時代のウェブログ

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老害と老獪

2008年09月30日 16時47分00秒 | 政治
麻生太郎新首相の所信表明演説は極めて異例だった。
本来、所信表明とは政府の見解や方針を説明するものだが、麻生のは「民主党はこれにどう取り組むのか?」と民主党への質問に大幅な時間を費やした。
近々予想される総選挙に備えて民主党への対決姿勢を示したのだろう。
「あんな所信表明は前代未聞」と民主党の若手議員が憤るなか、民主の黄門様こと渡部恒三のマスコミへの答えが老獪だった。
「麻生さんは次の選挙で民主党が政権を取ると思ってるから民主党の方針を聞きたいんでしょうね」

麻生新首相は、よく「オレ流」と形容される。
オレ流の元祖といえば落合中日監督だろう。あるいは星野仙一もそんなイメージだ。
「オレ流」はオレの構想通りに進めば無類の強さを発揮する。阪神監督に就任したときの星野がそうだったし、中日を優勝に導いたときの落合もそうだった。
だがひとたびオレの構想から外れた事態となれば非常に脆い。北京五輪の星野も、今の中日の落合もそんな感じ。

そんな時に意外と頼れるのが「老獪な参謀」だ。オレ流をうまく諌めて調整してくれる知恵袋だ。
確かに老人があれこれ口を出して若者の邪魔をするのは老害だ。だが長年の経験と蓄積で培われた知恵は確かにある。

小泉純一郎もかなり「オレ流」で政権運営していたが、塩爺という老人をうまく使い、自分が都合が悪い場面では矢面に立たずに巧みにかわしていた。
テレビ番組での発言を国会で問われて「そんなこと言ったかどうか忘れた。どうも最近、物忘れが激しくて」との塩爺の名(迷)答弁は有名。

麻生にもひとり、こうした老人がいればもっとうまく物事が運べそうな気がする。水戸黄門では権力持ち過ぎだが、せめて大久保彦左衛門くらいの老獪な知恵者がいなければ民主のやりたい放題となろう。


世襲議員と天下り官僚

2008年09月29日 12時35分00秒 | 政治
小泉純一郎の二男後継指名で、また国会議員の世襲批判が沸き起こっている。

イメージ的に世襲議員と天下り官僚って似てる気がするんだよね。

世襲全面禁止や天下り全面禁止は問題もあると思う。
議員の子息にも優秀な人間がいるだろうし、官僚の中にも優秀な人間がいる。そういう人間まで一緒くたに禁止してしまうのはナンセンス。

ただ世襲や天下りには大きな弊害がある。能力のない人間がのほほんと居座れる点。

そこで官僚の天下りについては、元いた官庁と関係のある企業への天下りは禁止。たとえば厚生労働省官僚の製薬会社天下りなど(※特殊法人全面廃止は以前からの主張)。
いっぽう国会議員の世襲は親と同じ選挙区からの立候補を禁止する。能力のある政治家ならば、別の選挙区でも当選するだろう。要は地盤を引き継いで親の七光り票で当選するのを禁止すれば良い。

与党も野党も天下り規制を訴え、おそらく次の選挙でも何らかのマニフェストを出しそうだが、この「議員世襲規制」とセットにして訴えれば、おそらく多くの有権者の支持を取り付けそうだ。


中山国交相に更迭論強まる

2008年09月27日 19時28分00秒 | 政治
中山国交相に更迭論強まる

だから「解散するなら麻生内閣発足直後しかない」って何度も言ってたじゃん。
早くもボロが出た。この後も次々と出るよ、多分。

こうなれば解散のタイミングが掴めないままズルズルと任期満了まで行けば良い。小泉純一郎は「次の選挙には出ない」って言ってる訳だから、そうなればあと1年はやってる。
小泉に最後に期待している大仕事は政界再編。
本当に「自民党をぶっ壊す」こと。そうなればついでに民主党もぶっ壊れる。

だって今の政党の枠組みって変だもの。
「小泉改革は正しかったと思ってるから小池百合子に入れる」って人がいる。「小泉改革に反対だから野田聖子に入れる」って人がいる。どっちも自民党に投票?
おかしいでしょ、正反対の意見なのに。

