時代のウェブログ

イマを見つめて
提言します

坂東真砂子「子猫殺し」へ。その4

2006年09月20日 01時02分02秒 | 生活・娯楽
ソース・資料はこちら→

連日のように報道される凄惨な殺人事件。その度に聞くコメントが「ひとの生命が軽くなった」という内容。確かに、それは実感する。ひとに限らず、全ての生命が軽くなってきたように思える。
その1で猫を飼っている話を書いたが、実はこれが原因で色々と苦労している(笑)。どうも現代は動物にとって住み良い社会とは言えないようだ。
筆者が幼少の頃は、多くの家で猫が飼われていた。理由は「鼠取り」のため。多くの家に鼠がいた。故に猫は実用動物だった。飯を食わせて養ってもらうに見合う役目を果たしていた。だから猫は堂々と生きていられた。
最近では、猫を「害獣」と位置付ける人間もいる。鼠を取る「益獣」という立場は、とうに失われてしまっている。「汚す」、「荒らす」、「汚い」から「害獣」なのだろう。

少年によるホームレス殺害事件なんかが起きる。今のところ、ブログなどでは犯人擁護論を書いてる人間は(見る限りは)ない。しかし、匿名掲示板では「別に殺されたって良くね? 社会に役立たないし、生きてる価値ないし」なんていう意見を目にする。それも多数……。彼らにとっては、さしずめ「害人」なのか。

「お前は他の生命を奪っていないのか?」と問われれば、「奪ってる」としか答えられない。蠅やゴキブリが出れば殺虫スプレーを掛けるし、夏は蚊取り器を使う。肉も食うから間接的に家畜の生も奪っている。内心で謝罪している――とか、食に感謝している――なんていうのは、免罪符にならないと心得ている。すでに万単位の生を奪って、筆者は今日を生きている。多分、それは罪かもしれない。

ただし、どんな小さな生命でも奪う時には一瞬の躊躇を覚える。また奪ったあとには小さな後悔も感じる。そういう感情は、本来「生」を全うする者のDNAにプログラムされているように感じる。
動物の生と人間の生を同列に論じる事が、飛躍しすぎている事は充分に承知している。しかし、今日の生命の軽さは、どこかで共通している部分が感じられてならないのだ。



【お知らせ】
一身上の都合で、当分ブログを書けません。決して辞める訳ではありません。落ち着いたら、また再開したいと思います。どうかご了承ください。

吉野家の牛丼が復活

2006年09月18日 17時38分22秒 | 生活・娯楽
吉牛が復活した。筆者は以前から「米国産牛肉を食う・食わないは個人の判断に任せろ。国は表示を義務付ければいい」と主張していた。今日は食べたいと思っていたが、数時間で売り切れで食い逃した。380円はちょっと高いし、並んでまで食う食べ物じゃないしな。常時販売されたら食おう(330円くらいにしてほしい)

夕方のニュースでは
「復活牛丼に長蛇の列」なんて報じていた。行列客にインタビューしたり、最後はレポーターが「私も食べてみます」だってwww  
あれだけ米国産牛肉の輸入再開を批判してたのは誰だっけ?

もちろん店舗での取材・撮影は吉野家広報部の許可が要るので批判的な内容では受け容れられないだろう。また食事中の客に「BSEの不安は感じませんか?」なんてインタビューしたら、営業妨害で訴えられ兼ねない。ならば取材などしないで、スタジオで「今日、吉野家の牛丼が限定販売され、数時間で完売しました」と伝えるだけでいい。なぜ取材に出かけなかったのか?という所から感じる視聴者もいるだろう。
取り上げないことでの主張、何も書かないことの主張というのも有る。

TBSは健忘症?

