♪ 卯月の非日常 ♪

旅ブログです。主に海外と沖縄をご紹介。

シチリア・イタリア二週間の旅(その45)

2023年12月31日 04時40分00秒 | @カターニア


さあ、いよいよ魚市場に潜入です。
一言で魚市場といっても、その広さはなかなかのもの。
広範囲にわたり、露店が軒を連ねます。
果物、野菜、スパイス、オリーブなどなど。魚以外の食材専門店も多数あり、行き交う人々は決して観光客だけではありません。地元に根付いた歴史あるマーケットだと感じました。
まずは目に付いたお店で喉を潤します。

日本ではあまり馴染みのない「Tamarindタマリンドを選びました。
※果物というより豆
メタボに一定の効果があるといわれるタマリンド。味は独特ですが、私の口には合っているようです。
クセがないわけではないので、苦手に感じる方もいらっしゃるかと。
ただシュガーシロップを加えてるからか、わりと甘みはありましたね。
美味しかったです。
先を進みます。
八百屋さんではついつい足が止まります。
にしても、にんにくやっすいな!
こちらはナッツ、香辛料専門店。
ブロンテ産ピスタチオをお買い上げ。
5€
これめちゃ美味しかった……
もっと買うべきだったな。

見慣れた野菜、そうでない野菜。
どれも色の濃いものが多く、見ていて心浮き立ちますね。
アーティーチョーク
紫色のカリフラワー
そしていよいよ魚市場の中枢へと入っていきます。
時間的に早かった為、せっせと開店準備されているようです。

なかなか立派なカジキマグロ。
タコもイカも揃ってます。
とても豊富なラインナップに驚かされました。中にはどうやって食べるんだろうという魚も……

階段の上から見るとこんな感じ。
一つ一つの店を見て回っていると、「マダム」と連呼され、わりと本気の客引きをされます。
みんな親日的で優しいんだけどね。
時には「これを見ろ」とばかりに店の前へ連れて行かれることも。
※たとえ買ったとして、調理できないよ

いやはや活気がありましたね〜。
築地ほどではないにしろ、みんな元気に明るく話しかけてくれました。


ここからしばらく画像のみで雰囲気をお確かめください。









茄子とトマトの色艶の良さにうっとりしつつ………
最近世界各所で見受けられるようになった、アンブレラストリートに差し掛かります。

思っていた以上に広範囲でしたね。
フォトジェニック〜❤

客引きを笑顔でかわし疲れ、またしても喉が渇いたので🍋リモーネを。
思ったよりすっぺぇ!!
さすが。
ズッキーニとかまじで安いよねぇ。
貝も豊富……
ムール貝は宝の山だった。

もちろん魚だけじゃありませんよ。
お肉屋さんもしっかりうまそげ。
チーズ専門店も素敵でしたね。
見てるだけで楽しめる。
❋Caffè Bellini❋
さすがに歩き疲れたので、一旦カフェで休みましょう。
突き当りにドゥオーモを観ながらの立地は素敵。
(⁠◕⁠દ⁠◕⁠)ウーノもお疲れさま
ふらっと入ったカフェでしたが、
過去イチ美味いカプチーノでした。
泡のきめ細かさが秀逸。
店員さんもすごく愛想がよくて、かなりお気に入りのカフェとなりました。
❅❅❅

カターニアの魚市場、想像より楽しい場所でした。
足下は常に濡れているので、靴を選んだほうが無難です。
猫がいるかなーと期待してましたが、残念ながらおらず……。
↑お魚咥える泥棒猫見てみたかった

さて、そろそろ次のお店へ移動しましょう。


続く……

シチリア・イタリア二週間の旅(その44)

2023年12月26日 16時39分00秒 | @カターニア

早朝、目が覚める。
実質この日だけが、カターニア観光できる唯一の日となってしまった。
※あちこち行き過ぎです

朝飯はスーパーで購入したサラダと生ハムを。
※さすがに毎日甘ったるいパンは無理


サーモンも別メーカーにしてみたが、これまた旨かった。


パルマ産生ハム(高級)
幸せ……❥(^^)❥

朝のメイン通りはわりと空いているんだけど、それでも活動する人は多くいます。
カターニアは巨大な朝市が複数箇所あるので、その準備の為、車や人が移動している感じ。
私達は一路、“魚市場”を目指してアパートを出発しました。
カターニアの魚市場はとっても有名なんですよね。
大阪で言うところの黒門市場?
東京なら築地……?
Google先生の言う事を聞き、真っ直ぐ歩いていたら、小汚い細い路地※に差し掛かりました。
※Via Caramba Gianbattista
誰かが描いた落書き?(芸術か?)を見ながら進んでいたんですが……


