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ミートホープ全従業員解雇と社保庁賞与返上

2007年06月26日 12時23分00秒 | マスコミ
渦中のミートホープが全従業員に解雇通知した。あれだけ酷い業務内容では、もう取り引き先は無いだろうから倒産は間逃れない。
社保庁が全職員に今夏のボーナスを自主返納させる考えらしい。支給停止ではなく、あくまでも自主返納である。

ミートホープ問題でマスコミは従業員に同情的だ。経営者の責任追及に終始して解雇される従業員は被害者という立場で伝えている。
社保庁に関しては、それぐらい当たり前というニュアンス。自主返納を拒否する職員がいれば糾弾しそうな雰囲気。さらに新組織への移行に当たっては現社保庁職員を全員解雇して新規に別の職員を採用するべきという意見もある。

別にミートホープの経営者を擁護したり従業員を糾弾する気もないし、社保庁職員を擁護する気はない。けれどもミートホープの従業員だって、日々「牛肉コロッケなのに豚肉や鶏肉を使用している」と解ったうえで働いていた従業員も多いだろう。現に工場長は「社長の指示に従うしかなかった」と偽装を知っていた発言をしている。
いっぽう社保庁にだって、年金受給者や保険料支払者のために親身に働いていた職員がいないとは限らない。

重ねて言うが、だから「どっちがどっち」と擁護したり糾弾したいのではない。ただ、あまりにも偏り過ぎる報道姿勢はいかがなものか?という感じがするのだ。
以前から何度も繰り返して言っているが、マスコミはただ事実を報じてくれればいい。それをどう捉えるかは視聴者の判断だ。

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