかにした。
 また「国技なのだからクリーンで、国民に愛されるスポーツであってほしい」との要望も口にした。
 NHKによると、この問題に関しては先月30日までに視聴者から約8200件の意見が寄せられ、7割弱が中継に反対。賛成は1割となっている。


中継すれば「どうして中継する?!」、しなければ「なんで中継しない?!」って抗議が殺到するんでしょうね。
NHKも気の毒……では全くない(笑)。

これが民放ならば極めて簡単だ。
スポンサーが付いてるなら放送すれば良い。
気に入らない視聴者は見なければ良いし、さらにはスポンサー商品のボイコットでもすればいい。

だったら「NHKも気に入らない視聴者は見なけりゃいい」とは簡単に言えない。
見なくても、しっかりと受信料を略取される。
「見なかったんだから払わない」といえば裁判沙汰だ(笑)。

以前にも書いたが、大相撲にしても高校野球にしても大河ドラマにしても韓流ドラマにしても、すべて「個人的嗜好」だ。好きな人もいれば嫌いな人もいる。
そういう代物を、全テレビ所有者から強制的に受信料を強奪して放送しているから、こういうややこしい事態になる。

民営化して、見たい視聴者からだけ受信料を取ってスクランブル放送すれば何の問題もない。

NHKとの戦い方

2010年05月15日 15時53分56秒 | マスコミ
「NHK受信料滞納で初の強制執行へ」
 NHKは14日、受信契約を結びながら法的督促に応じない8都府県の8人に対し、強制執行の手続きに入るための予告通知を郵送したと発表した。21日までに支払いがない場合24日以降、各地の地方裁判所に対し、受信料回収の強制執行手続きの申し立てを行う。実現すれば、受信料を巡りNHKが強制執行に踏み切るのは初めてとなる。

もう飽きるほど書いてるが、筆者はNHK解体を唱え、受信契約を結ばず受信料は一度も払ったことがない。何度か契約を結んでくれとNHK関係者が訪れ、その度に「結ばないから、不満ならば訴訟してくれ」と言っているが、残念ながら訴えられない。

前にも書いたが、NHKの受信料不払い訴訟というのは、すでにNHKと受信契約を結んでいるにも関わらずに受信料を払っていない人間に対する訴訟だ。
契約したのに払わないのだから、裁判になればNHKが勝つに決まってる(笑)。契約不履行なのだから。
筆者のように「契約する義務」を争おうとしている人間を訴えた例はまだない。もしも負けたら堰を切ったように契約解除を申し出る人間が続出するだろうからNHKも手を出さないのだろう。

第2回の事業仕分けは独立行政法人だった。国民の批判が集中した。
天下りは相変わらず評判が悪い。
こんな状況下において、ネット世界は別にして、既存メディアではNHK批判がほとんどない。
困ったものだ。

【独法以下のNHK】
放送法で「NHKは儲けてはいけない」と規定されています。NHKがずっと黒字というのはどういうことか? それは受信料を取り過ぎていることを表します。適正な金額に受信料を引き下げなければならない。だからNHKは黒字を出しません。
別に難しいことではありません。NHKには子会社など30を超える関連法人があります。利益になりそうな分は、こっちに流してしまえば良いのです。番組制作会社との契約なんか完全な随意契約ですから何とでもなります。
UR独立行政法人都市再生機構やNEXCO高速道路株式会社(旧道路公団)などが本体の利益隠しとして多数の関連企業(ファミリー企業)に資金を流してますが、NHKもそれと同じ。経営改善して契約者に受信料を下げる気など100パーセントありません。
ついでに言うと、朝青龍騒動で有名になった横綱審議委員会。内館牧子さんが有名になりましたが、あの当時(2007.1~2009.1)に第11代委員長を務めていたのが元NHK会長の海老沢勝二でした。アンチNHK派には「エビジョンイル」のニックネームで知られた人物です。NHK会長経験者は他にも坂本朝一が第7代委員長を務めています。また現在の委員にはNHK現会長・福地茂雄が名を連ねています。相撲協会がこれだけNHKを大事にする理由は言わなくても解りますね。年6場所の中継料として多額の金銭がNHKから相撲協会に支払われているからです。その金の出所はあなた方が取られた受信料です。NHK会長はみなさまの受信料のおかげでちゃっかり名誉も頂いているわけです(笑)。

