♪ 卯月の非日常 ♪

旅ブログです。主に海外と沖縄をご紹介。

「2013年北イタリア美食旅23」 アルバという町

2014年03月29日 21時21分39秒 | @アルバ・ブラ

 

偉そうなタイトルですが、さほどアルバに詳しいわけでもありません。
基本情報はウィキへどうぞ。

アルバという町は基本とても小さいです。
人口的にみても、私の住む町小矢部市とさほど変わらない。

旧市街を中心に、穏やかな田舎町といった感じですね。

教会なんかもとてもクラシック。
シンプルだけど、この旧市街の彩りを担っている感じがします。

お店が立ち並ぶ旧市街はぐるっと歩いてもさほどの距離はありません。

天気が良いので、歩くと気持ちいいんですが、マップはグーグル(スマホ)のみなのでちょっと不安。
手当たり次第の散策となりました。

当たり前ですが、旬の野菜が並んでいます。
何よりも生ポルチーニ茸には涎・・・があふれますね。

そして、これもシーズンモノ、白トリュフ!
大事に容器に収まっている姿を指をくわえて眺める日本人。
味をしっているからこその行動です。

トリュフ土産ならこのお店!

TARTUFI POMZIO

塩、チョコレート、オイル、バテ・・・なんでもござれ!

もちろん私はトリュフオイル・小瓶を購入しました。

飛び込みで入った酒屋ではオリーブオイルのラインナップにどきどき。
まだここで買うわけには行かないと・・ぐっと我慢。

夜はほのかにオレンジ色の町。

祭りの前の夜・・・皆ひっそりと静かに過ごしているようです。

 

2013年北イタリア美食旅24」へ続く・・・・・

 


「2013年北イタリア美食旅22」 OSTERIA Dell'ARCO

2014年03月22日 08時19分52秒 | @アルバ・ブラ

 

アルバ二日目の夜・・・ここは前回に書いた「Boccondivino」の兄弟店といえるお店です。

時系列としては、このお店→「Boccondivino」という感じになります。

名店揃うアルバでもかなり評判のよいお店です。

予約をしていましたが、やはり正しかった。
既にお客さんでにぎわっている店内をみてそう思いました。

この日は念願のアルバに到着したということで、勢いよく?ワインを・・それも赤を開けました。
ワインがお安いおかげで気軽にオーダーできる幸せ。

こちら 定番、干して塩漬けした鱈!
塩分が強烈でトリュフの香りよりも塩!って感じ。ワインなしでは食べられない。


prosciutto

美味しいはずなんだけど、なんだろ・・・旨味が抜けた感じがして腑に落ちない。
ボリュームはすごくあるので、楽しめるんですが肝心の味がなあ。

Crame Zucca

かぼちゃの味がさほどでもなかったせいか・・・あまり口にあわなかった。
贅沢に黒トリュフをちらしてくれているけど・・・うーん、なんかチグハグ。

Agnolotti dal plin

アニョロッティがこのボリュームで出てくるのは嬉しい。
そして美味しい。
ソースに絡んで(これもたしかかぼちゃ系)スルスルといただけました。

Finanziera

見た目どおり、内臓料理です。
なんとかというお酒も入ってちょっと香りのきつい感じがしましたが、
これはこれで・・・・・・しかし小骨が口に残って苦戦。
お腹も膨れてきていたので、残念ながら少し残しました。

Coniglio

 そして大好きなウサギさん。
ちょっと甘い目のソースと香りは◎。
肉にもう少し柔らかさ(弾力ありすぎた)と脂身がほしいところだったけど、これは程よい大きさでペロリ。

 

 総体的に感じたのは・・・・塩気の強さ。
お酒を飲むレストランだしそれはいいんだけど、さすがに素材の味が隠れてしまうほどの塩気は要らない。
期待しすぎたのもあり、次の日の「ボッコンディヴィーノ」への憧れも強く・・・ちょっと物足りない気持ちでお店を後にしました。

二人で80€でした!

 

2013年北イタリア美食旅23」に続く・・・・・


「2013年北イタリア美食旅21」 夢のBoccondivino

2014年03月02日 22時53分55秒 | @アルバ・ブラ

 

この土地に・・・このお店に来ることを・・・かなり長いこと夢みていたし、実際叶うとは思わなかった。

スローフード教会本部。右がオフィス<写真上>
「ブラ」はスローフード運動の創始者「カルロペトリーニ」さんの故郷とのこと。 

通路を抜けると、そこに「Boccondivino((ボッコンディヴィーノ)」が存在します。

このお店が最初に協会にスローフードレストランと認定されました。
このお店はメディアでもよく取り上げられているので、ご存知の方は多いはず。
テレビに出るたびに・・涎が口に溜まるのが止められませんでした。


ニ階がレストラン。

広々としていますが、あったかい雰囲気です。
壁には大きなワインセラー。
 

車を運転しないという幸せはワインと共に・・・・・。
 

この日はとにかく食べる気力満々で訪れたので、目ぼしいものはすべてオーダーしました。 



Tortino di porri e patate con fonduta al Raschera 9€

ポロ葱の甘さ、そして「Raschera」(チーズ)のよい香り。
とろける旨さがこの一皿に。

ほんと幸せな味です。
ポテトも柔らかくて・・・チーズとよく絡む。


Lardo salsiccia di Bra e carne cruda  9€

これ・・・これが食べたくて・・・・・・!
ほんとびっくりしたのは、左のラルド。
なに、この旨さ。
鰹節のように薄く削られているけど、その存在感は絶大!

ラルドなので、口の中で溶けるのは早かった・・・・勿体無い気分。  



Ravioli di zucca con Tartufo Nero 12€ 

Tajarin '40 tuorli' con Tartufo Bianco d'Alba 35€

 これはまさに、アルバとの食べ比べの為の贅沢でした。
白トリュフの香りが辺り一面に広がっているんだけど、目の前にくるとその濃厚すぎる香りにめまいが・・・。
タヤリンはアルバの「LA LIBERA」に軍配が上がります。
でもトリュフの量・・・こっちがサービス良かったな。 (そーいう問題でもないけど)

Vitello tonnato 9€

すごい量のツナソースが仔牛肉に乗っかっているので、どうあがいてもツナソースと共にいただくしかありません。

特にこのお店のツナソースは濃厚だった!
柔らかい仔牛肉の美味しいこと。
しゃきしゃきのレタスに巻いて食べたいくらい。



Brasato di vitello al Barolo 13€ 

牛肉のバローロ煮込み・・・・日本で食べるとお高い・・ので・・というわけでもありませんが、
私はこのバローロの煮込みにはまっていました。
お腹が膨れているにも拘わらず・・これをオーダーし、ペロリ。

よく煮込まれた牛肉はホロホロと崩れます。
ついご飯が食べたくなるのは日本人なら当然ですよね。
 

 

デザートはPanna cotta(5,5€)。




 まず、このお店はとても良心的なお値段で美味しいお料理を提供してくれます。
あったかいもてなし。
地元の料理を丁寧に作り、そして提供する。
当たり前のことを当たり前にしているだけ。

必要以上に華美なお料理ではないし、何よりも素材の旨さが前面にあります。


洗練されたお料理ではないけれど、どれも素直に美味しいと感じるのはやはりこのお店の素晴らしさでしょう。

とても貴重な体験ができました。
満足です!

この土地を踏めたことに感謝。





「2013年北イタリア美食旅22」へ続く・・・・・・