チーママの庭とウサギたち

チーちゃんのママことチーママです。植物とウサギと戯れ、マイペースでハンドメイドをしています。

うっ滞(食滞)

2012-05-18 06:30:23 | うさぎの病気と健康
最近ちょこちょこと、新しいウサギさんブログを拝見しました。
皆さんとても丁寧にお世話していらっしゃる。
& 病気のお話もちらほらと。

そっかー そうだよね。
昔は、かーさんもアセアセやっていたなぁ。
ユキはイベント体質で、うっ滞やらかしてくれたり、いきなりのショック症状起こしたりもしたし、不正咬合でワタワタしたし。
シジミも原因不明のたらこ唇騒動があったり。
かかとのハゲのソアホックを心配したこともあったっけ。
何度藤沢に夜間駆けこんだことか。
今では先生も「体力がもたない」という事で診ていらっしゃいませんが、当時は帰宅が深夜なんてこともたびたびで。

不正咬合をどうしようと悩み、食滞起こすのは食べ物がいけないんじゃないかと悩み、でも牧草食べないのをどうしたらいいかと悩み。
エンセファリトゾーン症にどっぷりハマったこともあったっけ。

それが・・・・・・

先日も先生と「最近はすっかりイベントが無くなっちゃって」と、話していました。
今の懸案は、こゆきのダイエットだけですもの。
いえいえ 肥満も立派な病気ですから、長生きしてもらうためにも、昔のようにバビュンバビュンと走りまわってキラキラしてもらうためにも、絶対になんとかしなくてはならない事ですが、とりあえず今すぐ命にかかわる事ではありません。

確かにプリンペランミックスにガスモチンにステラロールがあれば、ほぼ「怪しいな?」で使い分けができて、あとは温めツボ刺激でほとんど軽度で解決しちゃっています。
食べなくても、表情が良ければ気にしないし(^^;;
怪しいオーラが出てれば、こゆきはプリンペランミックス、シジミはガスモチンで済んじゃうし。
もうちょっと気になる時は、ステラロールで補強してみるし。
しかしそうした事態も、ここ半年以上ないんじゃないかな?
というより、小一年近くこれといった記憶がない。

しかし世の中を改めてみてみれば、やはりウサギさんのうっ滞と、子宮系の病気は多いわけでして。
とくにうっ滞に関しては、ウサギさんの場合は数時間でおこすこともあるので、皆さんヒヤヒヤです。
うっ滞というのは、要は胃腸の動きが停滞するわけです。
馬と同様ながーい盲腸で常に発酵作業をしているウサギにとっては、工場のシステムダウンは大問題。
発酵機関を抱えているような動物ですから、作業が止まるとガスがたまっちゃう。
ガスがたまれば苦しいし、胃腸は刺激されて痛むし、むかつくし・・・
まぁ このあたりは人間の便秘と同じですね。

その上、停滞すると各種消化液の再吸収が妨げられるわけで、脱水や電解質異状を引き起こす。
脱水だけでもボーっとしますが、電解質異状を引き起こすと、ユキのようにショック症状を引き起こすわけです。
でもって、それを過ぎてしまうと虹の橋。
当時は「ケトアシドーシス」なんて言葉にも、必死になりましたっけ。

まぁ このイレウス(閉塞)というのは、単純性・複雑性・機能的とありまして、ウサギさんの場合は機能的イレウスが多いんじゃないかと推察する次第です。
機能的イレウスには、腹膜炎とか中毒とかのまひ性、局部炎症や何らかによる腸管への刺激(ああ、子宮系の病気は多いだろうな)による痙攣性、自律神経異状による停滞というのがありまして、ウサギの場合は自律神経異状ってのも多いかな?と思っていますよ。
つまり寒暖差とか、何らかの環境変化とかで自律神経失調による機能的イレウス。
だから 天候が急激に変わったり、荒天の後などに、病院に駆け込むウサギさんが多くなる。
ウサギほど天候変化に弱い動物も、ないんじゃないかと思いますけどね。

