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イマを見つめて
提言します

格が違っていたショーン・ホワイト

2010年02月18日 18時24分00秒 | スポーツ
「五輪スノーボード 国母8位、青野9位 男子ハーフパイプ」

むかしのオリンピックでは、カール・ルイスとかナディア・コマネチとかマーク・スピッツとか、「格が違う」と感じる名選手がいた。
久々に、そんな「格が違う」と感じさせられたのが、ショーン・ホワイト。
「進化したホワイト、別格の強さ 『まだ天井じゃない』」
他の選手と演技の大きさが全然、違っていた。
1回め、大技「ダブルマックツイスト」を出さずに50点中46.8点という高得点。
まるで「みんな、2回めで越えられるかな?」と他選手を試すような滑りだった。
そして誰も越えられずに金メダルが決まると、自らそれを越える48.4点という驚異的なスコア。
本当にカッコよかった。
青野も国母も、よく頑張ったと思う。
予選で準決勝を飛ばして決勝進出を決めたのは立派。
それぞれ2回の演技の中でミスが出てしまったが、国母のマックツイストなんかはとても奇麗に決まっていた。あるいは「マクドナルド」のCM起用なんてなったかもしれないと思う――服装問題がなければ。
まだ若いんだから、競技以外のこともきちんと勉強してソチに挑んで欲しい。

逆に「格は跳ね返せる」と思ったのが女子カーリング。
「チーム青森5人娘、金候補カナダ苦しめ大健闘」
格上アメリカを破ったのに続き、世界ランク1位のカナダと1点差の接戦。しかも第10エンドでカナダに1点を取らせ、後攻で延長に入れば勝ちも十分にある――と思わせる最後までハラハラの展開。大したものです。なんとかメダルを取って欲しいね。

最後に五輪から離れるが、
「俳優・藤田まことさん死去」
「一時代を築いた」という言葉があるが、『てなもんや三度笠』の「あんかけの時次郎」、『必殺シリーズ』の「中村主水」、『はぐれ刑事純情派』の「安浦吉之助」と、「三時代を築いた」俳優さんだったと思います。
謹んでご冥福を祈ります。