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イマを見つめて
提言します

永田さんの謝罪

2006年03月01日 17時43分00秒 | 政治
『島田検定』なる番組がある。
PQなる値を標榜し「成績が良いのと、頭が良いのは違います」などと言っている。
コンセプトを全面的に肯定するわけではないが、頷ける部分はある。
永田議員の謝罪?会見を見て強く感じた。

ちょうど東横イン社長の一度目の会見と通じる物が有る。
「やりたくねえし、謝りたくもねえけど、やらねえと世間が収まらねえから、とりあえずやっとくか」だろう。
紙切れを棒読みする言葉からは、真意も誠意も伝わってこない。妙に不貞腐れた印象だけ受けた。

本音らしき物が垣間見えたのは、記者との質疑応答の場面か。
「俺は全面的には間違ってないし、無条件降伏した訳じゃない」
言下にそう感じた。
下らないプライドって、邪魔な物だねぇ……。

昔、あるエントリーのコメント欄で、謝罪のあり方についてディスカッションしたが、まさに私が主張していた通りな感じ。謝罪の場面に「……でもね」は厳禁。言い訳や主張は別の機会にすべきなのだ。同じ場ですれば、反省していないとか、開き直りと受け取られるだけ。
あれじゃ逆効果にしかならない。
待っていたのは案の定、寛恕ではなく更なる断罪だった。

コニュニケーション能力とは、相手の心の機微を推察できる能力だろう。
彼は成績は良かったかもしれないが、実務能力は低かったってことだ。
大蔵省のキャリアなら務まったかもしれないが、彼が見下す国民相手の商売である政治家は務まらなかったってことだろう。

例えば、妻から「今日は給料日でしょ? 付き合いも大切なんだから、たまにはパーッと遊んで、電車が無くなったらタクシーで帰って来たら?」なんて言われて、もちろんその通りにする馬鹿な人間もいなくは無いが、普通は何としても電車のある内に帰って来ようと、逆に自重するもんだ。そういう言葉に対するリアクションが読めない人間なんだな……。QPはせいぜい15くらいか(笑)?

※ちなみに、同番組は永田議員が出演経験あり。