【議員はなぜNHKと戦わないか】
かつてNHKの番組を「偏向的だ」と批判した議員はいました。
しかし公務員や独立行政法人以下の組織に腐り切っているNHKを解体しようとか、放送法を改正しようとか言う議員は出てきません。
そんなことを言うと、全放送局から叩かれて自分の身が危なくなるからです。
どんな議員でも、全テレビ局から「あいつは悪い」という放送を流され続ければ、当選などまず無理です。小泉劇場や政権交代の嵐を見れば、明らかです。
NHK解体を唱えてNHKから目の敵にされるのは解ります。でも民法までがなぜ敵視するのか?
それは民法にとってNHKはとても大事な組織だからです。
ハイビジョン、放送衛星、デジタル放送……etc.
放送に関する最新技術はNHKが率先して研究、開発してきました。民法はNHKが開発した新技術を利用すればいい。製薬会社に例えればNHKが新薬を開発し、民法はそのあとで安くジェネリック薬品を作ればいいのです。
しかし、もしもNHKがなくなってしまうと、今後そういった最新技術は民法各社が資金を出して取り組まなければなりません。NHKがなくなるのは民法も大いに困るのです。
かつて『朝ナマ』でNHKを取り上げた時も、ほぼ全てのパネラーがNHK肯定派でした。宮崎哲弥などは「テレビを購入する際に、その場でNHKと受信契約を結ばなければ買えなくしろ」なんて暴論まで吐いてました(笑)。
まあテレビで飯を食ってる人たちはNHKに楯突いたら仕事がなくなるから仕方ありませんが……。

結論として、社会の害悪NHKはわたしたちの力で粉砕するしかありません。
受信料を払いたくない人は、ただ支払い拒否するだけではいけません。
一度でも受信料を支払った記録があれば、恐らく受信契約を結んだことになっています(※このあたりのNHKの狡猾さは過去ログを見てください)。
まずは契約解除を申し出ること。内容証明郵便でも送れば良いかな。
契約したままの不払いだと100パーセント負けますが、契約解除訴訟になれば解りません、ていうか恐らく前述の危惧でNHKのほうが手を引くはずです。

今の日本をダメにした……

2010年02月20日 02時07分00秒 | マスコミ
金曜日の『太田総理――』で、「今の日本をダメにした10人」というアンケート調査を発表していた。
1位は小沢一郎。
まあ、今やった調査ならば、この方が1位になるのは当然か。
ていうか「ダメにした」って過去形じゃなくて「ダメにしている」って現在進行形なのが、もっと困るが。
しかし、そのあとが驚き。
2位 朝青龍
3位 酒井法子
……おいおい、彼らがどれだけ日本をダメにした?
国家をダメにするほどの権力者じゃないだろ?
単なる相撲取りと女優だぞ。
もっともっと他に挙げるに相応しい人物がいるだろうに……。

日本をダメにした「人」を誰か特定するのは難しいが、日本をダメにした「モノ」がハッキリと分かるアンケートだね。
一番、今の日本をダメにした「モノ」はマスコミで間違いないようだ。


貧乏籤を引くのは誰?