かねてから言うように、「低負担低福祉の小さな政府」か「高負担高福祉の大きな政府」のどちらかを選択するかが真の二大政党制。それを選挙対策のために「低負担高福祉の政府」なんてマヤカシをするから財政赤字がここまで膨らんだ。

ひとつの主張は与謝野馨の「高福祉のためには増税も」で良い。もうひとつは「増税しないなら福祉もカット」という意見を誰か言え。国民はそのどちらかを選ぶべき。
麻生ローゼン閣下は「日本にゃ中負担中福祉がちょうど良い」と言ってるが、それは国民が決める。つまりネオコンとリベラルの議席数が伯仲すれば自然と「中負担中福祉」となる。

小沢一郎も自由党時代は支持していた。彼も改革を説いてたからね。『日本改造計画』では小泉改革と共通するような事をいくつも言ってる。本来は中川秀直らのグループと組んで改革路線を行くべき。民主からは前原なんかも入る。いっぽう国民新党なんかと反小泉の自民党、民主リベラル組が組む。
こんな政界再編が実行されなれば「自分の意見に合った政党を選んで投票」なんかできっこない。だって党首が変わると方針が180度変わってしまうんだから……。
小泉さん、最後のご奉公で是非とも政党をぶっ壊して下さい。最後のお願いです。


小泉純一郎、政界引退

2008年09月26日 00時52分00秒 | 政治
小泉純一郎、政界引退

私事ながらブログを始めたきっかけは、前回の総選挙の折に小泉自民党へのささやかな支援であり、その後も一環して支持を続けて参りましたが、遂に彼も引退ですか。
時代の流れを感じます。

決して小泉純一郎が完全無比な理想の政治家とは思っておりません。田中眞紀子先生が評した「変人」こそが最も似つかわしい人物だと思っております。

ただオバマじゃありませんが、日本にも「Change」が絶対に必要であると信念を持っています。しかも、それは「改革」なんて生易しく変えられる物ではない。むしろ「革命」といって良いくらい劇的な変革でなければこの国は変わらない。筆者は自民支持・小泉支持でありながら、実はアナーキストといって良いほどの革命思想家なのかもしれません。中世の凝り固まった封建体制を破壊するのは織田信長ほどの奇人でなければ不可能でした。豊臣秀吉や徳川家康ではブッコワセナカッタと思っています。信長ほどの破壊を行える政治家は小泉しかいないと信じておりました。建設は破壊のあとに行えば良い、破壊しなければ建設する余地は生まれない。

麻生新首相は総選挙に向けてバラマキ政策を行うようです。後期高齢者医療制度も見直しとか。さらには郵政民営化まで見直される可能性が出てきています。

人間のような高等生物は手足を切り落とせば二度と生えてきません。ところがヒトデみたいな下等生物はまた再生するとか。ぶち壊した物が次々と再生してしまうこの国家はヒトデ並みの下等国家なのかもしれません。

なんか何もやる気なくなってしまうような出来事です。もうブログ書く気もしない……。


ローゼンメイデン閣下ついに総理に

2008年09月24日 16時20分00秒 | 政治
麻生太郎ローゼンメイデン閣下が遂に悲願の宰相におなりあそばされた。
組閣は地味でつまらない物になりそうと予想されている。
どうせすぐに解散するのだから暫定内閣で、首相に尽力してくれた側近達を論功行賞で取り立てるらしい。

「スターは麻生首相1人だけ」と一部マスコミ。
えっ? 麻生さんってスターなの?

確かに昨年の総裁選では人気があった。
でもあれは判官贔屓だったんじゃないか?
自民党の主要派閥が全て福田康夫を推す中、弱小派閥にも関わらず果敢に挑戦したドンキホーテみたいな所に人気が沸き起こったのだと思う。
今回はドンキホーテどころかウォルマート並みのダントツ首位。これじゃ大して人気も出ないだろう。

自民党は完全に戦略を誤った。総選挙に向けて麻生人気を煽るならば、今回も麻生太郎をドンキホーテにしなければならなかった。でも、そういう悪役が居ないんだよな、もう。昔は金丸信とか野中弘務みたいな見るからに悪そうな憎まれ役がいたものだが……。その後継者は今やライバル政党の代表だかんな(笑)。人材枯渇の自民党に明日はあるのか?

