こちらは卯月の頼んだ「The Classics」 コース 140ユーロ
料理名にもあるように、天麩羅でした。
その上に、つめたーいカルピオーネ。
食べやすいようなそうでないような・・・・。
実は、この一皿だけあまり印象に残ってないんです。
天麩羅のサクサク感はなんとなーく覚えてるんですが・・・済みません。
アドリア海の鰻をこちらも「Saba」と呼ばれるバルサミコで蒲焼にしたもの。
やわらかくて、本当に不思議な感覚に陥る。
鰻なんだけど、鰻じゃないような・・ちょっと脂ののったブリみたいな味わい。
美味しかったです。
少しパンを食べて、しばらくしたらどんどん違う種類のパンが籠にのって登場するこのお店。
あ・・・あれもちっと食べたかったかも・・と思っても後の祭り。
美味しかったものはとり置いておきましょう。
真っ黒のスープは・・・イカスミとそのほか鰹の出汁の風味がしました。
白身魚の美しさが引き立てられる一皿。
英語のメニューにはこう記載されている
「Along the Po river from Cervia to Modena」
・・・・で、こちらのお料理、「なめろう」みたいな感じで濃厚なミソっぽさ。
小魚がたっぷりといってらっしゃったような・・・。
ちょい苦手系でした。
5年もののパルミジャーノ・レッジャーノのチーズをそれぞれ違う温度と形でいただく、
これまた複雑なお料理。
とても美味しくて、
それ以上にこの料理を考え出したボットゥーラさんはすごいなと感じた。
きちんと温度差も感じたし、チーズだけとはいえ飽きない工夫がされていた。
すでにかなりおなかが一杯になってきた・・・
全ては味のよいパンの所為だ。
ここで口休め的な御料理が登場。
しかし想像したよりも重かったので主人にスライド。
メインはお肉。サイコロ状でほっとした。
それぞれ火の通し方を変えている。
もちろん部位も違う。
ソースが爽やかで食べやすかった。
こちらが有名な「MAGNIUM」というアイスバーを模したフォアグラムース。
中にはバルサミコ酢がじんわりと入っている。
皆が絶賛する一皿。
確かに美味しかった。
バルサミコの香りがたまらないし、ナッツも香ばしくて一粒ずつ味がきっちり広がる。
しかし・・おなかが膨れすぎたこのタイミングでの登場。
どうも間が悪い気もした。
大きさはさほどでもないけれど、やはりそこはフォアグラ。
ドスッと胃におさまり居座ってしまう。
この後、ドルチェが待っているので、主人に半分食べてもらった。
お待ちかねのドルチェ!
ようこそようこそ!
レモンの風味たっぷりのソースに、叩き割ったデザインのお皿。
いいね!すごく斬新。
Oops! Broken fruit pie
これがこのお皿の名前でした。(英名)
Unoもお疲れ様でした。
サービス面はすごくよいです。
黒服のお兄さん達はみな綺麗な英語を早口で喋ってくれます(笑)。
魚の名前や地名とか詳しくない卯月にとっては苦戦しましたが、
なんとなーくのニュアンスで話半分に料理説明を聞いていました。
このお店の料理はやはり芸術です。
シェフの洗練された感覚を惜しげなく提供してくれます。
味はとにかくシンプルではありません。
逆にシンプルだったら、こんなお店来なくていいんじゃないかと。
私は「よい経験」の一つとしてこの機会をありがたく感じました。
素材にこだわり、形にこだわり、自分のセンスにこだわるシェフだから
きっといろんな人がファンになるのでしょう。
ちゃんと一席ずつ挨拶にきてくださいました。
ヒゲのある優しそうなおじ様という感じです(笑)。
二人で320ユーロ。
お酒、コーヒー代含む
HPはこちら
http://www.osteriafrancescana.it/
予約必須
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