
それにしても坂の多い街です。
可能な限り〝楽な道〟を探そうと躍起になるんですが、結局やっぱり坂。
諦めるしかないのでしょうか。

青空の下のサン・ジョヴァンニ・バッティスタ大聖堂

青空の下のマリア・アドロラータ教会Chiesa del Collegio di Maria Addolorata
※坂道の勾配が分かり易い写真
※坂道の勾配が分かり易い写真

美しい大通り、コルソ・イタリア


可能な限り平坦な道を求めて、歩き続ける。
(なぜ人は歩くのだろう……)

どこを切り取っても美しい街並みですね。

通りを抜けると圧巻の渓谷(Cava di San Leonardo)が広がっていました。高低差どのくらいあるのかな。
調べたところ街の標高は約500〜600m
もちろん場所によって異なる
以前も書きましたが、ラグーザは1693年に大地震が起こり、多くの犠牲が出てしまいました。
主な建物もたくさん倒壊したそうですが、当時の貴族たちが力を合わせ、ロザリオ.ガリバルディ監修のもと、今の街が復興したのです。

一筋縄ではいかなかったでしょうね。
こんな厄介な地形、よく復興させたよ。


そろそろアパートに戻ろうと歩いていると、道をしっかり間違えていました。Googleマップ見ててもこれ。

”ま、いっか“


ラグーザもラストスパートだし、いろんな景色を目に焼き付けなきゃね。


おかげで絶景に出会えたし。
気分爽快です。


アパート近くでは念願の猫達にも出会えました。


〜日向ぼっこ中〜


一生懸命石段を駆け上がってくる姿にメロメロの私達。
またしても猫不足を補うことが出来、本当に助かった。
アパートに無事戻ったあと、暫くの間洗濯物を片付けたり、荷物の整理をしたりして過ごしました。
ラグーザも残すところ僅か。
明日はとうとう移動日です。
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夜は軽くピザでも食べよう♪
そんなつもりでまたあの激坂を上りました。
だんだん慣れてくるのが怖い。

✯Giro Di Vite Osteria e Pizza✯
前日の夜、やたらと賑わっていたことを覚えていたんです。

玄関に面した席は満席だったので、奥のテーブル席へ案内されました。
アーチ型天井やクラシックな照明。
とてもオシャレな内装です。


ピザと言えばビールでしょ。
モレッティとサンペレグリノで乾杯。


Selezione di salumi e formaggi iblei
チーズと生ハムの盛り合わせ
18€
贅沢だよなぁ……🤤
日本じゃなかなか味わえないラインナップだし……サラミも生ハムもめちゃウマですし。
真ん中のカポナータ、程よい酸味ととろける柔らかさで美味しかった。


たっぷりのパンが運ばれてきたけど、後々ピザを食べるから控えめに……

Fusilli freschi con salsiccia ragusana, pesto di finocchietto selvatico, mandorle e mollica tostata
※なげー名前だなぁ……
サルシッチャとフェンネルのフジッリパスタ
12€
12€
控えめに言って………
このパスタ✨絶品✨でした。
香り高いサルシッチャとフジッリをフェンネルのソースがしっかりまとめあげ、さらに刻みアーモンドとローストしたパン粉がまぶすことで、食感、香り、複雑な味わいを一口で堪能できる見事な仕上がり。
あ、思い出すだけでヨダレが……🤤
フェンネルがめっちゃいいんですよ。
この旅で、私の中のフェンネルがものすごーく価値を上げた。
嬉しい。

そして!
いよいよピザが到着しました。
CRUDAIOLA 12€
CRUDAIOLA 12€
Ciliegino, prosciutto crudo di Parma, rucola, grana padano, burrata, olio al basilico

ブッラータがどーんと鎮座しているため、とっても華やかにみえます。
パルマ産生ハムやグラナパダーノも惜しげなく………いや、こりゃ豪華すぎだわ。
そしてサイズ的にもでかかった。
隣の御夫婦をチラっと見ると、やはり途中で手が止まってる。
うんうん、わかります。
私達もあらかた食べたんだけど、やはり最後は少し残してしまいました。
美味しい生地だったんだけどね。


お会計=54€
このお店の人気の要因を、しかとこの舌で確かめました。
帰り際には全席埋まってた。
ラグーザ最後の夜はこうして締めくくられ、はち切れんばかりの腹を抱えながらアパートに戻った我々は、ぐっすり眠ることが出来ました。

おやすみなさい
続く………
聞くだけでよだれが…
高低差をもろともせず生活する現地人、足腰つよいんだろうな。