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新型インフル感染拡大-130人に

2009年05月18日 13時20分51秒 | 社会・経済
国内の感染130人に 新型インフル、拡大の様相

新型インフルエンザの国内感染が猛烈な勢いで拡大している。
国内感染発覚からわずか3日で130人の患者が確認された。実際にはこの十倍もいるだろうという専門家もいる。
誰も抗体を持っていない未知のウイルスだから仕方ない。涼宮ハルヒならば「未知のウイルスって響き、ワクワクするよね」とか喜びそうだが。

国内初患者発生はいつか?というXデーがクリアされ、国内初感染発覚はいつか?というXデーがクリアされ、次は国内初の死者発生はいつか?だろう。WHOの発表ではこのインフルエンザの致死率は約0.4%だそうだ。すると250人に1人という割合か……。残念ながらこのXデーが訪れるのも、そう遠くはあるまい。

通常型(季節性)インフルエンザでも、毎年約1万人が亡くなっているそうだ。この数字は意外と知られていないのではないか?――なんて偉そうに言っているが、筆者も数年前までは知らなかった。タミフルと異常行動が問題になったときに、ある医者が「仮にタミフルの副作用だとしても、それでタミフルを使用禁止にすれば、何倍、何十倍もの生命が奪われる」というのを聞いて、初めて知った。
「スペインかぜ」や「アジアかぜ」などの名称のせいか、日本ではインフルエンザに対する警戒が薄いように感じる。大した病状でない時に、よく「風邪をひいたようなもの」なんて言うが、年間1万人の生命が奪われるのは驚異的な疾病である。
インフルエンザに感染しても、無理して職場や学校へ行こうとする人間がいるが、とんでもない暴挙である。

新型インフルエンザの発生は不幸な出来事であるが、これを機会に国民がインフルエンザという疾病を正しく理解し、決して軽く見ることができない伝染病であることを認識すれば、不幸中の幸いだと思う。


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