

だから、いいんだと思います。
だから、素敵なんだ

Dクンとねえねは、以前から、ドッチボールでキャッチボールのようなやり取りをしたり、サッカーボールでパスをしたりして遊んでいましたが、Dクンが知っていて違う方向にボールを投げたり、途中で、別の遊びに気が散ったりして、遊びが続くことはあまりなかったように思います。。。
でも、ねえねは、それでいいんだと思っていました。
いろいろなことに興味を持ち、いろいろな遊びをすることによって、Dクンが成長していってくれればいいんだと。。。
今日、製作活動後の静かな保育室で、触り心地のいい毛糸の玉を発見!
“ポーン”とDクンめがけて投げてみました。
すると、目を“キラリ”

『よーし!』
と、ねえねに返してきました。
また、ねえねが“ポーン”と返すと、今度は、玉をキャッチして、
『ストラ~イク!』
というDクン。
今度は、ねえねがちょっと意地悪をして、Dクンの後ろの方に投げると、
『場外やな~!』
と・・・笑いながら玉を拾うDクン。
ねえね、ちょっとビックリしました。

Dクンが“野球”というものを知っていたことを!

そして、Dクンとねえねは、“ポーン”“ポーン”と毛糸の玉が行き交う度に、言葉のキャッチボールをしながら、とっても楽しく遊んでいるのです!
その後も、鍋を持って玉をキャッチしたりしながら遊びました。
そこへ、Kクンがやって来て、
『よーせーてー!』
というと、
『えっ!!!』

とDクンの顔は一瞬変わりました。

そんなことおかまいなしにKクンは、毛糸の玉を奪い、Dクンめがけて“ポーーン”と勢いよく投げました。
アチャ~

Dクン怒るかな?止めちゃうかな?というねえねの予想は一気に消えちゃいました。

『Dクンしっかりとらな!』
とKクン。
『あっ。。。うん。。。』
とDクン。
今度は、Dクンから“ポーン”と玉を投げるとしっかりキャッチしたKクン。
その姿を見て、
『すっごいな~!』
とDクン。
そんな感じで、DクンとKクンとの間にも、キャッチボールをする度に、言葉のやり取りが生まれていて、気付けば、仲間意識も強くなっていたのです!!!

その姿がほほえましくもあり、学ばされたのです!
キャッチボールができるということは、とっても素敵なことなんだなって。

発達の過程においても、恋愛においても、人間関係においても、同じなのかも。。。
ねえねも、ひとり壁当てばっかりじゃなく



いや、してみたいなぁ。。。