👷‍♀工事による通行止めが発覚。
結局Uターンし、比較的綺麗な道(ジョヴァンニ・ディ・プリマ通り)を歩くことに。
まあ、ユニークな絵が見れたから良かったかな。←無理やり前向き
11月の朝は肌寒いカターニアですが、昼は一気に気温が上がるので、服装はよく考える必要があります。
軽めの羽織物は必須。

“Basilica della Collegiata”

坂道を避けつつ(笑)
歩いていると……
大きな広場に出ました。

Cathedral of Sant'Agata
これまた立派な大聖堂ですね
実は地震により倒壊。何度も建て直されたんですがその時、足りない材料を補うためエトナ山の灰や溶岩石を利用したそうです。
※現在の教会は18世紀のもの

通りからチラっと見えるエトナ山も美しい。
🐘Fountain of the Elephant𓃰
実のところ、象はカターニアのシンボルなんです。
ドゥオーモ広場の中心にあるこちらの噴水はLiotru(リオトル)と呼ばれ住民に愛されているそうな。
この象さん、ローマ時代の赤色花崗岩で造られたみたい。
そんでもって後々、エジプトから運んできたオベリスクと合体させたんですねー。
一番上にはカターニアの守護聖人、聖アガタ像の冠とユリの葉が乗ってるんだけど………あんまり見えないわ。
ツギハギっちゃそれまでですが、これも歴史や芸術の積み重ねです。

さて、教会の中へ入ってみましょう。
※無料

後々知ったんですが、この教会の土地には以前、大浴場があったんです。
❇古代ローマ時代のアキリアン浴場❇
その痕跡を見学することも出来たのに、残念ながらこの時は知らなかった😅
中に入ると、さすが!
想像を裏切らない立派な聖堂です。
大声で叫んだら響くだろうな〜。


Cappella di Sant'Agata
聖アガタの礼拝堂

❇Maria Corredentrice❇
なかなかに美しい絵画ですね。
Emanuele Di Giovanniという有名な画家の作品です。
❅大司教Aemilii Ferraisの墓❅
主祭壇……さすがにすごいな。
首が疲れる。

唖然とする美しさ。
この空気感はある意味恐怖かも。



作曲家ベッリーニの墓がありました。
さすがここまでの偉人ともなれば、大聖堂の中に墓を作ってもらえるのか。
にしても……33歳でお亡くなりになったんですね。早すぎます。

ヴィンチェンツォ・ベッリーニ - Wikipedia


教会から出て左を見ると、Porta Uzedaがあります。
✴Porta Uzeda✴
溶岩石と大理石のミックスで造られているため、こちらも美しいコントラストですね。バロック建築の美が表現されています。
お!ここにも象さんが。
猫ちゃんにも出会いました。
やった!なつっこい!
主人萌え悶えてる。

広場の片隅にある噴水。
❋Fontana dell’Amenano❋
そしてこの向こう側が魚市場です。


続く……

シチリア・イタリア二週間の旅(その43)

2023年12月26日 10時39分00秒 | @カターニア

そろそろシチリアの旅も終盤です。



メッシーナから戻ってきたら既に夜。
とはいえ、時間はさほど遅くなかったはず……。
人通りも多く、賑やかな駅前でした。

アパートに戻りシャワーを浴び、しばらく休んだ我々は、足の疲れもあってか、近場のトラットリアを探しました。もう、歩きたくない。
で、見つけたのがこちら。

✵TRATTORIA CAVALIERE✵

飛び込みで訪れたんですが、
なかなかの大人気店でして、既に多くの客がいました。
ただしテイクアウトする人もちらほらいたので、めちゃくちゃ待つってこともなかったな。
切羽詰まった空腹じゃなかったし心の余裕もありました。
賑わうテラス席。
行き交うスタッフさんたちはテキパキ動いていて、本当に素晴らしい。
無駄がないんだよねぇ。

15分ほど待って、呼ばれました。

速攻白ワイン!
メッシーナの疲れをワインで癒やす。

Antipasto Misto Mare 12€
まずはシチリアらしい前菜から。
魚介類の惣菜が数多く乗っていて、一気に食欲が刺激されます。
特に「アンチョビ」が美味かった。
ワインが水のように喉を流れていく!
Soute di Cozze e Vongore 12€
そして絶対外せないであろう、ムール貝やあさりのアーリオオーリオ炒め。

🫰手が……手が止まらん!!

