♪ 卯月の非日常 ♪

旅ブログです。主に海外と沖縄をご紹介。

シチリア・イタリア二週間の旅(その15)

2023年11月30日 05時05分00秒 | @モーディカ


🥳いよいよ出発です。
車内アナウンスは「イタリア語と英語」で流れます。

♬ワクワクしますね♫
何より歩かなくていい!←本音
このチューチュートレイン、絶えず陽気なBGMが流れます。
イタリアの空気をしっかり感じさせてくれる演出は◎
🪇音楽は大事です。

大通りに出たところで直ぐに一時停車。
これまたえらく明るいお姉様たちが乗り込んできました。
詳しいシステムはわからないのですが、ところどころ乗客が増えたり減ったりするので、わりと自由の効く観光トレインなのかもしれません。

乗り込んだ途端、マーチ音楽のリズムに体を揺らすバカンス風お姉さんたち。
他の乗客もその様子を楽しそうに眺めていました。
こんなノリの人大好き。


モーディカには大きな教会がいくつかありますが、その内の一つ。
✦Duomo di San Pietro✦
サン・ピエトロ教会です。
目抜き通りからの大きな階段と、立ち並ぶ12使徒の彫像が目を惹きますね。
今回は駆け足で巡って行くので、どの教会にも足を踏み入れなかったのですが、今から考えると惜しいことをしたかもしれません。
バロック様式の美しい内装はどこも一見の価値ありですから。🐼

我々の乗り物はこの教会の横を曲がり、急な勾配を走り続けます。
モーディカもラグーザと同じで、かなりの坂。
先程の大通りすらも、じわじわと坂が続く街なんです。
※私のヒラメ筋がまた成長してしまう


急すぎるヘアピンカーブを無事クリアしたところで、
モーディカ最大の教会
✦Duomo di San Giorgio✦
が現れます。

この教会も下から上れば100段以上の階段ですから、足腰達者な方でないときついでしょうね。
ヨーロッパはとにかく歩かなくては絶景にたどり着けない😑

かなり高台にある教会のため、景色は極上だと思います。
トレインの中からですら……


こんな感じですし。
運転手さんがしばらく停車してくれるスポットの一つ
外に出て撮ってもOKの緩さ。
最高!

あとはひたすらルート通りに走ります。

青い空
輝く太陽
爽やかな風
見事な絶景
常に明るく歌うお姉さんたち

まさに理想のバカンス!ってやつですね。

今回、ほぼ動画で撮り続けていたので、なかなかいい写真がなかったんですが、ところどころで切り貼りしてみました。


わりと狭い道幅もグイグイ進み続けるチューチュートレイン。

モーディカにも一泊するべきだったかな、と思わせるほど美しい街並みでした。

金髪のお姉さんたちはこの教会で明るく降りていった。笑

45分はあっという間に経ち、オシリの痛みも忘れ夢中で景色を堪能していました。
これが価値ある5€の正体です。
普通に歩いて回れる距離ではありませんし、私の膝を考えたら最善の策だったと思います。


にしても………
モーディカ……美しすぎる街だ。
夜景もさぞかし……と思わざるを得ません。


😵‍💫さすがに腹が減りました🤤

当初の目的通り、アランチーニ(ライスコロッケ)を頂くとしましょう。

実は呼び方問題がありまして、
シチリアの西側では[アランチーナ]
東側では[アランチーノ]と呼ぶらしい。
形も違ったりするので面白いです。
東側は山型でエトナ山を思わせるタイプ。
西側はまんまるな球体です。



さっきはビシッと閉じていた扉。
良かった!Welcomeだ。
🎯Arancineria Cantunera
Corso Umberto I, 26, 97015 Modica
既に何組かのお客さんがテラス席で食事をしていました。

今回はTAKEOUTで。
外には立って食べることが出来るテーブルも設置されています。
近くの広場にもベンチがあるから問題なし。


若いお兄さんが注文を聞き、10分ちょい待ったかな。厨房からいい香りが漂ってきました。
ドン🙀
👉RaguとBurro👈
アッツアツな上、めっちゃ重い。
なにこれ?レベルの存在感。
熱々をハンブンコ

外はカリッカリで、中にはぎっしりリゾットが。

はぁ………美味い❤️

太陽照りつける中、ハフハフしながら頂く恍惚感😌
悪魔の食べ物だよね……アランチーノ。
各3.5€(¥1,174)なら絶対お得です。何せ美味いから。
カンノーロも気になったけど、次があるので我慢しました。
ご馳走さまでした。
モーディカを訪れた際、是非!


