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チーママの庭とウサギたち

チーちゃんのママことチーママです。植物とウサギと戯れ、マイペースでハンドメイドをしています。

山の小さな命

2006-12-03 23:50:52 | お鳥さま
所用があってお山のお寺に行ってきました。
せっかくのお山だから、さぞや鳥さんたちが沢山・・・と思ったのに、シジュウカラ一羽見かけただけで、他は姿も声もなし。思わず「今日は鳥がいない・・・」とぼやいたら・・・

「鳥が好きですか?」
 はい!生き物なら何でも!
「では こちらへいらっしゃい」と声をかけてくださるご住職。
すたすたと本堂脇に入っていらっしゃる。

本堂裏で鳥でも飼っているのかとついていくと
「そこにいてください」といい置いて、ご住職は先へ行かれる。
指定されたのはがけの上。葉を落とした山の木々がすぐ目の前に。

んん?なにやら小さいものがアチコチからやってくる。
裏から戻ってきたご住職がフィーフィフィと呼ぶと、ツィーと飛んでくる。


ヤマガラです!!



ご住職の手のひらに乗っているのはヒマワリの種。
気がつけば20羽ほどのヤマガラが、我先にやってくる。



手の届きそうなところに、野生の鳥が群れている。
もう もう 心がわくわくと小躍りしています(^^)
いくら慣れているとはいえ、見知らぬ人間がいても食べに来るのに驚きました。

そして
「はい」と手渡されたヒマワリの種。
 えっ? 私が? 来るの?
試しにそっと差し出す。
 大丈夫よ いらっしゃい いい子ねぇ
意を決したように、1羽の子がやってきました。
 ♪ ♪ そう いい子ね 大丈夫でしょう?


重さは文鳥よりやや軽めですから、20gくらいでしょうか。
カラの類独特の細い足が指先に爪を立てます。
そのあまりの軽さと、かすかにかかる体重から伝わる命の重み。
指先からほんのりと暖かな生命力が伝わる気がします。
 
以前保護した子を放野したところ、やってくるようになった。
きっとファミリーなのだろう。
とは、ご住職の話。
これなら肩にも乗ってくるのでは?とお聞きしたところ、
「外に出ると、肩にも頭にも乗ってきて、仕事になりません」と苦笑されていました。

次々やってくるヤマガラを見ながら、しばしお話。
野鳥の会などからは「餌付けするな」といわれているようですが、それは野暮。
鎌倉でもリス(台湾リス)に餌台を作っているご住職がいましたが、仏教の法の上では功徳のうち。
かまうもんですか。と強硬発言しちゃいました(^^;;
やがて雪にも閉ざされるこの地で、小さな命にとっては救いの手でもありましょう。
なにより、これだけ臆病な鳥が、一見さんにも来るんです。
いかにご住職が澄んだ心で、いつくしんでいるかがわかります。

心洗われるような、思わぬご褒美をいただいたお参りでした。



今度はママちんも連れて行きましょう。きっと大喜びです。
えっ? ひよこパパママも?
はいはい みんなでお参りに行きましょうね(^^)

コメント (4)
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