2006年09月17日 10時56分51秒 | マスコミ
筆者はTBSウォッチャーではないので四六時中TBSの番組を見ている訳ではない。だから、ひょっとしたら見ていない番組では言っていたかもしれないが、筆者が見た番組ではオウム事件とTBSの関係について全く触れていない。
地下鉄サリン事件や松本サリン事件などと共に、坂本弁護士殺害事件についても事件のあらましは解説するが、そこでTBSが犯した過ちについては全く謝罪していない。
TBSにとっては言いたくない事実だ。しかし、そこを敢えて言うのがマスコミのあるべき姿ではないかと感じる。むしろ積極的に取り上げるべき事柄だろう。
「松本が死刑になっても、事件は終わらない」というオウム事件の被害者・遺族の声を、どんな思いで放送しているのだろうか? 
――おそらく何も考えずに、機械的に編集して流してるだけなんだろうね。

●坂本弁護士一家失踪事件→wikipedia
●TBSビデオ問題→
wikipedia

上祐はどう言う?

2006年09月15日 20時55分36秒 | マスコミ
夕方のニュース(たしかTBS)に上祐史浩が出演して松本死刑確定について語っていた。
筆者がオウム関係者で一番興味がある人物といえば、松本ではなく上祐かもしれない。それは色々な面で筆者と近しい部分があるからかもしれない。ただし、決して好意でもなければ、擁護でもない。純粋な興味である。

オウム事件のさなか、上祐はしきりにマスコミに登場して、しゃべりまくっていた。当時、生まれた流行語が「ああいえば上祐」。「ああいえば こういう」のダジャレで、彼の口の減らなさを揶揄した言葉。しかし、この言葉はジャーナリスト側の敗北、きつく言えば「負け犬の遠吠え」のようにすら聞こえる。あれだけ好き勝手な発言をさせておいて、結局マスコミは言質をひとつも取れなかった。
上祐とともにマスコミに出た村井は致命的な失言をしている。たしか『朝ナマ』だったと思うが、村井は聞かれてもいないのに、第七サティアンの農薬製造プラント(当時のオウムの主張)に、その材質名を発表している。難しい金属名なので覚えていないが、すかさず同じ出演者の化学専門家に「その金属を使用しているのは、サリン製造のための施設だからだ。農薬製造に、そんな金属は使わない」と指摘された。あくまでも噂だが、村井刺殺は、この失言が原因という説がある。「あいつはペラペラと余計なことをしゃべるから口封じ」ということだ。もちろん推測の域を出ない話だ。
にしても、なぜ村井が、そんな余計なことを暴露してしまったのか? これも当人が死亡したので解らないが、「彼は純粋な化学馬鹿だったから、サリンなんていう物質を自分の手で作り出せたことが嬉しくて仕方なく、隠しておけなかった」などと噂される。
それに比べて上祐は、あれだけペラペラとしゃべりながらも、結局は重要な情報はひとつも掴まれなかった。もちろん、そんなことをしていたら、今頃はこの世にいなかったか、あるいは塀の中にずっと居る羽目になっていただろう。

上祐という人物は、真実はどんな人間だったのか?――非常に興味がある。考えられる可能性は3つある。
1.当時は麻原のマインド・コントロール下にあり、現在は解けている。
2.当時も現在も、麻原のマインド・コントロールは及んでいなかった。
3.当時も現在も、麻原のマインド・コントロール下にある。
最も世間に良いのは1だろう。1ならば、今後は世間に迷惑を掛ける可能性が最も低い。2の場合、オウム事件そのものを再検証する必要性が生じる。オウム事件は、麻原の影響を受けた信者たちが起こした事件と見ている。しかし上祐と同様に、他の教団幹部も自分の意志で実行していたのならば、大きく様相が異なる。あるいは麻原という存在を利用して自分の野望実現に動いた可能性すら考えられる。そして3の場合は、一番危険な状況となる。今後も何をしでかすか予測できない。

はたして上祐という人間のこの11年間は、1なのか、2なのか、3なのか……。非常に興味があるし、真実を知りたい。もちろん、それが語られることは、まず無いだろうが……。(注・本文中敬称略)