表題にも用いた麻生氏愛読の『ローゼンメイデン』は突然の連載打ち切りで物議を醸した作品。なにやら新宰相の将来を暗示するようで不安である(笑)。


破綻リーマンアジア部門、野村HDが買収?

2008年09月23日 00時40分00秒 | 社会・経済
<野村HD>リーマンアジア・太平洋部門買収で合意

<三菱UFJ>米モルガンに出資、筆頭株主も

かつて日本でバブルが崩壊した折には、公的資金という名目の税金が注ぎ込まれた金融機関などを二束三文で米資に買い叩かれたわけで、江戸の敵を長崎ででは無いが、ちょっとは溜飲が下がるようなニュースかもしれない。
まあ、そんな呑気な事を言ってられる状況じゃないのは百も承知だが。
米国が本格的に経済崩壊してしまえば日本が受けるダメージも並大抵の物では済まず、米国からシフトしようとしている中国市場も次から次へと問題が起きてる状況。
まったく資源の無い国というのは辛いものだ。
独立国としての地位すら危ないんだから……。

【追記】9.24 PM0:00
さらには「三井住友はゴールドマン・サックスに巨額出資」だそうだ。
いやはや……。
どこも景気の良い話だ。

これらの銀行は、つい数年前までは不良債権処理のために何年間も税金を払っていなかった。
不景気にも関わらず物価高の今日、「ローンの支払いが苦しいので納税を免除してください」と庶民が申し出ても認められる筈がない。
この際だからガソリン暫定税率のように、金融機関に銀行暫定税率でも設けて欲しい感じだ。
次の総選挙でそんなマニフェストを出してくれる政党が有れば入れたいんだがww


自民総裁選挙、麻生太郎圧勝

2008年09月22日 15時26分00秒 | 政治
自民党新総裁に麻生太郎当選

大方の予想通り、なんの波乱もなく麻生太郎が自民党新総裁に当選した。
代表選挙を行わず無投票で小沢一郎の党首再任が決まった民主党を「ツマンナイ政党」と評してきたが、それと大して変わらない自民党総裁選だった。
マスコミも候補者乱立気味となった当初は報道していたが、その後は全国行脚の立会い演説会もほとんど報道しなくなった。

麻生太郎には「絶対に負けられない戦い」が2つある。
ひとつは今回の総裁選。4度めの挑戦で今回は大本命。弱小派閥の領袖である彼にとって、今回を逃せば二度とチャンスは訪れないかもしれない。全力を尽くすのは当然だ。
だが、もうひとつ「絶対に負けられない戦い」がある。それは新総裁となった後の総選挙。

今回の総裁選は来る総選挙への自民党の一大デモンストレーションとなる筈だった。しかし結果は尻すぼみ。むしろ後半戦では一足早く総選挙モードに突入した民主党の数々の「話題作り」のほうが目立つ有様だった。

おそらくこのまま総選挙に突入すれば自民苦戦は必至の状況である。総裁選に勝ったは良いが、総選挙じゃ大敗――となれば完全に麻生太郎の作戦ミス。
最後のチャンスは組閣か?
ここで余程のサプライズでも見せなければ、次は下野した野党の総裁にしかなれないだろう。


米弁護士、ヌードダンスで費用を値下げ

2008年09月22日 02時50分35秒 | トピックス
米弁護士、ヌードダンスで費用を値下げ

 クライアントであるストリッパーにヌードダンスをさせ、その見返りに費用を安くしていた弁護士が1年以上の資格停止処分になった。
 イリノイ州弁護士登録機関と懲戒委員会は木曜日、スコット・ロバート・アーウィン弁護士に対し、来月から15ヶ月間の資格停止命令を下したことを明らかにした。
 アーウィンはイリノイ州北部のデカルブで弁護士活動を行っており、「ヌードダンス」による費用の値下げについては、クライアントの女性とお互い合意していたという。また、この女性は2002年に性的暴行を受けたとして警察を訪れたこともあり、「私が踊っている時、“不適切”に体を触られた」と主張している。
 アーウィンは“お触り”については一切否定、刑事責任を問われたことはない。彼はコメントを拒否しており、また、この女性は現在ストリッパーとしては働いていないという。


