チーママの庭とウサギたち

チーちゃんのママことチーママです。植物とウサギと戯れ、マイペースでハンドメイドをしています。

お散歩しましょう♪

2009-05-11 22:30:37 | お出かけ
お茶会の合間を縫って、表の池まで駆け足に、スイレンを撮りに出かけました。
だって、スイレンって10時頃から15時頃までで、あとは閉じてしまうのですもの。
急いで撮り置いて、もと来た道をもどります。

では 内苑にある月華殿まで ご一緒しましょう。

池のふちのあちこちで、キショウブが盛りです。



おやおや あまりの天気の良さに、カメさんも お散歩。 
どこで甲羅を干しましょうかね?


いつ見ても画になる三重塔が、静かに池を見つめています。 
いつかは行こうと思いつつ、まだ行ったことがありません。
はるか高みに望む、憧れの地というところでしょうか。


池の端のお茶屋さん。
今日はいつにもまして、観光客が多いようです。
海外の方もちらほら目立ちます。



さてここで、秘密の門を開けまして(単に関係者出入り口なんですけど:笑)、内苑に横入りします。
内苑に入ると、いっそう緑が豊かに肌に身近に感じられるようになります。


道を行くと目の前が急に広がり、端正なたたずまいの臨春閣が現れます。
この建物は、どこから見ても池との対比が際立っていて、広々とすがすがしいものがあります。

説明には「江戸時代初期の紀州徳川家ゆかりの臨春閣の景観は、京都・桂離宮と対比されるものです」とあります。なるほど・・・

手入れの行き届いた臨春閣の池に沿って道は続きます。


臨春閣を過ぎて、改めて行く手をみると、今までの開けた景色とうって変わった光景が目に入ります。


あたり一面の緑の苔と風の吹き渡る木立は、あくまでも自然にありのままに。
その向こう、まっすぐに立ち上がる青竹をすかして見える建物。
このあたりが日本庭園の醍醐味です。
場面の展開と言いましょうか。
道をたどりながら、この先に何があるのかと期待させる妙と言いますか。
面と線と曲線のおりなす、緩急自在な舞台展開を感じます。

臨春閣の池へと続く小川をわたります。
この橋には、屋根つきの望楼(?)がありまして、亭樹というそうですが、なにやら中国の庭園を思わせますね。


緑の合間に見え隠れする建物は、日本の美ですねぇ。


ここからは、自然のありのままが息づいてきます。
右側の急階段の上に、月華殿がみえています。
頑張って 登ります!(^^;;


楓の若葉が、何よりのおもてなしですね♪


結構な運動量の階段でしょう?(^^;;


はい。 こちらが今日のお席の月華殿です。
右側の入り口は水屋です。つまり裏方。
左を回って表に参りましょう。


お客様は、こちらから席入りなさいます。
階(きざはし)上がってすぐが「待合(まちあい)」で、お茶席に入るまでの控えの間。
右側の欄干のあるお部屋が茶席です。


ほら ね? やっていますでしょ?


この高欄からの眺めは、深山霊谷をながめるようで、きっと一日見ていても飽きませんよ。



しっかし これらを作り上げた原三渓って どんなヒトよ(@@)って思います。
薄っぺらな成金趣味ではない、本当の豪商の力というものを思い知る気がしますよ。

明日は、月華殿に続く小さな茶室と、今回のお道具やお花などをご覧に入れましょうね。

コメント (2)
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