ああ 毛球というのもありましたっけ。
でもあれは、結果であって原因ではない。
胃腸が順調に動いていれば、入ったものは出ていくわけで、出ている分には問題ないわけです。
でなけりゃ 野生のウサギは毛球症で死ぬ確率か高くなる? な、わけないですよね。
毛づくろいは動物には当たり前のことですから、全く口に入らないようにすることは不可能です。
だから、極論を言えば、毛だろうと段ボールだろうと、口に入ってもすんなり出て行ってくれれば良いわけです。
それが胃腸の動きが上手くないと、たまってしまって腸管をふさいでしまう。と理解しています。

うーーーん 何だか頭がモヤモヤしてきた。
最近あまりアカデミックなことに、頭を使っていなかったもので(--;;


ともあれ(なんちゅー ぶった切り!:笑) 
なんでウサウサずが元気なのかは、正直?でして。
かーさんは「根が丈夫だから」なんて思っていますけれどね。
特にこゆきは、あんなに太っていたら胃腸の動きが妨げられて、うっ滞になってもおかしくないはずなんです。
いくらうさぎの腹膜が弱いからといっても、脂肪が腹膜を破ってはみ出してしまう「ヘルニア」になるなんて、いったいどんだけ太っているんだ!! ですよね。
なのに、こゆきどんもいっかなうっ滞はおこさない。
ま、超健康ピッカピカの歯をもっているとしても、不思議なお話です。

で、どうしてかなー?って思うに、やっぱり野菜食と家中ご自由かな?って思うのですよ。
そりゃ牧草が一番ですが、食べないものは食べないわけで、ならば次善の策の野菜です。
で、野菜の良いところは水分も十分にとれること。
牧草やペレットといった乾燥した食物の場合は、ただでさえほかの動物と比べて水分を必要とするウサギなのですから、十分に飲んでくれないと水分不足で消化にもよろしくない。
その点野菜は90%以上が水分なのですから、水分不足に陥ることはならない。
我が家では水ボトルがありません。
だって飲まないんですもの。
野菜食なものですから、それでも十分に尿量があるのです。
トイレはいつも、タプタプです(笑)

「野菜だけでは栄養不足になる」というお話もありますが・・・
もともとウサギは牧草という超低栄養な材料から、高エネルギー・高栄養を生産する動物です。
野菜の栄養不足を気にすることはないんじゃないかな?って考えるのです。
気をつけるべきは、「ばっかり食べ」の偏食による弊害だけでは?
キャベツだけ大量。これは甲状腺異常が心配意になります。
レタスだけ大量。レタスには催眠作用があるんですね。
まぁ あれやこれやありますから、要は種類をあげなさいということです。
ちなみに野菜のカルシウムに関しては、もぐらさんのハウスラビット・ソサエティー(USA)情報によると、まったく気にすることはないそうです。
ここでも野菜の水分が役立っておりまして、入っても出ていくようです。
それと同じで、ほうれん草のシュウ酸を気にして「絶対あげちゃだめ!」ということもないかと。
食べる子なら、サラダほうれん草などシュウ酸の少ないものなら、かえって栄養的に良いかもしれません。
なんでも程度問題と、思っているかーさんです。
ただし、経済動物(牛馬羊等)に禁忌のものは、やっぱりウサギも禁忌ですよ(^^)

それに微量栄養の補完として、ペレットをあげればいいかな?と思う次第です。
ちなみにユキの不正咬合は、野菜食にしたらメンテ不要となりましたので、そうした効果も期待できるかも。

もうひとつの元気の元。
それは、ひょっとして家中ご自由かな?
ケージ飼いのウサギさんに比べたら、はるかに運動量が多いのです。
お外に出たい。飛び跳ねたい。というストレスもありません。
いつでも好きにやってください。
生活にストレスがない。
これが一番かな?って思っているのですが・・・

ねぇ お二人さん 何かストレスってありますか?(^^;;







コメント
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