映画 『S-最後の警官ー奪還』を観た

前評判通りの作品でした。

テレビバージョンの流れから、

大方の予想はできていた。


警察の中でのそれぞれの立場を超えた強い責任感が

全篇を通して貫かれていたと思います。


この分野の日本映画の特徴として、

責任と自己犠牲を強調した作品が多いが、

この映画もそんな一連の流れにある。


そんな中、どんな時も人命尊重が第一。

如何にも日本的なテーマが根本を支え、

憎しみを原動力に、人命より力での制圧を優先するやり方と

あくまでも凶悪犯人の命さえも守り、

確保するやり方との間の葛藤や極限での迷いが、

登場人物の人間性を良く描いていたと思います。




『人の命は何よりも重い』



観た後に心に残る映画のひとつだったと思います。






さて、

昨今のニュースに、シリアからヨーロッパになだれ込む難民問題と、

中国の好戦的で危険な動きが数多くアップされています。


どちらも人の命や幸せに暮らす権利が軽んじられ、

脅かされていると強く感じます。


平和に暮らしたいという願いを打ち砕くような勢力は、

私には看過できません。



平和主義に基づく人命尊重を守ろうとする勢力と、

戦争や理不尽な犯罪を繰り返す悪の勢力に対峙する力。




今国会で審議されている安保関連法案には、正と負の顔がある。


この国を守る力を行使する権利の拡大と抑止力。

この国を戦争に巻き込む危険性。




現状では隣国との平和共存は

極めて難しい局面に入っていると考えます。



悪意ある挑発の数々。

私たちの国を罵倒し、辱める言動。


過去の戦争責任をどんなに謝罪し償っても、

敵対し平気で危害を加え続ける国民性。



安保関連法案に関し、国民や議会が、どちらの選択をしても

近い将来、深く後悔する事になるような気がします。



そんな事態に追い込まれないように

心から願います。




日中双方に居る平和を願う存在が多数派を占め

力強く行動する事を期待するしかありません。




映画を観た後バスの中、まとまらない考えを反省して二句。





映画観て　晩飯喰って　なりきって

憂いても　お腹はすくし　眠くなる




お粗末。