小腹も満たされたし、さあどうするかな?

メインのレストランでも探しますか……と歩き始めたんですけどね。

ここから名だたるレストランの臨時休業に心が折れそうになるわけです。

続く……

シチリア・イタリア二週間の旅(その14)

2023年11月29日 03時54分00秒 | @モーディカ

当初の予定では✈空港のあるカターニアで安めのアパートメントを借りたまま、日々、あちらこちらへ移動するという計画を立てていました。
行きたかった土地はわりと日帰り圏内ですからね。

ただ”それじゃ勿体無い“というのがネットでの意見。
よくよく考えた結果、どうせなら腰を落ち着けて楽しもうではないか!と意識転換し、ラグーザに四泊することにしたのです。

とはいえ、見たい場所はわんさかあるし、どうせなら少しくらいかじりたい。
今回はそんな街への移動です。
🔻
🔻
🚕タクシーで30分かかったかな?
ラグーザの鉄道駅から一駅のところにある「Modica モーディカにやって来ました。
人口約五万人ちょいの都市で、チョコレートが有名です。
チョコレートなんてイタリア全土、有名なんじゃない?と思われるでしょうが、ここモーディカのチョコは少し変わってます。
◯詳しくはウィキ

歴史が古い
伝統的な作り方
溶けにくい
食感が面白い
カカオの香りが濃厚……etc

ざっくり言えばこんな感じ。
チョコレート好きな我々にとっては、是が非でも行くべき街でした。

店の近くでタクシーを降り、Googleマップを頼りに一つのお店を探します。
有名店なので看板は直ぐに見つかりました。
表通りから入るのではなく、路地に面している店の正面。
電気は付いているのに扉が開かず、やばい……昼休みなんてあったっけ?と焦りまくりましたが、扉の建付けが悪いだけでした。
これ…ヨーロッパあるあるです。

ANTICA DOLCERIA BONAJUTO
こちら、ボナユートというお店で、1880年創業の老舗チョコレート屋さんです。
東京でも取り扱っているお店はわりとあるようですし、ネットでも買えますね。

カカオの香りが漂う店内。
シーズン?それとも時間帯かな。
常に満員御礼になる空間は、今回我々だけでした。ヽ(^。^)ノ
親切な店員さんに味見チョコをたくさんいただき、恐縮×2。

”Mpanatigghi“
牛肉とチョコが入った有名菓子。
試食とはいえ昼前に重いよ……。
口が渇く!
牛肉のフレーバーはあまりしないけど、きっと入ってるんだろうね。
こちらは購入したシチリアの焼き菓子。
生地はさくっとしっとり。
中の分厚いアプリコットジャムだっけ?美味しかったです。
結局あれやこれや選ぶのが面倒くさくなったので、🎄クリスマスパッケージの箱を2つ購入しました。
これが重いのなんの……。
初手から荷物を増やしてしまったアホ……🗿
ともあれ目的の一つは達成しました。🙌

次の目的は現地SIMを購入すること。
やはり音声SIMがないと不便ですからね。
ボナユートから歩くこと五分。
暗い店内……まさかの定休日!?
※Googleアテにならん件
と思っていると、丁度のタイミングで店長が戻ってきました。
昔のような旅行者向けの格安プランは無く(ほんとか?)、30€(音声+100GB)を支払うことに。
※まかり間違っても月契約にされぬよう
ここは現金で支払いました

過去に使っていたOppoスマホにシムをINしてもらい、動作チェックOK。これで一安心です。
というか今後、このシムが大活躍してくれるんですよね。
私のahamoちゃんはノロマだったので、すごく助かりました。



メインのコルソウンベルトⅠ(通り名)を歩き、さあ次はどこへ?
と思っていたところ、お姉さんに声をかけられます。

😮これは……!!
ラグーザで乗りそびれたチューチュートレインではないか!

ともあれ、一旦は見逃した我々。
お目当てのアランチーニ屋さんが開店一時間前だと知り、私は広場でチケット販売していたおじさんに速攻で声をかけ、二枚ゲットしました。
このイタリア旅行で一番価値のある5€(チケット)です。

緑色のつややかな車体。
これまたウーノが映えますね。

約45分くらいの観光なので、本当に丁度いい時間です。

胸をわくわくさせながら
出発!!!