麻原彰晃・死刑確定

2006年09月15日 17時06分52秒 | 社会・経済
オウム真理教教祖・松本智津夫被告の死刑が確定した

実行犯である弟子たちも死刑になっている犯人がいるのだから首謀者が最も重い罪に処せられるのは当然だ。
「弟子たちが勝手に実行した」という主張が無罪の根拠のようだが、サティアンに建設されたサリン・プラントや各種の武器工場など、独裁者である麻原の関与なしで行われることは考えられない。

それにしても、裁判の判決ではなく控訴趣意書の未提出で確定と後味が悪い、すっきりしない結果になった。江川紹子さんが「すっきりしないが、そもそも11年は長すぎる。もう結審して当然」と言ってたが極めて同感。

裁判の際に弁護士が、時々こういう小細工をするが
(当人によれば正当な要求とか)ちゃんと裁判をやって欲しい。訴訟能力が無いと争うにしても、控訴趣意書を提出したうえで控訴審で争うべき。それがルールなのだから。法曹関係者が法に則さない争いをしようというのが、そもそもの間違いだ。

ああ、勘違い・・・女性雑誌の「ツンデレ」に対する誤解とは!?

2006年09月13日 02時25分38秒 | 生活・娯楽
ああ、勘違い・・・女性雑誌の「ツンデレ」に対する誤解とは!?livedoor.news

一番わかりやすい例えは『TRICK』の山田奈緒子(仲間由紀恵)あたりでしょうかね?
普段は「オイ、上田」なんて口を利いてるのに、クライマックスでは妙にしおらしくなって愛の告白なんかしようとする。あのキャラの落差が「ツン」と「デレ」ですね。あるいは『ショムニ』の坪井千夏(江角マキコ)は「ツン」がやや強めだけど、恋した時は「ツンデレ」っぽい。いっぽう『電車男』のエルメス(伊東美咲)も、ツンデレに加えてよいと思う。確かにエルメスはツンツンしていないが、電車がエルメスを「高嶺の花」と感じたところで、心にハードルができている。
つまりツンデレのメカニズムとは、男女関係で、普段は「女性>男性」なのだが、それが時に「男性>女性」と逆転するところから発生するのだ。まあ、こんな事はドラマやアニメ、ゲームの世界じゃなけりゃ滅多に起きないんだけどね(笑)。だからツンデレを目指したいならば、普段は女性>男性となるように、まず自分を磨くのが第一といえよう。

どちらにしても、ツンデレとは仲間由紀恵・江角マキコ・伊東美咲みたいに、多少高慢さが鼻につくくらいの美人じゃないと該当しない。並みの容姿の人間が「ツンデレ」の真似したところで「情緒不安定」とか「気分屋」程度の評価がオチ。
ツンデレなんか目指さずに、まっとうな可愛い女性を目指した方がモテると思うのですが……。

グリーン料金払って立ち席?

2006年09月11日 03時19分45秒 | 社会・経済
JR東日本・普通グリーン券に「落とし穴」
 「グリーン席でゆったり」と思ったら、なんと立ち席。JR東日本の「普通グリーン券」が自由席と知らないお客さんに、こんな不満の声が出ている。おまけに、Suica専用の券売機には問題点も。便利なゆえの落とし穴にご注意。(mainichi-msn.co.jp)→

一言でいえば、列車の認識の差かな?と思う。
普段、我々は無意識に列車を2種類に区分けしていると思う。
ひとつは新幹線や特急列車、もうひとつは通勤列車や中距離普通列車。
新幹線や特急列車は
「座れて当然」、年末・年始やお盆は別にして、普段、満席で座れなければかなりツイてないと感じるだろう。いっぽう通勤列車や中距離普通列車は「座れなくて当然」、始発駅からでも乗車しなければ立つのは当たり前で、もしも席が空いていたらかなりツイてると感じるだろう。
JR東日本は湘南新宿ライン、宇都宮線、高崎線、東海道線、横須賀線、総武快速線を
通勤列車・中距離普通列車と位置付けているのだろう。しかし、一部の乗客はグリーン券を買うことによって、新幹線や特急列車のように位置づけてしまう。この意識のズレから生じてしまうトラブルだと感じる。
ただし記事を良く読んでみると、JR東日本は説明不足、不親切極まりない。意地の悪い見方をすれば「無知な乗客からは、しっかりぶん取ってやれ」的な印象すら受ける。消費者金融の契約書で重要事項は目立たなく小さく書いてあるとか、通販カタログでクーリングオフの説明は見落としそうなページに書いてあるとか、それらと似た感じ(笑)。
普段から良く利用する客はシステムをよく心得ているから損しない。たまにしか利用しない客は不慣れで損をする。お得意様を大切にするのは商売の基本だから、なんとも上手いシステムかもしれない
(もちろん皮肉です)

