見知らぬ男の生活

某男(ぼうお)の日記

白浜

2020-08-20 | シュノーケリング
2020年8月17日の四国西南端方面シュノーケリングの続きだ。
目的地の柏島に早く到着できそうなので、途中で脇道にそれて道草した。
山を越え、TV番組「ポツンと一軒家」に出てきそうな車幅ギリギリのクネクネ道路を通って海岸に向かう。
ハンドル操作を10cm誤ると急斜面に転落だ。
対向車が来たらかなりの距離をバックしなければならないので、来ないでくれと祈る思いで前に進む。
たどりついた場所は「白浜」と呼ばれるビーチ。

白浜と呼ばれる海岸は全国各地、至る所に存在しているが、この白浜は知る人ぞ知る超マイナーな白浜だ。
近くにポツンと民家があるだけの静かな場所だ。
某所みたいにSNSで拡散されてメジャーになったら観光客が押し寄せて観光公害が発生するのではないかと危惧するが、
先ほど述べたようにアクセスが極めて悪いので、観光バスが来るような心配はない。
また、湾の奥に位置するので水質がイマイチで海中の透明度も良くない。
だから今後もメジャーなスポットになることはないであろう。
この日も誰もいなかった…。

実は、このビーチには過去に何度か訪れていて、カヤックやシュノーケリングを楽しんだことがあるんだ。
そして、苦い思い出も…。
あれは忘れもしない2012年8月4日のことだった。
泳いだ後、荷物から車のキーを取り出そうとしたら見当たらない。
うっかり海パンのポケットにキーを入れたままで泳いでいて海底に落としてしまったのだ。
自宅から数百キロ…車で約4時間(当時)のビーチで途方に暮れる私…。
別の海でも同じ過ちを犯して痛い目に遭ったのに、懲りない自分が情けなかった。
あのときの絶望感は今でも忘れない。
幸いにも携帯電話や小銭は車外の荷物の中にあったため、自宅にいた家族に電話をかけて救援を求めることができた。
交渉の末、車で4時間かけて予備キーを持ってきてもらうことに…。
家族はこちら方面の地理に不案内なので、分かりやすい場所(道の駅)に行って待つことにした。
白浜から山を越え、目的地の道の駅まで約8kmの行程を徒歩で移動した。

上の写真は当時のものだ。
真夏の炎天下、海パンとラッシュガート姿でテクテク歩き、約2時間かけて道の駅にたどり着いた。
そして待つことさらに2時間…。
救援の家族と合流し、その車で再び白浜へ。
ようやく車に乗って帰宅することができたというわけだ…ふぅ。
ふと、そんなことを思い出してしまう私であった。
つづく。

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