続く………



シチリア・イタリア二週間の旅(その13)

2023年11月28日 01時19分00秒 |  @ラグーザ

ワイン三杯でほろ酔い気分。
B&Bまでの道も、足取りが軽いです。←いつもは呻いている
イタリアの路地には「どーしてこんなところに車が?」ってな感じで駐車されてることが多いですが、まあ特にトラブってもいないのでスルーしましょう。

……にしてもいい天気☀!
非日常感を味わえる景色がとても贅沢に感じます。



こちらは旧市街から新市街方面を眺めたときの写真。
一目でキツイ坂だと判るでしょ?
お宿がある方面も美しいんですが、かなりの勾配です。
ヒラメ筋?バッキバキに成長しますよ。
ホテルの裏側から🔑シークレットキーを使い、少しだけショートカットできるのですが、結局階段だしな……。どこもかも体力遣うわ。
閉所が苦手なはずの主人もイタリアは別物なんでしょうね。
スイスイ歩いていきます🐾
おっ、久々の猫ちゃん🐈‍⬛発見。
ちなみに便利アイテムの電動キックボードはアプリからの認証メールが弾かれてしまい、利用できませんでしたーーー🤨

この日は歩き疲れたのもあり、ゆっくり宿で休みました。
旅には休息も大切です。


翌朝
美しい太陽とラグーザイブラ。
このお宿は、オンシーズンだとかなり高額になるのですが、今はありがたいことにOFF!
お手頃価格で二連泊出来ました。
とはいえ、円安の影響もあり、すごく安いわけではない。¥30342/2泊
確実に言えるのは、最高の景色が部屋の中からのぞめるということ。
間違いなく最高です( ・ิω・ิ)

カターニアからラグーザへの交通手段はバスが一番安全で安いです。
ただ運転手さん次第で酔います。
電車もあるのですが……いきなり運休したりするかもなので、そのへんは要注意かな。
鉄道駅のほうが少しだけイブラに近いですね。

今朝は八時にテラスへ。
この景色も見納めかぁ。
気温が低いからか、雨でテーブルが濡れているからか、本日は室内でのご飯となりました。
ま、いいけど。



相変わらず甘くてハイカロリーな朝食です。
スピナッチがたっぷりはいったパンが美味しかった!
朝食前に軽く散歩してきたのですが、どこから見ても本当にラグーザイブラは素晴らしい顔を見せてくれますね。


シチリアのシンボル
「トリナクリア(Trinacria)」
シチリアを歩いていればどこでも目にします。

この教会の青い屋根も名残り惜しいな。
もう二度と訪れることがないと頭の端で判っているからでしょうね。
チェックアウトの時、石鹸?を頂きました。
2日間お世話になりました!
とてもいいオーナーさんです。
ウーノと花、めちゃ似合うね。
いろんな思いは巡れど、旅はまだ先が長く、気合をいれましょう。
とはいえ……もう3日も経ったのか。(Roma含む)
光速で過ぎていくな……。


次のお宿はタクシーで数分の場所にあります。
急な坂を重いスーツケースを転がしながら上れば10分くらいで着いたのかもしれませんが、とてもそんな体力はないので、諦めました。
新市街の片隅にあるアパートメントに二泊します。
Il Giardino Sulla Valle
¥23,566/二泊

若くてとっても愛想のよいオーナーさんが出迎えてくれました。
この方ともWhatsAppでやり取りしていました。

部屋は想像より簡素で広かったんですが、何より洗濯機がありがたい。
乾燥は自分で物干しロープに干さなくてはならないけどね。
渓谷の風はすごいので、めっちゃ頑丈な洗濯バサミ必要かも。
キッチンも冷蔵庫もゆったり。
冷凍庫もあってかなり充実してますね。
一通り、生活できるようになってます。

洗面所
容量は微妙だけど、洗濯機
洗剤など使いたい放題。

シャワールームとトイレ
ロフトへの階段。
わりと軋む……笑
シンボルチックな時計。
テレビとソファの距離が遠い!
ロフトのベッドはまずまずかな。
デスクと姿見はありがたいね。
あと物も干せる笑
そしてさらに、マンマ手製のケーキがお出迎え。
うん😅すごく嬉しいけどめっちゃ重くてなかなか手が付けれないよ。味は素朴で良かったです。


荷解きもそこそこに、またもやタクシーを呼んでもらいます。
この日はちょーっとラグーザから離れる予定なので。
片道30€かかりましたが、時間短縮?のため仕方ありません。
渓谷を眺めながら……

そして違う角度からのラグーザイブラを眺めながら……

イケメンドライバーさんは、とても快適なドライブを提供してくれました!


