西向きのバルコニーから

私立カームラ博物館付属芸能芸術家研究所の日誌

神農祭

2005年11月23日 18時19分32秒 | 関西ですねん!
大阪道修町(どしょうまち)、少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)の神農祭に出かけた。
神農祭は「神農(しんのう)さん」として知られ、「戎っさん」「愛染さん」「天神さん」と並ぶ大阪四大祭りのひとつとされるビッグイベントなのだが、ビルの谷間に隠れるように建立されているこの少彦名神社は、お祭りが開催されていない時に訪れると、知らずに通り過ぎてしまいそうになるほどひっそりとした、小さな神社である。

私がこの神農祭に行き始めてから、今年で7年目。大阪の代表的な薬問屋街道修町にあって、薬の神様、ひいては無病息災を祈願する神様ということで、特に家族に高齢者を抱える身としては、一度行きだすと毎年行かなければ不安になってしまうということもあり、止めずになんとかお参りを続けている。
今年は例年に無く人出が多く、行列がいくつかのビルをぐるりと巻き込むように繋がり、結局参拝までに30~40分もかかってしまった。中には「もう何十年と参りに来てるけど、こんな人多いのんは始めてや!」と言う人もいた。
例年に無い人出…、これも鳥インフルエンザ対策なのであろうか…?


余談になるが、明後日にクランクインする、私も出演する自主制作映画『バロック的狂躁曲』の若き女性監督の苗字も、神農さんと同じ「神農」と書いて「かみの」さんと読む。この時期にふたつの神農さんとは、何とも不思議なご縁を感じる。