お互い「プロ」なら、弁護士は正規の料金を受け取って弁護を引き受け、きちんと料金を払ってダンスを見せてもらえば問題なかったんじゃないのか?
おかしな「相殺」してしまうから、問題なんだろ?
ていうか、わざわざクライアントのを見なくても、他のダンサーのを見れば、痛くもない腹を探られることはなかったろうに……。
よほど気に入ってしまったのだろうか?
男ってしょうもない生き物だなあ(笑)。



バス浸水 小中生16人水着に着替え脱出

2008年09月22日 02時42分09秒 | 社会・経済
バス浸水 小中生16人水着に着替え脱出

 21日午前8時半ごろ、広島市安芸区矢野東1の冠水した県道で、走行中の「ダイクレ スイミングクラブ」(広島県呉市)のマイクロバスがエンストし立ち往生した。バスは広島市東区内で開かれた水泳大会に向かう途中。車内に雨水が入り込み、乗っていた小6~中3の16人は急きょ車内で水着に着替え、窓から車外に降り水につかりながら脱出。同クラブの別のバスに乗って会場に急ぎ、大会には間に合った。
 県警海田署などの調べでは、現場は高架橋のガード下で、水位は最大約1.5メートルになった。
 広島地方気象台によると、広島市内では午前7時40分から1時間に、28.5ミリの強い雨が降った。


「スイミングクラブのバスだから良かったけど……」なんて言ったら麻生の二の舞になるか?
一見、おもしろニュースっぽくもあるが「水位は最大約1.5メートルになった」って、下手すれば生命の危険も考えられる。
実際に水没した自動車で亡くなっている方もいる。

ガード下のような雨水が溜まり易い場所の排水対策を真剣に考えないといかんと思う。道路財源みたいな物はこういう物にこそ優先して使うべきだろう。


福岡で千葉で 小児殺し相次ぐ

2008年09月21日 23時15分00秒 | 社会・経済
子供を狙った卑劣な犯行が続発している。

18日、福岡。富石弘輝くん6歳殺害。

21日、千葉。成田幸満ちゃん5歳殺害。

今月5日の「札幌で小4女児誘拐騒動」エントリーで「子供が自由に遊べ、さらに安全も守られる。それにはある程度のコストが必要だろう。たとえば公園に管理人を常駐させるとか、防犯カメラを設置するとか」と書いたが、そうした対策が行われていれば、あるいは未然に防げたかもしれないと残念だ。

場所柄ふたつの事件の犯人は別人と見るのが妥当に思えるが、こうした犯罪が続出するのは偶然とは限らない。ひとつの犯罪が報道されることによって、異常な性癖の持ち主がそれに刺激されて新たな犯罪を起こしてしまうケースは十分に考えられる。
幼いお子様をお持ちの方々は十分に注意したほうが良いと思う。
もちろんそうした個人的な努力だけでなく、前回も書いたように社会で子供を守る仕組みを確立させることが大切であるのに変わりはない。


【追記】 9/22 A.M.8:00
福岡の富石弘輝くん殺害事件で母親が今日にも逮捕という速報が。
母親かよ。ますます憂鬱な展開だな・・・


巨人阪神戦と自民党総裁選

2008年09月21日 03時38分00秒 | 政治
地上波でほとんどナイター中継を放送しなくなり、テレビのプロ野球離れが顕著であるが、さすがにこの状況になると日テレも昨今では異例の放送延長で試合終了まで放送している。
阪神が独走していた夏場にはまったく予想してなかった展開。今日巨人が勝てば遂に首位に並ぶ。

思い出すのは1973年のペナントレース。巨人がV9を達成した年である。
この時も阪神が首位で巨人が追っていた。
阪神マジック1で残り2試合が中日戦と巨人戦。巨人は残り1試合で阪神戦。
阪神は中日か巨人のどちらかに引き分けで優勝という圧倒的に有利な状況で、中日球場で中日と戦っていた。投げるは阪神のエース江夏。ところが負けてしまう。
この時、確か8回頃だったと思うが、中日球場の横をひかり号が走り過ぎる。アナウンサーが「このひかり号には甲子園での最終戦に向かう巨人ナインが乗車しています。おそらく中日リードのスコアボードを見たのではないでしょうか?」みたいなことを言っていた。試合がどうのこうのよりも、あの走り過ぎる新幹線の光景が今でも忘れられない。結局、最後の大一番で巨人が勝ってV9を達成した。
なんか、そんな昔話を思い出されてしまうような展開になってきている感じ。