続く……


シチリア・イタリア二週間の旅(その12)

2023年11月27日 22時16分00秒 |  @ラグーザ


お腹ペコペコで到着したDuomo Ristorante
スタッフさんとシェフに出迎えられたわけですが、とても愛想が良くいい感じのファーストインプレッションでした。
当日飛び入りのお客さんも居て、店内は半時間くらいで賑やかに。
そか、このクラスのリストランテなのに当日でもいけるのか。
ちなみに我々はネットで予約しました。
リコンファームメールもきちんと来るので安心?です。

落ち着いたトーンのシックな店内。ほどよい距離感にセッティングされたテーブルたち。
ある意味、イタリアのリストランテらしいシンプルな設えは、とても落ち着きます。

まずはドリンク選びから。


主人は「ブラッドオレンジジュース
が飲みたかったのですが、残念ながらメニューにない為、おすすめの「イタリアのファンタ」と称されるオシャレ~♬なオレンジソーダを頂くことに。
ファンタ……たしかに近しいものはあるが、
こちらの方がよりフレッシュさを感じる気が……するようなしないような。🤨
私はシチリアのワインを頂きます。
まずはスパークリングワインから。
うむ。うまい。⇐シンプルな感想
欲を言えばもう少し辛口でもよかったけど、これはこれで美味い。

アミューズ
正直、このアミューズにそこまでの感動はなかった。
美味いか不味いか?と聞かれれば、「ん?まあ……おいしいかな?」って感じ。
サフランの香りが強すぎたからか?

パンやグリッシーニと登場したのはこちらのオリーブオイル。
ふたりとも素直に美味!と感じた♬
※日本でも手に入ります。

爽やかな香り。
贅沢にたっぷりつけて頂く。
パンも有名店のパンらしいがそこまでの聞き取りは出来なかった。

シチリアのオリーブオイルとアイスクリーム、黒トリュフを添えて。
看板メニューの一つなんでしょうね。これはうまかったな。
さくっさくの薄いパンに挟まれたアイスクリーム(塩?)の冷たさと黒トリュフの香り。
一瞬頭が混乱するけど、トータル美味い!って感じるんですよね。
そして次に出てきた、こちらのパスタに私の胸🔫は撃ち抜かれた。
生ハムに包まれたピスタチオソースのパスタ。人参のフレッシュなジュースは眼の前で注がれる。
上品に染まっていく真っ白なお皿。

塩気と人参の甘み、そしてピスタチオのほんのりとした香ばしさ。
なんだこれ……どんな掛け算したらこんな美味くなるの??
🍝麺の茹で加減もちょうど良く、わりとボリュームあったのにペロリといっちゃいました。
あー、これはもう一回食べたいな。無理かなぁ。
🔻
🔻
さてお次の🍷ワインに突入。
お姉さんが持ってきてくれたのはシャルドネ。しかしテイスティングした結果あまり好みじゃなかったので、また別のワインを持ってきてもらいました。
すまぬ、シャルドネ自体苦手なタイプ多いんだよ

次はこれ。

爽やかな、それでいてふくよかな香りのする白ワイン。
ん〜!悪くない。←何様?
セコンドは地元シチリアで有名な「𓃟黒豚」!
スウィーノ・ネーロ・ディ・ネブロディ
え!?身がこんなにも赤いの!?

調理方法のせいか、肉質のせいか、はたまた両方か?
めっちゃ柔らかくて美味しい。
シンプルな甘みのあるソースがこれまた引き立ててくれます。
良い感動をありがとう。

🧁デザートは名物カンノーリ🧁

上等なパイ生地だなぁ……❤
ミルキーなクリームがちっとも重くない。⇚気のせいか?