人気ブログは色々と大変な様子です

2006年09月09日 11時17分15秒 | ネット・IT
乙武洋匡さんブログ“炎上”紀子さまご出産への言及で
 「五体不満足」などの著書で知られるジャーナリストの乙武洋匡さん(30)が7日、自身のブログに紀子さまの男児ご出産に触れた文章を書いたところ、読者から内容に対する批判や、それに対する批判などのコメントが殺到し、“炎上”。乙武さんが「深くお詫びします」と同ブログ上で謝罪する事態になった。
 乙武さんは7日付けのブログに、「紀子さま出産」というタイトルで「世間は昨日から『めでたい、めでたい』と騒いでるけど……ひとつの命が誕生したことがめでたいの?それとも誕生した命が『男児だったから』めでたいの?」などと書き込み。これに対し、「そんなひねくれた見方しかできないなんて…お気の毒な方ですね」「紀子さんと生まれてきた男の子に対して土下座をして謝罪しろ」との批判や、「よく言った」「乙武殿の言う事には賛同」との賛成など、8日午後4時時点で800を超えるコメントが寄せられた。
 この事態に、乙武さんは7日付けで、「深くお詫びします」とのタイトルで、「言葉足らずの文章を書いたために、多くの方の誤解と憤りを招いてしまったことを、深くお詫びするとともに、弁明させていただければと思います」として、「今回、親王のご誕生を『めでたくない』と考えているように受け取られる文章を書いてしまったことを、深く、深く、反省しています」などと謝罪の文章を掲載した。しかし、この文章にも8日午後4時現在700を超えるコメントが寄せられており、“炎上”状態は続いている。

(http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20060908k0000e040090000c.html)→
●乙武洋匡ブログ→



「きっこの日記」 知られたくない?削除部分
 大人気ブログ「きっこの日記」のある部分が消えた。それは、秋篠宮紀子妃の第3子お誕生に沸く日本人の国民性を痛烈に批判した内容だった。ブログの執筆者である、きっこさんは、J-CASTニュースに対して「未完成の原稿を、間違えてアップしてしまった」と説明しているが、ネット上ではこのページのキャプチャーが出回って、疑問と批判の声が上がっている。
 きっこさんが「間違えて」アップしてしまったというのは、2006年9月6日付の「見て見ぬフリの国民性」と題された原稿。きっこさんは、第3子誕生を「茶番劇」と評し、「子猫殺し」のエッセイで世間の批判の槍玉に上がった坂東真砂子さんの「子猫殺し」行為になぞらえている。主な主張は以下のとおりだ。
「きっこの日記」には「見て見ぬフリの国民性」の記事はもう存在しない 「ヘタしたら、坂東眞砂子にも匹敵しちゃうような恐ろしい『出産茶番劇』に、あたしは、開いた口から水子の霊が出てきちゃうよ、まったく。妊娠するたびに、ソッコーで男の子か女の子か調べて、女の子だったら、(略)闇へと葬り去る。そして、その次も、女の子だったから、またまた闇へと葬り去る。そして、その次も‥‥。」
「結局、その場にいて、『見て見ぬフリ』をしてる全員が、『誰か注意してやれよ』って思いながら、自分だけはそのビンボークジを引こうとはしないってワケで、これが、全国レベル、国家レベルになったのが、亀田の八百長試合であり、安倍の八百長選挙であり、キコさまの出産劇なのだ。みんな、ウスウスは気づいてるのに、みんな、ホントのことを知ってるのに、みんな、『もしかしたら?』って思ってんの二、誰も指摘しない。」(以下省略)

(http://www.j-cast.com/2006/09/07002875.html)→
●きっこの日記→



なんか、あちらこちらで大変な事態が起きているようだ。
亀田や坂東の感じで書いてしまっているのだろう。全然モノが違うのに・・・。
すぐに謝るくらいなら、最初からスルーすればいいのに。
判断ミスだよね。リスク・マネジメントが甘い!

