昨日の午後、避妊手術を受けたこゆき。
まだ、まったく食べないし、飲まないし、●もない・・・・・・
昨日食べたのが、朝の9時半。
さすがに脱水を起こさないかと、心配になります。
昨日は11時に預けて、16時頃の連絡で「19時頃お迎えに来てください」という事でしたので、時間前にお迎えに。
先にこゆきを受け取って、しばし待って先生のお話を聞きました。
「血液検査は、まったく問題ありませんでした。」
赤血球・白血球・凝固成分・肝臓の値等々が、チェック項目。
「これが取ったもの。この部分は脂肪です」
標本にしたいような、ツヤツヤ綺麗で左右対称整った子宮と卵巣がありました。
ウサギの子宮は2つあります。
ほら、細長い風船がありますね?
膨らます前の風船を2つ折りにして、輪の部分を指で挟んで、残りを左右にたらしたら、ウサギの子宮です。
生後6ヶ月で、想像したものより大きかったのが印象的です。
左右の子宮がそれぞれ丸く囲んだ中に、まーるくたっぷり脂肪が・・・(^^;;
「多少 メタボです」
ガーーーン!
午前中、こゆきを預ける時の体重測定で、前回の診察(4/12)から20gしか増えていなくて、ちょっとあせったかーさん。
あごの下のマフマフ(肉垂とも言う。ニクダレ?ニクスイ? 要はあごの下の脂肪体。メスは特に発達する)
も出来はじめていたので、栄養的には問題ないと考えて、「純」と牧草と野菜にしていたのですが。
まだまだ成長期なのだから、総合栄養食であるペレットを与えないとダメ? って、ちょっと心配していました。
「体重が増えていなかったので、シジミと同じに「純」と牧草食べ放題に、野菜を少しでは、いけなかったかと思っていたところです。」
「いやいや。大丈夫です。」
ひょっとすると、こゆきは、ユキのように大きくはならないかもしれません。
「これが抗生物質(バイトリルミックス)。明日の夜から5日分、1回/日、0.5~1ccに溶かして与えてください」
今日は手術の為に与えているので、明日からで良いそうです。
「これが、非常用の薬。何かあったら連絡下さい。そうしたら指示しますから、持っていてください。
大体3日目くらいに、飼い主さんが連絡よこす事が多いんですよ:笑」
この薬は、今日の会計には入りません。
もし使ったら、次回の会計時に精算する。
使わなかったら、お返しする。
内容は、食欲増進の為の「プリンペラン・ペリアクチン・ステラロール」
ん?一応あるかな?
「あ、プリンペランミックス、持ってましたっけ? じゃぁ、それでいいです。」
一応頂いた抗生物質のお薬にも、プリンペランが入っているらしい。
こうした時に何が大変って、消化器官が動き出すかどうかなのです。
常に動いて消化発酵しているウサギの消化器官。
これが麻酔で眠って動かなくなると、麻酔が覚めてもなかなか動き出さない事がある。
ましてや術後の痛みもある。
でも食べないと食滞をおこして、脱水症状にもなる、と言うわけ。
そうそう・・・
「先生、ペインコントロールで痛み止めはどうでしょう?」
「うーーん。 実は痛み止めとバイトリルって、相性が悪いようなんです。ウサギではないけれど、犬猫では副作用の報告があるので、使いたくないんですよ」
ならば了解!
