兵庫県議による全会一致で不信任案が可決された時、斎藤元彦氏は失職を選んだ。
「ああ、この人は頭良いなあ」と感じた。
知事や市長など地方自治体のトップの選挙では、よく相乗り候補というのがいる。
自民・公明から立憲・国民・維新まで、共産党を除く全政党が推薦する候補だ。
仮に今回、斎藤氏の対抗馬として全会一致の流れのままに相乗り候補が出てきたら斎藤氏の苦戦は必至だっただろう。
しかし国政の流れは自民党総裁選が行われ、新総裁が決まれば直ぐに衆議院を解散して総選挙だった。
総選挙となれば与党対野党の対決は激しいものとなる。
かたや総選挙で激烈な争いを繰り広げながら、兵庫知事選では与野党が同一候補を仲良く推薦する事など考えられない。
対立候補が多くなればなるほど票が割れて斎藤氏は有利になっていく。
今回の結果をマスコミはSNSの力と評価して目立った批判は控えている。
それはそうだろう。投票結果を批判するのは、大義名分で信奉している「民主主義」の否定だ。
マスコミはよく「国民の政治不信は深刻」という。
たがそれと同じくらい国民はマスコミに不信感を抱いている。
今回のSNSの影響力について「でもSNSには正しい情報だけでなく、明らかなフェイクも混ざってますから注意が必要ですね」などと、したり顔で話して居る。
そんな事は百も承知だ。
でも玉石混交のSNSの方が、自分に都合いいバイアスかけまくりのマスゴミ報道よりはまだマシだw
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