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茨城GG騒動の総括

2006年07月23日 12時29分00秒 | スポーツ
今回の茨城ゴールデンゴールズ騒動について、のべ100以上のブログを読んで回ったが、論調は真っ二つに割れていた。
ひとつは「潔い判断」と欽ちゃんの行動を擁護する派、もうひとつは「身勝手」と批判する派。

当ブログは「球団はオーナーの私物ではないので、解散という重大事項は個人の感情で行われるべきではない。プレーする場を奪われる選手はどうなる。支えてきたスタッフや地元後援者はどうなる」と、後者の立場を取ってきた。

擁護派で多く見られたのが「パロマや日銀総裁の対応とは正反対」という賞賛。この意見はテレビのコメンテーターも何人か述べている。

では仮にパロマ社長が「不祥事の責任を取って、当社を解散します」と言ったらどうなるか? 何万人という社員が失業して路頭に迷う。株主は株券が紙くずになって大損害を被る。
できっこないが、もしも日銀総裁が「責任を取って日銀を解散します」と言ったらどうか? 日本経済が破綻するwww
欽ちゃん肯定派が、パロマ社長や日銀総裁に望んでいるのは「組織の解体」ではなく「責任者の辞任」のはず。つまり「社長をやめろ」、「総裁をやめろ」だろう。
以上のことから言うと、欽ちゃんは「球団を解散します」ではなく「監督を辞めます」と言うべきだった。

もしも「監督を辞めます」と言っていたら、当ブログも「潔い判断ではあるが、不祥事は山本選手個人の問題であり、萩本氏が責任を取る必要はない。球団人気は萩本氏に依る部分も多いのだから、辞めるべきではない」と擁護派に回っていただろう。


【追記】
「総括」に「追記」とはおかしいのだが、今朝の『ザ・サンデー』で新たな動きがあったので加筆。
番組に生出演した萩本氏は、選手に不満が鬱積しているご様子。
「選手がみんなユニフォームを着ていたのが信じられない。まるで(ユニフォームを着ず)背広の俺が悪いことしたみたいだ。2~3人は普通のシャツのやつがいるかと思っていた」
と不満たらたら。おそらくユニフォームを着ないのが「野球に失礼した」という萩本氏の表現なのだろう(失礼したからユニフォームを着る資格がないという意)。
しかし選手は試合するために新潟へ来ているのだ。普通のシャツでグラウンドに出るのは、むしろ相手チームや観客に失礼だろう。先日の阪神―巨人戦で始球式を行った武豊騎手が「勝負服(レースで着る服)がボクの正装」と言っていたが、選手は野球選手の正装でグラウンドに出ただけ。
既に二度も言ってるように、茨城GGの選手は全て分別がある大人(だと思う)。今回の不祥事は山本ら3選手に有り、他の選手が野球を辞めなければならない理由はない。
球団として支援者やファンに「お詫び」をするならば、それは辞める事ではなく良いプレーを見せることだと思う。
異常なほどに選手に不満をぶつける萩本氏の姿を見ていると、「函館の事件は氷山の一角で、日常的に萩本氏が不満を感じる様なチーム事情があるのでは?」などと勘繰りたくなる。
今日の生出演は完全に蛇足だったと思う。


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