山口・高専生殺害――容疑の学生、遺体で発見

2006年09月07日 15時28分34秒 | 社会・経済
容疑の男子学生、遺体で発見(asahi.com)→
山口県周南市の徳山工業高等専門学校で土木建築工学科5年の中谷歩さんが殺害された事件で、指名手配されていた容疑者の19歳生徒が遺体で発見された。
一部では、この事態を危ぶむ声もあった。しかし、少年法によって氏名や顔写真・特徴などが公表できず、一般市民の協力は得難い状況だった。
バイクの型だけの情報ではねえ……。
今回は警察も初動からきちんと捜査していたように感じたし、やむを得ない結末になったのは残念だが責められない感じ。

週刊新潮は本日発売ですね。

(前略)
 さらに、警察庁関係者が現場の様子をこう明かす。
「被害者の爪には、犯人の血液と皮膚片が残されていました。抵抗した際に付いたものでしょう。また、遺体には犯人の精液も付着していた。捜査員はその状況を”筆舌に尽くし難い”と表現しています。被害者の死後、その尊厳を傷つける行為があった可能性が高い」

(中略)
 山口県警は、容疑者(記事は実名、以下同じ)の家族からDNA鑑定のための試料を提出させ、遺体発見現場に残されていた精液や血液と照合。そして、
「両者のDNA型が一致。精液と血液での鑑定だったため、異例の速さで結果が出ました。それを元に翌29日の夕方までに県警は容疑者の逮捕状を取り、2日経った31日に全国に指名手配したのです。容疑者は、中谷さんより先に研究室に入って彼女を待ち伏せ、殺害に及んだ後、研究室の鍵を閉めてから逃走したようです」

(中略)
 スプラッターホラーにボディビル――。また、容疑者の倒錯した一面は”性”の部分からも見て取れる。
先の捜査関係者がいう。
「容疑者の自宅を捜索したところ、”レイプもの”のビデオやDVDが大量に発見されたのです。ネットからダウンロードした極めてマニアックな映像もDVDに保存されていました」
 2年前、AV女優に対する強制わいせつ致傷容疑で警視庁に摘発された「バッキービジュアルプランニング」が製作したビデオは、ほとんど揃っていたという。

(中略)
 先の捜査関係者がいう。
「中谷さんを殺して、その尊厳を傷つける行為をする。それが、事件の動機だったとみています。中谷さんは容疑者からストーカー紛いのことをされて怯えていたという証言もある。彼女は容疑者の”不気味な視線”に気付いていたのかも」
 まさに”危険人物”。だが、事件発生から1週間以上を経た今も、容疑者の行方は杳として知れない。
(以下省略)
【週刊新潮・9月14日号】

もう回収は無理でしょう。来週、謝罪の方向へ行くのか、あるいは公開が遅れたから、こういう結果になったと警察や少年法批判に転ずるのか?
どうするのでしょうか?