Piccoli Dolci(?)も可愛くて完璧。

お会計はこんな感じ。
二人で187€(¥30910くらい 😨くぁ……円安めぇ!!)とリッチランチでしたが、本当に大満足です。


シチリア・イタリア二週間の旅(その11)

2023年11月24日 01時56分00秒 |  @ラグーザ

この日のランチは前もって予約していたので、とにかく予約時間まで散策することを決めていました。

カフェでもしようか……と考えていたんですが、なかなかこれといった店が見つからず……。
とうとう、夕べも散策していた広場に辿り着いてしまいました。

ドゥオーモ広場です。


実はこの広場から観光トレイン(画像のチューチュートレイン)が発車するんですが、車両を磨いていたおじさんに尋ねたところ、

「人が集まらないから運行はしてないよ」との答え。
※イタリア語

😭「え……楽しみにしてたのに。」

ちなみに看板には10時半からの運行と書いてありました。
※9時半過ぎにおじさんへ質問した
午後から意気揚々と走っている車体を見た時、「ああ、あのおじさんと意思疎通がなっていなかったのかもな」と反省。
やっぱGoogle翻訳使うべきだわ。

さてここからどうしよう。
有り難いことに昨夜目星を付けていた陶器店は、ばっちりオープンしていました。
Ceramiche Di Caltagirone Francesco Pistone

Ceramiche di Caltagirone Francesco Pistone

(Vincent Van Gogh)

Ceramiche di Caltagirone Francesco Pistone


工房とショップが一緒になっていて、手作りオリジナルの商品を扱う陶器店です。
当初、アラブ人の男とシチリア娘の顔鉢(マヨルカ焼き)を購入するつもりだったんだけど、かなりの高級品で予算オーバー💶

↑こんなやつ
迷いに迷った末、少し間抜けな顔をしたお皿を購入しました。
黄色が鮮やかで気にいった!
念の為、厳重?に包んでいただきました。※後から更に包み直したけど

※48€なら納得?かも

次に目指すはこちらの立派なドゥオーモ。

正式名称は
Duomo di San Giorgio
サン ジョルジョ大聖堂です。
18世紀、ロザリオ ガリアルディ主導で建てられたバロック様式の建造物で、街の比較的高い場所に位置するため、鐘楼からの眺めが最高……らしい。

内部を見学するには階段を上らなくてはなりません。
※もう慣れてきたけどさ……


正直、教会もそろそろ見飽きたかも…………なーんて思ってました。

いやいや、そんなことない。
やっぱすごいですよ。

ドーン!
見事なアーチ天井。
度肝を抜かれる巨大パイプオルガン。
ゴージャスな宗教画。

数多くのステンドグラス。

カラフルな天使?の彫像。
まさに五感全てが圧倒される空間でした。
その中でもこちらの漆黒シャンデリアがめちゃくちゃオシャレ。
ほ、ほしい!←どーすんだ?
一つ一つゆっくり鑑賞させていただきましたが、本当に見応えのある大聖堂ですねぇ。

”ラグーザ“を訪れた方は是非。
(言われなくても行くわな)
外へ出れば青空が最高に美しい✨
正午に近付くにつれ、団体客が増えてきました。

流石にお腹も減ってきたし、予約したレストランへと向かいます。

大聖堂からほんの数分のところにある✦Duomo Ristorante✦でランチ予約しました。
こちらのお店はかなりの名店でして、ラグーザに来たならば、是非一度訪れてみるべきリストランテだと思います。

主人のバイブル
“Gambero Rosso Ristorante”
でも高得点。
期待できますねぇ。
大聖堂のクーポラの青い屋根がよく見える路地。なんとなく良い香りが漂っています。
団体さん(学生さん)たち
がガイドさんに案内されている場所の一つに、このリストランテもありました。


皆さんメニューに釘付け。
それもそのはず。
ガンベロ・ロッソ
リストランテ
92点/3フォーク
🍽ミシュラン二つ星

間違いなく名店です。


続く

シチリア・イタリア二週間の旅(その10)

2023年11月23日 04時33分00秒 |  @ラグーザ

朝食も食べたし、いい天気だし、今日も元気に散策しましょう。
スマホ万歩計に期待♬
いつもの膝に負担がかかる階段(不思議と慣れてくる)を降りていると、
今日は特にツイてる!
猫たちの日向ぼっこ?に遭遇しました。
かわいい柄の野良ちゃん。
上を見上げると……
おおっ!!!
こんなにもたくさんの猫たちが居たのね!
めっちゃ可愛い❤❤
青空に映えてます。
写真家・岩合センセの世界だ。

バス停近くにも黒猫ちゃんが!

