林真須美被告の死刑確定――和歌山毒物カレー事件
最高裁の意志をはっきりと示した判決だったと感じる。
これまでの一・二審の判決は、なんだか消去法を聞いているような印象を受けた。
「他人が犯行を実行できた可能性を消して行くと、最後に林真須美被告しか残らないから被告が犯人」みたいな。
それに対して、今度の最高裁判決は「状況証拠を積み上げれば被告が犯人であることは疑いを挟めない」と、加点法的な検証で有罪を断じている。
一部では「状況証拠だけで死刑にするのはおかしい。万が一にも冤罪の可能性があるなら無期懲役にしとくべき」なんていう意見もあるが、これこそおかしい。
もしも万が一にも冤罪の可能性があるのならば、「推定無罪」、「疑わしきは被告人の利益に」で「無罪」とするべきなのである。
この事件には「中間を取って無期懲役に」なんて判断は存在しない。死刑か無罪かの二択しかない裁判なのである。
今回、最高裁が毅然とした態度を表わした事に敬意を示す。
最高裁の意志をはっきりと示した判決だったと感じる。
これまでの一・二審の判決は、なんだか消去法を聞いているような印象を受けた。
「他人が犯行を実行できた可能性を消して行くと、最後に林真須美被告しか残らないから被告が犯人」みたいな。
それに対して、今度の最高裁判決は「状況証拠を積み上げれば被告が犯人であることは疑いを挟めない」と、加点法的な検証で有罪を断じている。
一部では「状況証拠だけで死刑にするのはおかしい。万が一にも冤罪の可能性があるなら無期懲役にしとくべき」なんていう意見もあるが、これこそおかしい。
もしも万が一にも冤罪の可能性があるのならば、「推定無罪」、「疑わしきは被告人の利益に」で「無罪」とするべきなのである。
この事件には「中間を取って無期懲役に」なんて判断は存在しない。死刑か無罪かの二択しかない裁判なのである。
今回、最高裁が毅然とした態度を表わした事に敬意を示す。
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