こういう料理ならいくらでも。
貝好き二人なので、夢中になって食べ進めました。
Risotto alla Marinara 12€
エンジン😤がかかってきました。
魚介の出汁がめちゃくちゃ染み込んだリゾットに勝るものはない!(断言)
海老、イカ、アサリ、ムール貝等など。
こんなの最高の出汁しか出ないよね?ってラインナップで攻めてくる!
とびきり美味かった。
そして米の炊き方が見事すぎた。
Spaghetti al nero di seppia 12€
これを食べないわけにはいかない。
漆黒のパスタ……そうイカ墨です。
はぁ……最高。
たとえイカ墨で口の周りがホラーになろうとも、夢中で食べきります。
イカもたくさん入っていて、これで12€は安いな。
画像見ているだけで🤤ヨダレ出ますね。

全体的に一皿のボリュームが多めなので、みなさん苦戦してましたね。
持ち帰りされる方もいらっしゃいました。
そしてカターニアと言えば馬肉。
Polpetta di cavallo alla griglia 1個3€
さすがに……この頃になると私の腹も『限界』を迎えておりまして、
ひとくち食べて諦めました。
主人は一個ぺろっと食べてた。
香ばしくて美味かったのに……
残しちゃったよ……😥
二個目の胃袋カモン♪
ともあれ、大満足のディナー❤となりました。大人数であれやこれや食べてみたいお店ですね!

最後の最後まで、出入りするお客さんが途切れることはありませんでした。
お会計=60.50€

続く……

シチリア・イタリア二週間の旅(その42)

2023年12月23日 05時13分00秒 | @メッシーナ

主人がこよなく愛する聖書
(ガンベロ・ロッソ社のグルメ本)
から選んだお店。
それがこちら……

✯I Ruggeri✯
です。
高いコスパと優れた料理を提供する、そこまで堅苦しさを感じないレストラン。
※ガンベロ80点/twoフォーク

とても洗練された店内ですが、
この時(12時半)はまだ他にお客さんは居ませんでした。
イタリアの人たちは本当にランチタイムが遅いですね。
一時過ぎた辺りから混みだした。
まずは可愛らしいパンとグリッシーニがやってきました。

そしてワイン(白)を注文。
シチリアのCusumanoというワイナリーのもので、とてもフルーティで華やかな印象。
決して軽すぎるわけじゃないんですが、食前の一杯目にふさわしいかなと思います。
一品目(stuzzichino)
日本でいうところのかき揚げ的な。


Polpettine di tonno in agrodolce
マグロの肉団子というか、つくね。
酸味のあるソースと赤玉ねぎの組み合わせは、前菜としても丁度よい感じ。
マグロなんだけど、食感はお肉と変わらぬみっちり感。でも食べたあとは重くないんですよね。

Gnocchi ripieni di caprino con cozze, pecorino e noci
ムール貝とチーズ(ヤギ)、くるみたっぷりのニョッキ。
うん!いいチーズ感出てますね。
ゴルゴーゾーラのようなもったりしたソースも好きですが、ほんのりチーズ、ほんのり貝出汁が効いたニョッキは、箸が進みまくります。
もちろんワインも!
アクセントのくるみがたっぷり絡んでいて、香ばしさが飽きさせない。
とても美味しい一皿でした!
Orata con mele e gorgonzola
美しい、そして美味しい。
丁寧に敷き詰められた林檎の下には鯛が。ゴルゴンゾーラチーズと三位一体のその味わいは初めてのものでした。
Tagliata di tonno rosso
黒マグロのタリアータ。
カリッカリの表面、赤玉ねぎのソースがたっぷりとかかってます。

✬断面SHOW✬
このお店、酸味使いが大変上手。
上質なマグロをこんな風に頂けるのはシチリアならではですね。
当然、二杯目のワインはエトナで。
Linguine con i ricci
次は雲丹のリングイーネパスタが登場しました。
雲丹に関していえば、日本が最高と思っていますが、これはこれでソースとして素晴らしかった。
海の香りが、塩気が、最高の茹で加減のパスタに絡んで、ペロッと完食。
ご馳走さまでした……!


さて、お楽しみのデザートです。
飯の美味い店はドルチェも美味いと確信しているので、必ず注文します。
そして期待通りでした。
濃厚なチョコレートムースとピスタチオの競演。
不味かろうはずがない。
デザートは別腹といいますが、これに関してはそのとおり。
むしろもっとイケる。
有り難いことに焼き菓子まで。
もちろんエスプレッソで〆!