まぁ、3日もすればなんとかなるので、我慢してもらいましょう。
ウサギは痛みに対して、我慢強いのです。
「時々体が冷たくなっていないか様子を見て、冷たいようなら暖めてくださいね。」
「はい。ホットカーペットと遠赤外線ストーブを使うつもりで、用意してあります。シミユキの時も、暖めた方が立ち上がりが早かったですから。」
「そうそう。そうなんですよね。」
昔かーさんが全身麻酔をした時に、とても寒かった事がありました。
点滴も冷たいままですから、ますます体が冷えるのです。
「寒い 寒い」と、一晩過ごした経験があるのです。
なので、ウサギにそういう思いはさせたくないと(^^;;
「クリップと糸で縫合してありますので、5日後にクリップをはずし、その後1週間して抜糸です。」
クリップで傷を留めてあると、傷跡が残りにくい。
ホッチキスみたいなものです。
という事で、ママちんもいつも以上にソフト運転で、そーっとそーっとこゆきを連れ帰りました。
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<ポカリスエット。 純と干しニンジン。 明日葉・バジル・シソ・ニンジンの葉・バラの花びら。 ペレット>
明けて本日。
まったく飲まず食わず(--) ●も出ない。
ユキは多少食べたのですが、神経過敏なこゆきは食べません。
多少動いてはいるのですが、見向きもしません。
なでると「ゴリゴリ」と奥歯を噛み合わせているのが分かります。
痛みがあるのでしょう。
昨夜22時頃と今朝6時頃に、排尿があっただけ。
このままでは24時間飲まず食わず。脱水しない?
心配になって、思わずきち先生に確認コールしてしまった(^^;;
折り返しの電話で
「体は冷えていない? じゃぁ大丈夫。
2日くらい食べない事もありますから。
ほっておいてください(^^)
そのうち身づくろいを始めますから。
明日になっても糞が出なかったら、明日の朝プリンペランミックスを一袋与えてください。
後は様子を見て、半分与えるとかしてください。」
「ほっておいてください」 この一言で、体入っていた力が一挙に抜けていきました。
思わず
「センセイ 大好き!」
と大きな声で言ってしまいました。(ただし、受話器を置いてからです:笑)
決して乱暴なわけではありません。
健康な子で、順調なオペで、覚醒も問題なく、何より今までのてんこ盛りの経験から出た言葉です。
相手が別の飼い主さんなら、また別の言葉をかけたでしょう。
飼い主さんに合わせて、いつもお話しするきち先生です。
「ほっておいてください」と言うのは、かーさん用の言葉に聴こえました。
と言うわけで、ほっておきました。
ただし、時々覗いて声をかけて、なでて・・・これは、今後の得点稼ぎです。
人間だってつらい時にそばにいてくれる人に、心象が良くなる事があります。
動物だって、そういう事はあるのです。
看病してくれた人に、なつくのです。
ちなみに、ホットカーペットは低温でつけっぱなし。
その上にペットシーツと、いつも使っているベッドパッドを敷いています。
そしてセラムヒーターで温めています。
こうすれば、体が冷える事はなく、いつも耳はほんのり人肌です。
ただし、一つ注意する事。
それは、脱水症状になると発熱すること。
熱があるのを、体が冷えていないのと勘違いしてはいけません。
どうやって見分けるかって?
うーーん。ちょっと確信はなく、あくまでも経験上なのですが・・・
耳を握っていて、しばらくしてもほんのり暖かいのはOK。
時間と共にジンワリと熱くなってくる時は、発熱を疑います。
季節や室温との関係もありますので、絶対とはいえませんが。
という事で、夕方。
先生のおっしゃるとおりに、顔を洗い始めたこゆき♪
そしてポカリスエットを少々飲みました♪
飲んでくれればOKです。
そして強敵こゆきを相手に、投薬(TT)
暴れる 暴れる
この子は嫌がると、上に跳ねるのです。
後ろから覆いかぶさるかーさんのアゴに、ゴッツンゴッツン頭をぶつけます。
背骨でも骨折したら、どうしましょう。
それでも今までに無く、ロスなく投薬する事が出来ました。
暴れて、少し気合が入るかな?
明後日には、サークルから卒業かな?
早く良くなれ♪
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<目の周りが濡れているようなのは、眼球保護のクリームを塗ったせい。麻酔中、ウサギの目は開いているので、乾燥してしまいます。それを防ぐ為のクリームだそうです。>