2009年05月08日 12時26分00秒 | マスコミ
「今回は当選者がいなかったので4億円は次回にキャリーオーバーになります」――みたいに聞こえる。
「世界新記録まであと1本に迫ったイチロー選手でしたが、今日は4打数無安打で記録達成は持ち越しになりました」――みたいにも聞こえる。

何の話かと言うと、新型インフルエンザの報道だ。
「疑いがあった○○市の○○歳の男性でしたが、新型インフルエンザではありませんでした」と報ずるアナウンサーの言葉が、まるで上記のニュースのように聞こえてならない。
恐らく各局は、いつ第1号患者が出ても良いように、準備万端で手薬煉を引いているんだろうな。
うまくしゃべれる医者や学者に出演交渉を済ませ、VTRも編集済みの筈だ。

もちろんマスコミは個人情報保護で、第1号患者を特定できるような報道は控えるだろう。でもこれだけ世間の関心が集まってしまうとネットに情報流失する危険性は十分に考えられる。まったく気の毒だと思う。

そうなればマスコミはお得意の「ネット有害論」を振りかざすんだろうね。ここまで煽りに煽っといて……。まったく知能犯だよねえ。

【追記1】(2009.05.08. 22:30)
<新型インフル>日本人初 シカゴ在住男児が感染

【追記2】(2009.05.09. 09:00)
国内初感染者確認 大阪の高校生2名と引率教員

横浜の高校生に疑い……って時点で修学旅行が危険ってのは予見可能だったと思う。
従来のインフルエンザでも学校は感染拡大の要注意スポットのひとつだよな。
北米への修学旅行やホームスティなどは中止させとくべきだった。自粛や延期を呼びかけたとは思うが既に実施が決定しているとキャンセル料などの問題で、中止や延期が難しいのではないか? そういう経済的な問題を補償して中止や延期を指導するべきだったね。
大型補正予算が「バラマキ」と問題にされてるが、こうした事がらに関してこそ速やかに行うべきだ。与野党の怠慢という印象が否めない。


TBS情報番組でまたやらせ。何回目?

2009年04月27日 19時44分00秒 | マスコミ
なにかと問題を起こすTBSの報道・情報番組だが、『情報7days ニュースキャスター』で、またまた「やらせ疑惑」が浮上した。

TBS、やらせ謝罪

『情報7days ニュースキャスター』は17年半も続いたTBS土曜夜の看板番組『ブロードキャスター』を打ち切り始められた番組。ビートたけしと人気局アナ・安住紳一郎をメインに起用して視聴率回復を狙った。『ブロキャス』の視聴率低迷は裏番組の『エンタの神様』に食われた事が大きいため、情報番組の体裁を取りつつ、たけしによる「笑い」も加味する狙いか?

「誤解を与えかねない表現になったことをおわびします」と謝罪した。こんな言い訳がましい謝り方じゃなく、もっと正々堂々と謝罪しなよ。草ナギ君の謝罪のほうがよっぽど潔く好感が持てた。
この四月改編で大きく放送枠をいじったのが日テレとTBSで、平日午後7時台に、それぞれ『サプライズ』(日テレ)と『総力報道!THE NEWS』(TBS)というベルトの生放送を始めた。
先のWBC中継では、イニングが代わる度に『総力報道!THE NEWS』の番宣スポットがしつこいぐらい流れていた。それだけ、かつての「報道のTBS」復活に賭けていたのだろうが、その矢先にまたこれじゃねえ……。
もはやTBSと朝日新聞の報道は、誰も信じないんじゃないか(笑)?


朝日新聞記者、対局中にサインねだる

2009年04月11日 05時27分00秒 | マスコミ
朝日新聞記者、対局中にサインねだる

嫌われ者の朝日だけにネット上の批判が物凄い事になっている(笑)。
非常識な行為なのは紛れも無い事実だが、「試合中のスポーツ選手にサインをねだるような物」という批判は多少、的外れ。
将棋の対局は朝から夕方まで続くため、棋士はその間、席を中座して散歩したりするのが珍しくない。
他人と会話するのも自由だ。ただし局面についての話題は禁止だが(笑)。「次はどう差せばいい?」なんて会話は支障が有るからね。
確か『相棒』や『古畑任三郎』でも、対局中の棋士に事情聴取するシーンがあったと思う。本物の刑事はわざわざそんな時を選んで事情聴取はしないだろうからドラマ上の演出だが、全く有り得ないことではないのだろう。