とっても大満足のランチでした。
🍴評判通りのコスパの良さ。
スタッフの方たちも明るく親切で、非常に居心地の良いレストランでした。


😌さてさて
お腹も満たされたし歩くとしますか。
↑結局トラムやバスを利用せず
以前にも言いましたが、メッシーナ海峡を船で渡りたい願望がありました。
しかしどうも乗り場がよくわからない。←港のあちこににフェリー乗り場がある
そうこうしている内にメッシーナ駅に到着してしまい、モニュメントの前で写真を撮って帰るモードに。
直近の列車は満席だったので、その次を待つことにしました。
私はワインを飲んでいるし、歩き疲れてたので、ベンチに座るとウトウトしてしまい………😴
その間、主人は駅から少し離れた場所にある船の乗り場を探し当てていました。
チケット売り切れ。
もしかすると別の売り場(乗り場)があって、そこでは買えたのかもしれませんね。どちらにせよ疲れていたので、メッシーナ海峡を渡る夢は次に持ち越しです。
そうこうしている内に、やっと私達が乗る列車が到着しました
これがまた時間かかるタイプなんだよ。

唯一、空いていたのは助かった。
ま、ほぼ寝てましたが。
そしてカターニア駅に到着。
もうすっかり夜です。
お馴染みの地下鉄に乗り、
(チケット券売機でやたら苦戦したが、またしても人に助けてもらった)
スーパーで買物を済ませ、我らがアパートへ。
メッシーナ堪能したけど宿題も残したから、またいつか!
噂通り、素敵な港町でした。


続く……



シチリア・イタリア二週間の旅(その41)

2023年12月21日 13時22分00秒 | @メッシーナ

さあ、いよいよ時間です。
チューチュートレインには続々とお客さんが乗り込み、あっという間に満席になりました。
※これ儲かるんやな💶🧐

出発前にはどこからともなく現れた「売り子おじさん」が“ストールや帽子はいかが?“と尋ねてきます。
トレインの周りをグルグルしながら、
”これ質がいいよ“的なセールストークをわりとしつこくするんですが、ほとんどの人は買いませんね。
当然です。

しかし……まさかの出来事が!

我々の前にいた御婦人👩がサクッと帽子を買ったんです!
隣りにいる旦那さんは不承不承お金を出し、その様子を見つめています。

たしか5ユーロだったかな……
決して高くはないと思いますが、思い切った行動をするリッチなマダムに我々も呆然。はたして商品に満足されたのでしょうか?
↑聞いてみたかった
そんなこんなで広場を出発!
カラフルな矢印には世界の大都市の名が書かれていて、もちろん東京もありましたよ。
大通りに出ると目を引くガラスの建物があります。
おっしゃれ~♪と思い調べてみると、
Banca Di Credito Peloritano S.P.A
ふむ……銀行ですね。

その右隣の地味な建物にはデジタル大学のメッシーナ校がありました。

その後、「英語&イタリア語」の案内が流れるトレインは、プリンチペウンベルト通りに差し掛かると、食虫植物など生息する珍しい植物園
(University Botanical Garden)
の前をゆっくり徐行しました。
私はそこまで植物に興味がないのであれですが、好きな人にはたまらない施設だと思います。

にしても、どこもかしこも車だらけ。
縦列駐車の達人が揃っているのかと思うほど、前後の間隔が狭いですね。
ニュートラルにして駐車しなきゃ、絶対トラブルのもとになります。
※ゆっくり車を押して移動させてから離脱するから
🌟美しい教会🌟
徐々にカーブの多い道へ入ります。
おお!これまた美しい!
✵Tempio di Cristo Re✵
どうやら戦争記念碑?だそうな。
世界大戦で亡くなった兵士たちの遺骨が埋葬されているそうです。
所謂、お墓と考えればいいんですね。
そしていよいよ、ベストスポットに到着です。
ここでは5分ほど停車してくれたので、皆トレインから降りて、思い思いの写真を撮りまくっていました。

😮はぁ………ため息しか出ない

これがメッシーナ海峡。
紺碧の海
イタリア本土まで手が届きそうな距離なのに、船がないと渡れない!
列車を船に乗せて移動する有名な海峡はまさにロマンの塊ですね。

運が良ければ?どでかいクルーズ船が港に停泊していて、それはそれで迫力ある姿を観ることが出来るらしい。
※あまりにも大きいと壁になるのでちょっと邪魔かな?