いっぽう自民党総裁選は全く盛り上がっていない。麻生有利といわれて、ずっとそのまんま。このまま麻生氏が当選したら何のドラマもない展開。総裁選で盛り上げて総選挙へ――という自民党のシナリオが完全に外れた感じ。
逆に自民党総裁選にマスコミが集中するのではと危惧されていた民主党が軽妙なフットワークで話題を作りまくっている。国民新党との合併や、小沢代表の国替え、薬害肝炎訴訟原告の福田衣里子を公認……と話題に事欠かない。
国民新党との合併や福田衣里子の立候補には否定的見解を持っているのだが、むしろ否定的な意見が出るところが「ウマイ」。
賛否両論だから話題になるのであって、「賛」だけでは大して話題にならない。
小沢、なかなかやるな。脱帽。


民主党・国民新党、郵政見直しで合意、合併?

2008年09月17日 14時34分45秒 | 政治
民主党・国民新党、郵政見直しで合意、合併?

これまで「非常にオモシロイ」と思った総選挙が2回あった。ひとつは1993年の総選挙。自民党を離反して議員が新生党、新党さきがけなどを結成。さらに細川護煕を代表とする日本新党が大ブームを巻き起こして自民党を野党へ落とした選挙。
もうひとつは前回の小泉郵政選挙だ。

近々行われそうな次の総選挙も、これらに劣らないオモシロイ選挙になりそうな予感がしている。
自民・民主どちらが勝つか全く予想できない。

そんな中、冒頭のようなニュースが流れてきた。
小沢一郎の狙いは、次の3点だろう。
(1)特定郵便局長会や郵便労組票の取り込み
(2)単独過半数が取れない場合の国民新党の議席の取り込み
(3)自民・郵政造反復党議員への揺さぶり

狙いは十分に解るんだけど、国民の多くは「郵政民営化されてもそれほど大きな問題はないんだから、また見直さなくても良いんじゃない? 公務員を増やすのは時代逆行で反対」ではなかろうか?

かねてから、現在の日本最大の票田は「無党派」といってきた。特定郵便局長票など欲しさのために、大量の無党派票を取り逃がすことになれば、民主党にとって大きなマイナスだろう。

かねてから小沢一郎は権謀術数に長けた策士と定評があるが、「策士策に溺れる」の結果にならないように御注意召されよww


麻生太郎、愛知でお得意の失言

2008年09月17日 10時55分00秒 | 政治
「被害が岡崎で良かった」 麻生総裁候補、愛知で失言

かつて土曜日夜8時台の視聴率を激しく争ったザ・ドリフターズとコント55号だが、両者の「笑い作り」の手法は全く異なったと言われる。
ザ・ドリフターズのいかりや長介は綿密に計算しつくされた笑い作りをした。一見アドリブに見えるような台詞も全てリハーサルでしっかりと作られ、アドリブは一切なかったといわれる。一方のコント55号の萩本欽一の笑い作りはアドリブの連発で、台本とは全く違う内容になることが多かったといわれる。
どちらが良い悪いの問題ではなく、これは両者のスタンスの違いで、どちらも当時は圧倒的な人気を博したのだから、どちらが間違いということはない。

政治家の演説も、これと似ているように感じられる。
昨今の政治家で最も演説が上手いと感じたのは、やはり小泉純一郎だ。
小泉人気を支えたのは、あの人を惹きつける弁舌に依るところが大きいだろう。
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他にも(政治家としては嫌いだが)田中眞紀子も演説上手と感心する。

人を惹きつける演説上手の政治家は「アドリブが利く」タイプに思える。
顕著な例は、大相撲で貴乃花が優勝した際の小泉の表彰式。用意された表彰状の文句を一切読まずに「痛みに耐えて良く頑張った。感動した!」と短評し場内を沸かせた。

