uparupapapa 日記

今の日本の政治が嫌いです。
だからblogで訴えます。


強硬採決

2015-09-16 12:49:59 | 日記
国会周辺での動きが騒がしい。

予定通りなら18日にも安保関連法案の採決が行われるという。

議事堂周辺での反対運動が

60年・70年安保反対運動以来の

久しぶりの盛り上がりを見せる中、

審議が尽くされたと云い、公聴会を開くなど

採決に向けたスケジュールが淡々とこなされている。



今のままだと、反対の声を押しつぶすように

強硬採決が行われる事になるだろう。




本当に今のままの動きの中で、こんな重要法案が決定されて良いのだろうか?




私の意見はいったいどちらだろう?



正直、一言では言い表せない。


反対とも賛成とも云えない。




まず反対の立場から云わせてもらうと・・・・。



明確にこの法案は憲法に反している。

第9条だけでなく、前文の精神にも反している。


現日本国憲法は集団的自衛権どころか、個別的自衛権さえ

認めているとは言えない。

過去の判例を引きあいに出しても

正統性のある論法だとは納得しない専門家は多い。



過去の侵略戦争の反省にたって作られた憲法である事を考えたら

もっと前文に書かれている精神を尊重すべきと考える。



それが出来ないのなら、憲法改正を目指すべきである。


戦勝国であるアメリカの押し付け憲法であり、承服できないと云うのであれば

そうするのが正統な道なのでは?





多分国際環境が切迫し、そんな時間的余裕がないから、

小手先の法律改正と新設で誤魔化し、対応しようと云うのであろう。




それからもうひとつ。

国家主義の不吉な前兆として(戦争準備の前段階としての役割が懸念されている)

特定機密保護法が施行された。

そんな法律を成立させて、

これからいったいどんな事をやろうとしているのだろう?

何を機密にしようというのか?



私の目から見たら、

防衛と云う名の戦争準備としか見えない。



もしかして秘密裏に炭疽菌でも作っているのでは?

と疑ってしまう。




それに全国に張り巡らされている防犯カメラ。

これは一連の流れと呼応していると云えるかどうかは分からないが、

これも危険である。



私の読んだ事のある小説『アトミック ボックス』でも描かれているが、

一旦国家権力から睨まれたら、

一個人が鉄壁の防犯カメラ網から

単独で逃げ切る事は不可能である。




これほど広範囲にわたって監視体制が確立されている国は、

他に何処があるというのか?


防犯と云うが、本当に刑事事件犯罪防止のみが目的?



現代日本は、極めて危険な権力体制が敷かれつつある。

いや、もう完成していると考えるべきかもしれない。






『日の丸君が代』法案が可決する際も、

決して国民に強制しないと約束したはずなのに、

現状はどうだろう?


今の学校などでの起立と君が代斉唱を強制する姿勢は

明らかに約束違反である。

従わないものは処分されるなんて

どう見ても反対する者への弾圧であると断言する。



戦前以上の鉄壁な国家主義体制が声を潜めてはびこっている。

次にやるのは、特高の復活?




こんな国家主義の台頭の流れを見ていると、

今国会前で反対している人たちは、

近い将来国家による弾圧を受け

一生後悔をする事になるかも?



私はそれが怖い?



いや、そんな事は無い!!

権力なんて怖くない!!



なんて断言出来るかな?


どんなに強く叫んでも、

強がりにしか聞こえないだろう。








次に賛成意見。


私にはどうしても許せない国がある。

中国、韓国、北朝鮮、ロシア。


それらの国は、完全に日本を舐めている。




特に日本の国家としての存続・生存権に関し、

重大な危険をもたらしているのが中国である。


あの国は我が国と本気で戦争をしたがっている。

国家も国民も跳ね上がった行動を好んで取りたがっている。

バブル崩壊後の日本の国力低下と

中国の国力上昇、とりわけ『GDP』上での逆転後は

国威高揚と自信過剰により

その傾向が激しくなってきているため、

尚更平気で危険な行動を取ろうとしている。



覇権主義むき出しの行動をとり、

周辺国に力による圧力をかけている。



安全保障上、彼の国からの先の戦争の恨みによる報復と侵略を防ぐには、

防衛力の強化と、国軍としての行動の自由が不可欠である。


たとえ国民の自由が制限されても、

強国日本を復活させ、周辺ゴロツキ国家と対峙すべきである。





ここで私は考える。




さて、どちらの道を進むべきか?





このまま何もせず、黙っていたらどうなる?


平和を模索し、周辺国と仲良く共存できる道などあるのだろうか?


そんなものは無いと思う。

平和共存などあり得ない。






防衛力強化とアメリカとの同盟強化が抑止力になるなど詭弁だ。

中国がもっと国力を増し、日本とアメリカにに勝つ実力と自信がついたら、

必ず攻撃してくるだろう。




平和を維持するための抑止力を高めるのに不可欠な

安保関連法案であるなどの主張は、

戦争準備のための一時的な時間稼ぎの手段に過ぎず、

政府による誤魔化しであり危険な誘導だ。



そんな猿芝居を信じ付き合うほど

愚かであってはいけない。




そんな事百も承知で国家主義を認め戦争に突き進むか、

自由と民主主義を守り、平和主義に徹し

どんなに他国から蹂躙されても我慢し続ける道を選ぶか?


自分の子供たちを戦場に送るか

(多分、自分自身も駆り出される事になると思うが。)


どれだけ辱めを受け、虐殺され続けても

大戦中のユダヤ人たちのように無抵抗を続けるか?



どちらの道を選んでも

決して未来は明るいとは言えないだろう。




私は悲観し過ぎ?






愚かで悲観主義者のオヤジが二句。




今日の酒 明日も同じに 飲めるかな



この日記 危険過ぎて  後悔し




お粗末。