皆さん、時を忘れて見惚れてますね。
そりゃそーなるわ。

✳️Stele della Madonna della Lettera✳️
1934年に建てられたマリア像が、突き出た半島にうっすら見えます。
実は歴史的な要塞もあるので、行ってみたかったな。
残念なことに駅からわりと距離がある。
島を渡る船に乗れば、より近くで簡単に楽しめるでしょう。

実はこの時点で「船に乗って本島に渡る」という選択肢はありました。
その時はカラブリアに一泊した。
肝心の「チケット売り切れ」という残念な結果が待っていることを、このときの我々は知りません。

主人の夢?でもあるメッシーナ海峡横断はまたいつか……✋
辛いもの好きな私が、カラブリアを逃すはずはないからね。
さあ、絶景を堪能したあとは港町の方へと下りていきます。
通りには船の乗り継ぎ場のマークがあちらこちらに。



メッシーナはとにかく都会ですね。
建物はクラシカルで見ていて楽しいです。
こちら公共の建物(市役所)
なかなか重厚感ありますね。
後から調べたところ、中も素敵だった。入ればよかったかな……🤔

評判の良い薬局(調剤)が入った建物。緑との調和、素敵すぎ……❤
ヨーロピアンな街並みと暖かい風。
そして青空。
最高の観光日和です。

そんなこんなで約50分、めちゃくちゃ楽に観光できました。
そして、ドゥオーモとはそろそろお別れです
ここには小さな美術館もあるそうで、時間があれば立ち寄るべきでしたね。
徒歩にて市役所前まで戻ってきました。どうやらイベントの準備中らしく、前の広場では多くの関係者が作業をしていました。
どんなイベントか気になりまくる…
✜Ritrovo Tosca✜
たまたま見つけた人気カフェで
ジェラートを喰らう。

〜Limone〜
メッシーナの秋は
冷たいものがよく似合います。
気候がとにかく素晴らしい^_^
ほんと移住したいくらい。
ジェラートも美味しかった!
そしてお約束、トイレをお借りしました。
さぁ……そろそろ腹も減ってきたかな。
予約したお店へいきましょう!

続く………

シチリア・イタリア二週間の旅(その40)

2023年12月19日 14時38分00秒 | @メッシーナ

メッシーナのドゥオーモは12世紀、ノルマン人が建てたと言われています。
前身は紀元前7世紀初頭、この場所に存在した寺院らしい。キリスト教会やモスクに転用されてきた歴史を持つ。
近年では1908年に起きた大地震や第二次世界大戦により破壊されましたが、戦後(1947年)今の姿に復興させたそうです。
オリジナルに忠実にデザインされているので見応えありますね。
👆
こちらの正門は15世紀のものらしく、細かな装飾が魅力。
床のモザイクタイルも素敵です。
中に入ると……静かでひんやりとした空気が漂っています。
教会はどこもそうだが
建物自体の大きさは
縦92m✕横30.5mと巨大!
天井も高く、25㍍ほどあるらしい😳
アプスの天井には14世紀の金地モザイクが再現されています。


美しい彫刻
ニコロ・リケーロの「被昇天の聖母」
日曜になれば多くの人がミサに訪れるんでしょう。
椅子が敷き詰められていました。


聖プラチド礼拝堂


世界一と謳われるパイプオルガン

右側のどでかい方が主祭壇です。
すごい迫力……👀

アーチ天井に描かれたモザイク画「万能のキリスト」はジュリオ・アリスティーデ・サルトリオというローマ人によって再現されました。
側廊には昔の聖人の像が並んでいます。それぞれに名があるんでしょうがよくわかりません😿
おっ!イケメン!

聖トッマーゾ
教会の多くは新しく作られたものですが、丁寧に復元されているのでとても美しく、圧倒されます。
楽しいひと時でした。
ちなみに隣りにある鐘楼には4ユーロで上ることができます。
もちろん階段で。
※今回は諦めました

Fontana d'Orione
1547年に造られた記念の噴水
→水道が引かれた記念らしい


さて、いい頃合いになってきました。
近くのバールで飲み物を買い、いよいよチューチュートレインに乗車します!


続く………

シチリア・イタリア二週間の旅(その39)

2023年12月17日 16時11分00秒 | @メッシーナ


Messina
メッシーナ

さほど詳しくない土地ですが、主人の前向きな態度を見て、これは訪れるべきなんだなと思い決断しました。

紀元前8世紀、ギリシャの植民者によって作られた都市メッシーナ。
※当時は違う名前でした
今ではシチリア三番目の規模をほこる港湾都市で、船を使いイタリア本土に渡ればそこはもうカラブリア州
実はたった七キロほどしか離れていないんですよね。近いんだなぁ。
歴史的背景についてはWikipediaでも
御覧になってください。
時々起こる大地震により、多くの被害を被っている土地でもあります。

さてさて。
無事、Messina Centrale駅に到着した私達。あっという間だったな!という感想です。
さほど華やかな駅ではありませんが、面積は広く、人も多かったです。
駅を出て直ぐの広場からはトラム(路面電車)が出発していました。
券売機の調子が悪くて諦めた