●関連ニュース
[山口高専生殺害]手配少年の実名と写真、週刊新潮が掲載→

24歳・看護師を逮捕――西宮女児重傷事件

2006年09月07日 04時44分45秒 | 社会・経済
西宮の女児重傷事件で24歳女看護師を逮捕
 兵庫県西宮市の和上公園で頭に大けがをした女児(2)が見つかった事件で、西宮署は6日、未成年者誘拐容疑で同市に住む看護師の女(24)を逮捕した。
 調べによると、看護師は5日午後3時ごろ、阪神西宮駅北側の広場で遊んでいた女児を見て誘拐を思い付き、「お母さんは」などと声を掛けて誘い出し、同4時半ごろまで自宅や和上公園へ連れ回した疑い。
 女児は同4時40分ごろ、広場から約50メートル北の公園ベンチで見つかった。後頭部に殴られたようなこぶがあり、脳内出血の疑いで重傷。
 調べに対し看護師は、「かわいい子だったので声を掛けた」などと連れ去りの事実を認めたが、女児のけがについては「知らない」と供述しているという。
 7月下旬、別の女児を連れ回す不審な女の姿が、公園近くのデパートに設置した複数の防犯カメラに写っており、同署で調べたところ、看護師と特徴が酷似していた。
★Iza


この記事を読む限りでは、女児の怪我がこの女の犯行かどうかは定かではない。
もしも重傷を負わせたのも、この女ならば
看護師としてあるまじき行為である。

数年前、ある医療・福祉系の専門学校の理事長と話す機会があった。
彼は
「就職氷河期といわれますが、登校の就職率は毎年100%です」と自慢なさっていた。(それはちょっと違うんじゃない?)と思ったが、敢えて何も言わなかった。

確かに看護師の慢性不足は長く社会問題となっている。また成長著しい介護・福祉ビジネスも人員不足で悩んでいるという。就職はずっと売り手市場だったろう。

東京都東大和市の特別養護老人ホーム「さくら苑」で酷い老人虐待事件が起きた記憶も生々しいが、これらは根が一緒と思う。

もちろん医療・介護・福祉などの仕事に従事なさっている方々の多くは、弱い人を助け、社会に役立つという使命感で行っていると思う。
しかし中には、そういう意識が全く欠如して、ただ仕事として収入を得るためだけに働いている人間もいるんだろうなと思う。

マナーをどうする¥ショップ? ちゃ~んとチェック!

2006年09月06日 06時50分46秒 | 社会・経済
貸金業規制法改正案がすったもんだの大モメである。→
筆者は、これまで「日本人は貯め込むだけで使わない」という主旨の批判を何度かしてきた。ただし、そういう風潮を生んでいる元凶のひとつに預かり利息と貸し出し利子のアンバランスが挙げられる。
預貯金に付く利息は雀の涙なのに、借りた際の利子は馬鹿高い。これではハッキリいって借金するのは馬鹿。いざという時に備えて、いくらでも金を貯めて置きたくなって当然だ。

法的な金利上限は2つの法律によって異なる。利息制限法の上限金利が20%に対して、出資法の上限が29.2%。この20%から29.2%がグレーゾーン金利と呼ばれる物だ。そのため消費者金融は29.2%を上限の目安にしている会社が多い。今回の貸金業規制法改正案は、このダブル・スタンダードを統一して20%にしようという狙いだ。

しかし、そもそも「金利」つまり「利率」とは変動する物である。公定歩合が高く預貯金にも高い利息が付く時代ならばいざ知らず、最近までゼロ金利で、預けた金には全然利息がつかないのに、借金だけは29.2%という馬鹿げた利子が付くのがおかしい。
しかも、銀行は預金に利息を付けないのに高金利で貸付れば批判されるため、傘下に消費者金融を作り、預金者→銀行→消費者金融→借金者という金の流れを作って巧みに金を稼いでいる。

公定歩合が高いバブル期のような状況ならば20%も容認できるが、現在のような低金利時代で20%という金利は常識的ではない。
固定上限のほかに、公定歩合と連動させた変動上限金利も設けるべきだろう(またグレーゾーンができないように、低い方を適用することを明記)

借金で立ち行かなくなった時に「借りる方が悪い」といわれるから、国民は使わずにひたすら貯め込み続けるのだ。この問題を解決するには、貸し出し金利問題と銀行の態度を改めるのが肝心である。




※タイトルは、大手消費者金融5社のキャッチフレーズを足した物です。全部わかりますか?

