H ビデオを買ってもマイナンバーを提示するの？

国民全員に番号を割り振るマイナンバー制度が来年１月にスタートすることを踏まえ、

個人のマイナンバーカードに購入記録を蓄積し、

それに基づき還付を受ける新システムを導入するとしている。


消費者は買い物のたびに店側にマイナンバーカードを提示し、

カードに埋め込まれているＩＣチップに購入情報を記録する。



消費税アップ時に、酒類を除く食品の軽減税率代替として

マイナンバーの活用を考えているらしい。




マイナンバー制度の導入には個人情報の流出問題が不安視されているが、

私は他の事が気になっている。


それは、消費動向も含め、

個人情報が総て国家による一元管理がされる危険性である。



私の子供時代、近未来を舞台にしたＳＦ小説やマンガの世界で、

国民が総てコンピューターによる

ハイテク独裁国家に一元管理されている世界が

批判的に描かれていた。




そんな空想上の恐怖の社会が

今まさに実現されようとしている。

少なくとも私にはそう感じる。


マイナンバーカードの提示で

国民の消費を把握できると云う事は、

その気になれば

誰がいつ・何処で・何を買ったかを

総て個人情報として管理できると云う事である。

もし本当にマイナンバーカードにその機能が備わっているのなら、

国民管理の骨組みが確立し、

完全支配の第一歩が始まったと云えるのかもしれない。



例えば２０代の「どこの　だれこ」さんが

○○デパートのバーゲンで

▼カップのブラジャーを買ったとか、



倦怠期に悩む夫婦が

大人のおもちゃを買ったり

中学生の少年や、私のようなオヤジが

Ｈビデオやエロ本を買ったとか・・・・。

あまり知られたくない事まで知られてしまう。





その気になれば、国家による

個人への恐喝も可能になる。

恐喝が怖くて、云いたい事も云えなくなる。

やりたくない事も強制的にやらされる。

例えば徴兵とか・・・・。


悪い方へ、悪い方へ考えすぎかなぁ？




もちろん来年一月の施行時には

まだそこまで徹底される事はないと思うが、

数年後には事務手続きの簡素化、脱税や犯罪防止と称し、

総ての国民の総ての消費には

マイナンバーカードの提示が

必要と言いだすのは必至だと思う。

そんなこと、国会で政治屋さんたちが

数を背景にちょちょいと法律を改正すれば済む事だから。




簡単でしょう？





不良少年が酒やたばこを歳を誤魔化し

買う事が出来なくなるし、

犯罪者にとって、すぐ足がつく事にもなろう。



それは歓迎すべき事と

手放しで喜んではいられない。




反体制思想の持ち主は

犯罪者の烙印を押された時、

独裁者に対する抵抗が一切出来なくなる危険性を

考慮すべきである。



例えば戦争に反対するやから。


例えば現政権に異を唱える野党。


例えば低賃金に抗議する労働者たち。





国民は羊のように従順で有る事を求められ、

豚や牛のように家畜並みの窮屈な生活を強いられるのかもしれない。



鶏舎で飼育されるニワトリは、

一生のうち一度も太陽の光を浴びることなく

より多くの卵の産卵という仕事を背負わされる。


私たちはどうだろう？

本来人間として生まれてきたからには

当然享受されるべき人としての喜びを

体験してきたのだろうか？




ホントはそう思い込まされているだけなのでは？



私にとって、未知の世界は

知らない以上、先の世界はコメントできない。




ただ今の私に見えている事は、現状の社会では、

一流大学を卒業し、一流企業に就職する事が

至福の喜びであると憧れる小市民たち。


そしてそれが実現し

エリートとして生きる一握りの人たち。


それから漏れた、大多数の人たち。


この国のそれらの人々のつつましい喜びたち。

それらが混在していると云う事である。







危機感を込めて一句。




ブランド牛　あなたは和牛で　わたしなに？（どう見ても無名の雑種以下だなぁ）





お粗末。



補足　　　私の好きな昔の映画のキャッチフレーズに、
　　
　　　　　『オオカミは生きろ　　豚は死ね』

　　　　　
　　　　　というのがありました。


　　　　　私は豚のようにしか生きてこられませんでしたが
　　　　　
　　　　　それが何か？