そんなことよりも
今はトイレに行きたい

歩道を渡ってすぐのところにある
Central Barでお水を買い、トイレを貸してもらいました。
ふ〜、助かった……😌

結局、大通りから少し入った、イ・セッテンブル通りを歩き、ドゥオーモを目指すことにしました。

途中、海の匂いを嗅ぎ取り、サン・マルティーノ通りからヴィットリオ・エマヌエーレ通りに抜けます。
海を右手に歩いていると、
鳥の声。
店のペットなのかな?
えらく囀っていました。

その後もひたすら歩いていたんですが、メッシーナの気温はわりと高く、日差しも強めなので疲れるんですよね。

🚌バス来ないかな……
🚎トラム来ないかな……

そんなことばかり考えていました。
Porta Intermedia Palazzo INA
メッシーナの街は、カターニアより遥かに清潔でとても雰囲気が良いです。
リゾートにも適した街なので、レストランやカフェもおしゃれ。
夜はさぞかし賑わうことでしょう。
その後もGooglemapを頼りに歩き続け、なんとか…ドゥオーモにたどり着くことが出来ました。
メッシーナは大きな街なので、やたら歩かされる……🐰辛い。
Chiesa Santissima Annunziata dei Catalani

当初、これがドゥオーモだと勘違いしてた

正直かなり疲れていたのですが、
この大聖堂を見て、すっかり回復出来ました。
“メッシーナ大聖堂”
立派な広場に立派な教会。
鐘楼までもが華やかで、度肝を抜かれましたね。
ノルマン様式の聖堂は何回も建て直されたものですが、デザインはオリジナルのままらしく、もともとは12世紀に建設されました。
こちらの鐘楼、世界一とも言われるからくり時計が有名です。
後々、11時の鐘と共に動く様を観ることが出来ました!👏

動きはさほど大きくなかったけど感無量
ふと、広場を見ればお馴染みの「チューチュートレイン」が待機しています。近付いてみると……ベンチに座っていたお姉さんに「どう?」と聞かれ、歩くのが億劫だった我々は「チケット」を買うことにしました。

😁一人10€
過去の観光地と比べたら、倍近いお値段ですね。それでも名所を巡ってくれるのならお安いものです。

出発は11時ちょうど。
それまで大聖堂を散策しましょう。

シチリア・イタリア二週間の旅(その38)

2023年12月16日 21時02分00秒 | @メッシーナ

🌄朝、いつも通り早起きしました。
🌋タオルミーナの余韻もそのままに、この日、またしてもカターニアから離れます。←ちっとも落ち着かない

朝の空気………ま、ちょっと臭い。
※ゴミやら排泄物やら……

この日もしっかり地下鉄を使います。
基本誰も居ないので券売機を利用。
地元の人はアプリ?で買っている

1ユーロ/一人
新しい車内は日本と遜色がないほど美しい。ゴミも落ちてない。←奇跡
自動改札も最新式ですね。

Stesicoro駅からたった一駅。
Catania Centrale駅の最寄りはGiovanni XXIIIという駅です。
距離的には直ぐですが、タクシー乗り場&バスのロータリーを通るので、ぶつからないように気をつけましょう。
😓イヤ……まじで。
まずはチケット購入。
片道9.2€/一人

駅構内にある唯一?のバールは賑わっていました。
”Bar della stazione“

迷った挙げ句、イケメン?なお兄さんから、どでかいハンバーガーを購入。
お会計=7.8€
え、たっか……😵‍💫


まあ……手のひらに収まらないビッグサイズだし、しゃーないか。
二人で美味しくいただきました。

追加で旅のお供も……🐹

電光掲示板はしっかりチェック。
何番線から出発するのかは駅員さん、もしくはその場にいる誰かに尋ねます。 確認に確認を重ねる
朝日と海……駅のホームから眺めることが出来るなんて、素晴らしいですね。
そうこうしている内に、眩い光を浴びながら列車が到着しました。
ほぼ定刻通り!まじ有り難い。
わりと乗車率高めです。

さて、今回の目的地の発表です。
行先は………


Messinaメッシーナ

イタリア本土とシチリアの間にあるメッシーナ海峡が有名な街です。
カターニアからたった1時間15分の乗車時間。
さて、どんな旅になるやら。

続く……

シチリア・イタリア二週間の旅(その37)

2023年12月16日 08時40分00秒 | @タオルミーナ

歩き疲れすぎると腹が減らなくなる

こんな経験は何度も重ねてきたけど、
今回は期待値がそれを上回ったせいか、とても楽しみでお腹も万全。
一刻も早く食べたい!
そう思いながら、予約したレストランへ向かいます。