総裁候補のうちキャッチーな言葉の使い方がうまいと感じるのは小池百合子と石原伸晃の2人。どちらもマスコミでの経験が物をいうのか、新聞の見出しに使えそうな言葉をサラリと言ってくれる。一方、与謝野馨と石破茂の2人はあまりうまくない。どうも「台本通り」という感じがしてしまい、おもしろくない。
では最右翼候補とされる麻生太郎はどうか?
彼は完全にアドリブ型だろう。秋葉原で多数の若者たちを聞き入らせるのは、単にオタク趣味というだけでなく、演説がおもしろいからであろう。
だが麻生には失言が多い。「アルツハイマーでも解る」発言は有名だ。

ところで振り返って、先ほど「演説がうまい」と名をあげた政治家だが、実は致命的な失言がほとんど無い。小泉純一郎は長期に渡って総理を務めたが、任期中に政治問題となるほどの失言はひとつも記憶にない。田中眞紀子は野犬のようにあちこち噛みまくっているが(←これも暴言か)、それでも政治生命に関わるような失言はない。彼女の場合は敢えて計算してギリギリの危ない発言をしている。キャッチー狙いで。
それに対して麻生太郎は問題発言が多い。
この違いは何か?

それは小泉や田中などがアドリブで全て言ってるように見せかけている裏で、実はしっかり計算して発言しているのに対して、麻生は本当にその場の思い付きだけで発言している違いである。
冒頭の例でいえば、ザ・ドリフターズの加藤茶がはやらせた「どうもシンヅレイいたしました」や「イカリヤに、おこられた」など、アドリブにしか思えないようなギャグが裏でしっかりリハーサルして作り上げられていたような物である。

麻生太郎が下馬評通りに総理大臣になってしまえば、今後は「失言首相」が誕生してしまう匂いがプンプンする。ボキャブラリーが乏しい安倍晋三、皮肉な何様?の福田康夫以下の放言首相になってしまうかもしれない。
そうならないためにも、今のうちからしっかりとした演説を書けるブレインを探しておいたほうが良い(笑)。


武蔵川新理事長の評判が良いらしい

2008年09月15日 12時34分00秒 | スポーツ
相撲協会の武蔵川新理事長の評判がすこぶる良い。大相撲の建て直しに異論はないから新理事長には十分な改革を望むが、ひとつ疑問なのはそれだけの人傑がいながら、なぜ今までまともな対応ができずサウナ通いが生き甲斐の人物をずっと理事長にしていたのか?

突然ですが、日本史のクイズ。
思いつく日本の歴史上の人物を30名あげなさい。
書きましたか?
30名も知らない?……σ(^_^;)アセアセ

その30名を見て下さい(急に丁寧~汗)。
たぶん戦国時代と幕末の人間が圧倒的に多いのではないだろうか?
織田信長・武田信玄・伊達政宗、坂本竜馬、西郷隆盛、沖田総司……。
戦国時代も幕末も、せいぜい数十年しかない。他の時代のほうが圧倒的に長いのに、現在でも名が残るのは戦国や幕末の人間たちだ。

混乱の時代だからこそ大きな仕事があったとの見方もあるだろう。だが一方では、そういう時代だから能力主義で登用されて力を発揮できたという側面もあろう。
平穏な時代ならば凡庸な人間でも治められる。よって能力ではなく家柄や格式によって立場が決まる。
そんな長年の伝統があるような気がする。

ならば現在、二世議員ばっかりで傑物といえる政治家が出てこないのは、平穏な社会ということか?
決してそんな社会ではなくなっていると思うのだが……。


平井堅コンサート殺人予告男に損害賠償120万

2008年09月12日 17時15分26秒 | ネット・IT
平井堅コンサート殺人予告男に損害賠償120万

犯行の動機について、同被告は「彼女とコンサートに行くつもりでチケットを買ったが、別れたため行けなくなった。彼女への腹いせだった」と供述。

なんてアホくさい動機だこと。
犯行予告をBBSに書き込む連中などアホばかりだが……。
まあ犯人はコンサートが中止されずに、警備強化で開演されたことに感謝するべきだろう。
もしも公演中止になっていれば損害賠償の金額が1桁増えていただろうから。