棋士がこうした事をするのは相手の考慮中で、自分の貴重な考慮時間を浪費することはない。長期戦でモチベーションを保つために、あえて自分の考慮時間と相手の考慮時間でオン・オフを切り替えているように思う。対局中ずっとピリピリしていたんでは身が持たないだろう。
だから「郷田さんの手番だと思っていた。うかつだった」という記者の釈明は実情に合っているのだが、将棋を良く知らない人には伝わりにくいだろう。むしろ逆効果な弁明で、何も弁解せずに謝罪だけすれば良かった。

「羽生さんとは長い付き合いなので、つい……」と釈明しているらしいので、これまでにも対局中の羽生さんと歓談することが何度もあったのだろう。
ただしサインを頼むのは、やっぱり失礼だね。相手から話しかけられて応じるのは構わないが、こちらから対局中の棋士に何かを依頼するのは、失礼な行為と感じる。

なにより、これが名人戦で全国に生放送されていたって点が大問題だよな。
やっぱり「おかしい」って思われて仕方ない。
そういう部分を判断できないのだから軽率な行動と批判されても仕方ないだろう。

余談だが、この「名人戦」は、朝日新聞と毎日新聞の間で浅からぬ因縁がある(笑)。朝日にはいわくつきのタイトルなのだ。

【追記】
この老記者の行動は「非常識」というよりも、むしろ「無神経」という方が適切ではないかと思う。
我が身を省みて思うのだが、若い時に比べて自分も随分と「ずうずうしく」なった物だと恥じる時がある。
羽生さんのように年長者に敬意を払って配慮してくれる若者がこの国には多く、年寄りって、だんだんそういう配慮に鈍感になっていくようだ(笑)。
これは「老害」の一種だと感じる。この老記者も、これを良い機会に、そろそろ後進に途を譲られてはいかがかと思う。


テレビ局の「下請けいじめ」是正へ

2009年02月26日 00時20分02秒 | マスコミ
テレビ局の「下請けいじめ」是正へ=ガイドラインを策定-総務省

 総務省は25日、テレビ局が番組制作会社に対し、優越的な地位を利用して不公正な取引を強いているとして、是正に向けたガイドラインを策定したと発表した。景気減速に伴いテレビ広告収入が低迷し、下請けである規模の小さい番組制作会社へのしわ寄せが進んでいるのを改善するのが狙い。
 テレビ局は番組の多くを制作会社に依存しているが、ここ数年、自社のイベントチケットを制作会社に販売させたり、CMの利用を強要したりするなど下請法に違反する「下請けいじめ」が横行。公正取引委員会がテレビ局に対し警告してきた。テレビ局の広告収入は景気悪化で大幅に落ち込み、民放各社が番組制作費の削減を強化していることも背景にあるとみられる。


同じテレビ番組を作っているスタッフでも、テレビ局の社員と外注のスタッフでは全く異なる。給与は下手すりゃ10倍くらい離れているかもしれない(笑)。
また、これも何度か書いているが、テレビ局を定年退職した人間が番組制作会社の役員になることも多い。
官→民ではなく、民→民だから「天下り」とはいわないが、仕組みは天下りと全く同じである。テレビ局と製作会社の関係は、官庁と独法以上の上下関係だから。
「天下り」を批判するニュースを見る度に「テレビ局も似たことしてるくせに」と思っていたが……。

深読みすれば、これは官VSマスコミの戦いのひとつかな?
最近は官僚が悪者に定着してるから「マスコミだって」ってとこか?
政治家VS官僚の深い戦いもあるし、色々と面白いね。
こういうニュースは「悪いのはどっち」と決め付けて見ないと、色々な側面が見えてきますね。