地図で見る限り、めちゃくちゃ簡単なルートのはずなのに、高低差があるからか、違う方向からアタックしたせいか、わりと時間がかかりました。
目印はどでかいカンノーリの看板
シンプルに、メイン通りにある
ここからINすれば簡単だった。
Tischi Toschi Taormina
”ガンベロ社トラットリア“
🦐🦐🦐トレガンベリ
獲得している有名店です。
予約した時間はイタリア人には早すぎて、案の定一番乗り。
店内は予習していた通り、派手でとても個性的。めっちゃ好みデス❤
色使いも絶妙なんだよね。
扉やワインセラーも可愛すぎる。
アイアンシャンデリア、おしゃれじゃないですか。
こんな部屋に住みたいなぁ…🐼
↑どんな嗜好?
そんな中、テーブルクロスは潔く白とはやりますねぇ。

さて、まずはお待ちかねのワインをチョイス!
もちろんここでエトナは外せない。
そう思って、ワインセラーをじっくり覗き込む日本人観光客。
ネットで見かけたボトル(白ワイン)を指させば、若くて親切な女性スタッフが「ごめんなさい、それはグラスで提供できないの。」と気の毒そうに教えてくれた。
「そっか〜。ほなボトルでいくか……おいくらかしら?」と聞いたところ、「120ユーロ」との答え。

ひ、120だと……!?
※日本円で18000円〜くらい?
円安くたばれ!!⇐本音

昨今エトナワインは高騰しまくっていると聞いていたが、いやいやマジで?そんなに?日本でもそんな高価なワイン滅多に飲まないわ。

意気消沈している私に女神(スタッフ)は優しく微笑む。

「グラスで提供できるワインの中で、似たようなテイストのものを試してみる?おすすめがあるの。」

「Si(うん)………」

それがこちら。
シチリア州マルサラにあるワイナリー“ラッロ”のアル・カザール。
ぶどうの品種はジビッボ。
お手頃価格の白ワインで、ふんわりと果実の香りが口に広がり、かといって甘すぎないすっきりとしたテイスト。
※個人の感想
アーモンドの風味もするらしいが、私の舌はそこまで繊細に嗅ぎ取れない。

100%マッチング!
ってわけじゃなかったけど、好みから大きくハズレているわけじゃないのでそのまま飲み進めることにしました。

白ワインとパンとオリーブオイルがあれば、半日は過ごせるな。
※個人の感想(2)

いつの間にかカラフルなお皿が用意され、Yes Sicilia!ってテンションに。

まずは前菜?がやってきました。
Melenzanina Ammuttunato
茄子に牛肉団子を詰め、トマトソースで絡めたもの
前菜とは思えない重い見た目だけど、茄子の柔らかな食感の中に、スパイスの効いた肉塊がゴロリと入っていて、濃厚なトマトソースががっちりまとめ上げている。
これは間違いのないトリニティ。
我らが茄子はいい仕事をしてくれた。
とても美味しかった!

Involtini di Pesce Spada Arrosto
メカジキのインボルティーニ(包み焼き)
見た目本格的なソーセージですよね。
これまた中にしっかりとメカジキの旨味が詰まっていて秀逸。
添えられたトマトや玉ねぎなどもいいアクセントになってくれました。

Spaghetti alla Bottarga di Tonno Rosso
赤マグロのボッタルガのスパゲッティ

(歓喜)待ってました……^_^
トンノボッタルガスパゲッティ。
うんまっ!🐯
覚悟していたより塩気は控えめでしたね。スパゲッティの茹で加減も◎。
嗚呼、本気でもう一つ胃袋ほしい。

Raigatoni al Sugo di Maiale
豚肉のリガトーニ
わりとお腹が膨れてきたんですが、最後のリガトーニもペロッと完食。
ソースもリガトーニの食感もパーフェクト。
こういう一皿を是非とも家で食べたい。←だいたいイマイチの出来
Gelo di Limoni
Limone, Zucchero, Gelatina
お腹は膨れたけれど、デザートの一つくらい行っとこ!ってな感じでオーダーしたのがこちらです。

一言でいうと………

🌟絶&品🌟

え?こんなおでんの大根テイストな見た目で何この旨さ!!!
主人も目👀を見開いてその美味しさに感動していました。

確かに濃厚な料理を立て続けに食べてきたから、さっぱりレモンのデザートは口の中を爽やかにリセットしてくれるんでしょう。
とはいえ……これは格別でしたね。
めっちゃくちゃ美味しかった。
しっかり舌の記憶に刻まれました。