●答え
 マネーにもマナーを。――プロミス
 どうする?アイフル!――アイフル
 ¥ショップ――武富士
 ちゃ~んとアコム。――アコム
 事前にチェック!――レイク
(参照Wikipedia


軽くゲームの話でも

2006年09月04日 05時09分19秒 | 趣味・遊び
最近、夏バテ気味で、どうも「ブログを書こう」という気力が湧かない。
という訳で、軽くチャチャっとゲームの話でも書こう(笑)。

少年犯罪が起きる度に、よくゲームが悪者にされる。ゲームと現実の区別がつかない――などと。また昨今は子供だけでなく大人にもいわれ、監禁事件は調教系鬼畜ゲームが元凶という意見もある。
――ていうか、この問題の是非を議論するのは超シビアなので、今回はパス(なにしろ夏バテ中ww)。

あるゲーム関係者から聞いた話を思い出した。彼はゲーム解説書(いわゆる攻略本)なんかを書いてる人物だが、彼いわく、

「呂布の武将データは『無双』で、隣接ヘクスの全ての敵ユニットにダメージを与える設定になっている」なんて書くと、出版社からNGを出されるそうな。そんでもって、
「呂布は『無双』な性格の猛将で、一度にたくさんの相手武将を蹴散らせる」なんて書くそうだ。
解説としては最初の方が正確で分かりやすいのだが、ゲームという作り物の雰囲気が伝わってしまうから不可らしい。下だとゲームが架空の創作物という雰囲気を消せ、さもバーチャルな世界が現実に広がっているように感じられるのでOKとか。

ゲーム屋さんにも、その世界特有のプロの技術があるもんだなあ……と感心した。

「ゲームと現実の区別がつかなくなって犯罪を起こす」のは、犯罪者が未熟なだけでなく、ゲーム屋さんがそれだけ「プロの仕事」をしてるってコトかもしれない……。

現好景気は「方舟景気」ってどう?

2006年09月03日 07時07分08秒 | 社会・経済
まもなく戦後最長記録を更新する好景気が続いているという→

……といわれても、まったく実感が湧かない。これまでのバブル景気までは好景気といわれると、それなりに実感があった。忘年会の景品に自家用車が出されたり、打ち合わせの名目でリソート施設へ旅行に連れて行ってもらえたり……。
今は、そういうのが全くない。恐らく好景気の波から取り残されているのだろう。

これまでの好景気は、玉突き的に末端まで裕福さが配分されていたように感じる。もちろん上の大きな利益と比較すれば些少ではあったが。
しかし現在の好景気は、どこかで裕福さが止められてしまい、それより下へは行き渡ってない印象を受ける。
年間3万人といわれる自殺者も減っていないようだ。

これまでの好景気は、「岩戸景気」「いざなぎ景気」などと神話から名付けられた物が多い。だったら、現在の好景気は「方舟景気」としてはどうか?


現在の状況は、選ばれた者だけが生き残って幸福を甘受し、残された者たちは大洪水で流されたノアの箱舟の神話に極めて良く似ている。

安倍新総理は靖国参拝できない?

2006年09月01日 05時15分10秒 | 政治
自民党総裁選において最有力候補の安倍晋三官房長官は、首相就任後の靖国神社参拝について言及していない。マスコミは「はっきり述べるべきだ」などと追及しているが言わなくて当然だ。

安倍長官は今年四月に既に参拝していた。これは総裁選開始後、あるいは総理就任後に参拝するのを避けるためだろう。
では、来年の参拝はどうするのか?
参議院選挙前の参拝は考えられないだろう。選挙前に行って、選挙戦を不利にする訳がない。参拝するならば参院選後だ。
しかし仮に参議院選挙で自民党が大敗すれば、安倍総裁の立場は危うい。自・公で過半数割れを起こせば安倍総裁辞任の線は濃厚となる。

つまり安倍新総理は、靖国に参拝したくてもできない可能性が充分に考えられる。「行ける」という確証もないのに、今からわざわざ「行きます」なんて言う筈がない。安倍長官が参拝に言及しないのは、現状では当然の判断なのだ。