シンガポール海外記にお付き合い頂きありがとうございました。
この記事がラストとなります。
次の朝、ぐっすりと眠れた事もありほどほどの時間に起きる事ができました。
悔しいほどいい天気でベランダから景色をみながら
大量に頂いたクスリを飲み、ここから帰りのフライトまでの時間をどう過ごすか頭を捻りました。
しかし、体力が消耗しており、食欲もなく、出来ればずっと横たわっていたい・・・と思い、
レイトチェックアウトを確認すると、13時までならなんとかなるとのこと。
結局、それを利用せず、荷物をまとめギリギリの時間にチェックアウトをしました。
本来ならば色々見損ねた場所へと足を運ぶべきだったんでしょうが、
その気力もなく・・・簡単にお土産を買い、チャンギ国際空港へと移動。
空港まで25ドル。
(ちょっといいタクシーだった)
クッションが良くて、気付けば景色も見ずに眠っていました。
綺麗な空港であることは確かなのですが、いかんせん病人。
ふらふらしながら、出来るだけ腰を落ち着ける場所を選び、そのままじーっとしていました。
暇つぶしアイテムはノートパソコン。
空港内は恐ろしく寒いので、主人は慌てて重ね着をしていました。
結局、空港には10時間ほど居たことになります。
何も食わず、飲み物だけすすっていました。
ようやくフライトの時間になり、帰りの飛行機が少しゆったりしていたのは助かります。
主人はすぐに爆睡。
機内食には一切手をつけず・・・・匂いが駄目なので早々に下げてもらいました。
私は上のご飯を数口頂きました。
身体が受け付けてくれないので、やはり下げてもらいました。
帰りのフライト時間は6時間半と短く、うつらうつらしながら映画を観ていると羽田に到着していました。
さすがに朝からほとんど食べていないので心とは裏腹におなかが空いてきます。
空港内のヒトシナヤさんでお粥を頂くことに。
じわっと胃に優しく、なによりも梅干がとても美味しく感じました。
羽田→小松の間も、少し眠る事ができ、雪の溶けた北陸に降りたちました。
ひんやりとした空気で頭がすっきりします。
帰宅後は土産話もそこそこにベッドに潜り込み・・・・そのまま次の朝を迎えました。
初めてのシンガポールは身体よりも心にダメージを与えました。
帰国後しばらくは食べる事自体が恐怖だったり、匂いで吐き気をもよおしたりと・・・絶不調。
しかし医者に通い、クスリを飲むことで身体の回復は早かったように思えます。
アジア旅行はしばらく無理・・・・と若干トラウマになった主人。
私はアジア旅行だけでなく、料理すら受け付けなくなり・・・・この傷がいつ癒えるのか検討もつきません。
今回は散々でしたが、いい経験になったと自分を納得させ、
次の旅行に想いを馳せているしだいであります。
あまり楽しい記事とはなりませんでしたが、お付き合いありがとうございました。