お馴染みエスプレッソで〆。
お会計=113€
噂に違わず最高のクオリティでした。チッ、胃袋足りないわ……←まだ言ってる
さて、そろそろカターニアに戻るとしますか。

その前に…………
Bam Bar アゲイン🐱
ここ、ほんと好きになりました。

いちごとオレンジのグラニテ
いちごには案の定生クリームを。
はぁ、うまいわーーー。
夏を感じますねぇ🗿💦
お会計=8€
ふと足下を見たら、カワ(・∀・)イイ!!猫ちゃんがお昼寝😪
最高やろ!!!
しかし私の呼びかけにうんざりしたのか、場所移動を始めるつれないお方。
それでも一期一会の出会いにgrazie。

メッシーナ門を抜けたら、あとはバスターミナルを目指すだけです。
うぅ……切ない😭
ちゃんとバスも待機してます。
チケットはブースで購入。
帰りのバスは色々ひどかったけど、疲れていたせいでぐっすり寝てました。
渋滞にもひっかかったらしい。

カターニアのバスターミナルに到着した頃には真っ暗でした。

スーパーで軽く夜ご飯を。
サラダにはしっかり調味料がついてて、ありがたい。
モデナのバルサミコ酢×2
オリーブオイル
塩コショウ
トマトうまっ。
シャキシャキしてて良かったです。
※毎回買うことにしました
ノルウェーの高級?サーモンと、

モルタデッラ(量り売り)も追加。
生ハム系統はほんとお安い。
ありがてぇ……(*^^*)

この日の夜はとにかくよく眠れました。
ああ……タオルミーナ最高すぎた。
古代劇場で感じた風は一生忘れない。


続く……


シチリア・イタリア二週間の旅(その36)

2023年12月15日 16時54分00秒 | @タオルミーナ


多くの感動的な景色に酔いしれた我々は、余韻に浸りながらタオルミーナのメイン通りを楽しむことにしました。

Corso Umbertoコルソウンベルト通り”

一流ブランドショップから一般的なお土産屋さん、ジェラテリア、パティスリー、カフェ、レストラン等など。
とにかく全てが揃うんじゃないか?ってほど、充実した通りでした。
ふと横をみると「上りたくない急な階段」がどこかの店へと繋がっています。
バルコニーから垂れ下がる赤い花は目を楽しませてくれますね。

この絵画を売るお店も素敵でした。
高級リゾート地だけあって、この辺りのホテルは比較的お高めです。
ただ今の時期だと少しだけ下がります。オフシーズンは休業するホテルやB&Bも少なくありませんが。
どこもかも統一された美しさですね。
写真におさめたくなる風景です。
“Duomo di Taormina”
素敵な教会を見つけました。
陽射しから逃れるために入りましたが、白で統一された内装とアーチがとても美しかったです。
多くの古い絵画が飾られていて、見ごたえもありましたよ。


“Fontana di Piazza Duomo”
ドゥオーモの前には噴水があり、人々はそこで思い思いの写真を撮っていました。
鳩の水浴びが楽しそうだった。
夏場はかなり暑いので、鳥たちにとっては命の水でしょうね。
私達も少し休憩したくなりました。
わりと歩いてきましたから。

✴Billy&Billy✴
教会を眺めながらのカフェタイム。
コーヒーとレモネードで乾杯。
レモネードが少し緩かったのが、残念かな。でも疲れはとれました。
お会計=7.5€

いつの間にか教会前には多くの子どもたちが。賑やかになってきましたね。

再び通りを散策し始めると、イタリアらしい飾りが多く見かけられます。

扉の持ち手が鳥
……若干ちにくいな

”Piazza IX Aprile Taormina“
ここはタオルミーナの中でも最も美しい広場だと思います。
モザイクタイルが敷き詰められた床。
白く輝く教会(Chiesa di San Giuseppe)や、教会兼図書館(Church of Saint Augustine)
素敵なレストランも多く存在し、海を見ながら優雅に食事をとることもできます。
背後では生演奏が流れていて、広がる大パノラマを存分に堪能できるパーフェクトな広場でした。
嗚呼、つまでもボーッとしていたい。

✴Restaurant Metropole✴
このレストラン、捨てがたいな。
最高の立地だわ。

✯Materiaprima Taormina✯
その後、前もってチェックしていたお店を発見👀✨
思いの外素敵なお店だったので
色々お土産を買い込みました。
荷物になるのに
買っちゃうんだよなぁ………😓


さてさて、次はお待ちかねのレストランです。※予約済み




続く……