さて、この沖縄旅行を決めたのはどのくらい前だっただろうか。
お馴染みI村さんとの話の中で、盛り上がったのは半年ほど前だった様に感じる。
結局、本格的にプランを考え始めたのは夏に入ってから。
本来、東京に住む彼女に任せっきりにしようとしていたが、どうも思っていた以上に値が張る。
HISなどの旅行会社はマイル付与も激減することが多いため、結局選んだのは「ANA公式旅プラン・旅作」だった。
ホテルはI村さんが目を付けた所に絞り、後は如何に無駄なく安く抑えられるか。
必死だった。
主人の手を借り、なんとかかんとか納得できるプランが現れる。
今回、彼女には申し訳ないが「東京~金沢」まで新幹線で前日入りしてもらうことになった。
どっちみち所用の為、金沢にくる予定だったのだが、東京から那覇、那覇から小松という旅程はNGとされた。
そのあたり、少し不便である。
ともあれ、54900円(ホテル&飛行機代全て)で旅立つこととなったわけだ。
あとは、運を天に任せて・・・・晴れを祈るのみ。
週間天気予報では「晴れマーク」が乱立していた。
胸の中でガッツポーズを決める。
これで憂いなく機上の人となれる!
ワクワクしながら、荷造りを始めた。

朝、小松空港のラウンジでゆっくりとしていた私達。
パソコンを開きながら、あれやこれやと相談していると、いつの間にかフライト時間が迫っていた。
拙い!と思い、慌てて飛び出す二人を、ラウンジの受付の人はどう思っただろう。
とにかく猛ダッシュした。
無事、機内に乗り込めたものの、どうも勝手が違う。
疑問符が浮かぶ。
そうだ・・・いつもは主人にまかせっきりだからだ・・・(笑)。
そんな現実に打ちのめされた。
小松から一時間。
多少、着陸が乱暴だったものの、無事羽田空港に到着した。
腹が減った為、目の前にあるフードコートらしきところで、私は鉄火丼を、彼女は蕎麦を啜る。

1200円なら安いと思えるネタだった。

ゲートに向かうと、そこには人・人・人。
何だこれは?と窺えば、修学旅行生の団体が並んでいるらしく、喧騒に包まれていた。

ようするにこれだけの客と共に飛ぶわけで・・・なるほど、事前に座席番号の変更連絡があったことも納得できる。

二時間半のフライトを終え、無事、那覇空港に降り立った。
東京からの近さに驚きを隠せない。


オンシーズンよりも確かに少なく感じた人の波。
それでも、家族連れは多かった。
レンタカー会社の送迎で、無事「ベンツA170」を借りる。

オフシーズン価格で10000円(2泊3日・保険付き免責アリ)だった。
主人は「BMW」のオープンカーを勧めていたが、ここはケチることにした。
車に乗って思った最初の不満。
エアコンが効かない。
炎天下に置いていたためか。
はたまた「ベンツ」の仕様なのか・・・。
二人で窓を開け、吹き抜ける風で遣り過ごす。
店の予約時間が迫っていたため、レンタカー会社に戻るつもりは無かった。
(ちなみに後で電話確認したところ、日本車と仕様が異なっていただけだった。無事エアコンは効いた)

前回、主人と訪れ、その旨さに感動した「ブエノチキン 普天間店」。
小松空港で予約していた為、すぐに出来上がりを渡される。
本当は店内で食べたかったのだが、目の前に路上駐車していると「きつい人(警官)が来るかもしれない」と不安そうに言われたため、テイクアウトにした。

仕方なく、店から5分ほど走らせたところにあったファミリーマートに停車し、飲み物を購入する。
とてもじゃないが、水無しでは食べられない。

刻まれたガーリックの執念を感じるほど、その香りは強烈だった。
チキンは中までしっかり火が通り、その柔らかさと風味に喉が鳴る。
手でかじり付く女二人を、周りの人間(コンビニの客)はどう思ったのだろう・・・。
気付けば、あっという間に平らげていた。
コーラが堪らなくよく合う。
1600円・・・とてもお安い。
こればかりはコストコのチキンも負けるだろう。
I村さんの満足度を感じつつ、にんにく臭漂わせる車で一路ホテルへと向かった。

高速道路を下り、10分ほど走らせると、そのホテルが見えてくる。
Okinawa Spa Resort EXES 沖縄スパリゾート エグゼス
名前の通り、スパが有名らしい。


ウェルカムドリンクを飲み干しながら、チェックインを済ませる。
部屋は6階。
今回は「ランクアップ」してくれたお部屋に案内された。

ファミリー向けだろうか。
とても広い。
ゆったりとしている。
やはりホテルはこのくらいの広さが丁度いいのかもしれない。

シャワールームが独立しているのも良かった。
バスタブは大きく、寝そべることが出来る。
ベランダからは海が一望でき、屋外ソファが鎮座している。
ちなみにアメニティはロクシタン。
I村さんが一度使った時に嗅いだ香りはなかなか良かった様に思う。

ちなみにこちらがベランダからの眺め。

隣接する白い建物は姉妹ホテルである「沖縄かりゆしビーチリゾートオーシャンスパ」だ。
連絡通路で繋がっているため、そちらにも遊びに行ける・・・が一度として行かなかった。
ともあれ、一旦汗を流し、夜に向けて移動疲れをとることになったのだ。
ちなみにスパアクアスペース(浴場)は一日だけ無料で利用することが出来た。(本来500円)
其のニへ続く。