常に玩具を持ち歩いていたので振り回してみましたが、興味なさそう。むしろ怪訝な顔をされた。
残念🗿

その後、バス停で待つ人に目的地を伝え、ここで合っているかと尋ねる主人。
とても親切な人で、乗車から降車まで身振り手振りで合図してくださいました。
Grazie mille😍
どうやら街の循環バスに乗ったようで、料金は何故かかからなかった。(この辺あやふやだが親切な彼がそう言うのだから正しいんだろう)

辿り着いたのはイブレオ庭園
ここもラグーザでは有名な見所スポットで、庭園の前には多くのお土産物屋さん、カフェ、レストランが並んでいた。
しかし朝早いからか、オフシーズンだからか、開店しているお店は疎らだった。
”イブレオ庭園“入口

この広い庭園にも猫がいるとの情報を仕入れていたので、少しワクワクしながら向かう。

入口の直ぐ横には
Auditorium San Vincenzo Ferreri
サン・ヴィンツェンツォ・フェレーリ講堂
という建物(もとは教会)があり、真実かどうかは分からないが大地震でも倒壊しなかったらしい。
後に教会から講堂へ造り変えられたとのこと。今も公共の施設として活躍している。

さてイブレオ庭園に入りましょう。
庭師?的なおじさんが、一生懸命手入れをしていて、とても整った公園に思えました。
立派なヤシの木が生い茂っていたり、薔薇が咲いていたり。



思っていたほど広くはなく、公園の端っこはビュースポット。
中には高評価のレストランまで存在します。

おお!線路がよく見える!
渓谷がすごいな……。
要塞都市ラグーザ。
こんな落差があるんだ、と改めて実感しました。

猫は残念ながら見当たりませんでしたが、どこもかしこも猫のスプレーの匂いがするので、テリトリーであることは間違いない😼


庭を出たら大きな広場があります。先程の循環バスや観光トレインのルートになる場所なんですが、オフシーズンは人も多くなく、むしろ静かでした。
主人が電動キックボードのアプリに苦戦している時、私は猫探しを始めました。

路地が素敵…!
イタリアだなぁと思わせてくれる小径が堪りませんね。
そうこうしている内に、これまためちゃくちゃキュートな猫ちゃんを発見。やっぱ居るんだね。

その他にも猫!
この街は皆が猫に優しい気がします。
餌だけじゃなく、寝床まで作ってあげてる……(^^)
ちょっと歩けば猫に当たる。
ネコキチの我々にとって、ここはまさしく楽園です。
最高です!←くどい
既にわりと歩いているのですが、ラグーザの街はどこも素敵で、散歩が捗ります。

ところどころ目を惹く教会があったりするので、休憩がてらお邪魔するのですが……
真剣に祈りを捧げている方もいらっしゃるので、静かに休ませてもらいます。

続く……


シチリア・イタリア二週間の旅(その9)

2023年11月22日 21時29分00秒 |  @ラグーザ


移動と歩き疲れで爆睡した翌朝。
※普段どれだけ怠けてるかわかりますね。
しかしながら私の両膝は負傷により本調子でないことも確か……云々かんぬん⇐言い訳
鳥の囀りを聴き、バルコニーに出てみれば、まさしく夢にまで見た絶景が広がっていました。

神秘的な朝焼けの美しさと
日が昇った後の眩く爽やかな空。

部屋に居ながらにしてこんな景色が楽しめるなんて……本当にこの宿にしてよかったと実感します。

ちなみに早朝は降雨が多い地域なんですが、心配ご無用。
直ぐに止んでくれます。
その後、晴れ渡る空へと変貌するので、観光客にとっては非常にありがたいんですよね。
太陽がしっかり昇りきると、何気ない建物が神々しく輝きます。
※二階は私達の部屋

隣の建物では多くの鳩や小鳥が住み着いていて、忙しなく飛び回っていました。

さあそろそろ朝食の時間です。

※実は八時からなのに、七時からだと勘違いしていたお馬鹿な客。彼は特別に用意してくれた。感謝🙌
眺めの良い席に陣取り……
ウーノの撮影大会を始める。
映えるねぇ、君。
ずらりと並んだフルーツと甘そうなパン。
ジャムやクラッカーまで。


ヨーグルトはありがたい!
クロワッサンは三種類あって、ノーマル、ピスタチオ、クリーム。
Schiacciata(スキャッチャータ)
こちらはカポナータが包まれていて、めちゃウマ。
Pane Condito(パーネ・コンディート)
シンプルにチーズとトマト。
これもうまい。
淹れたてエスプレッソが揃えば完璧なイタリアンブレックファーストです。(たぶん)

私はカプチーノにクロワッサン突っ込んで食べるスタイルを試す。
別々に食べたほうが美味しいかもだけど、これはこれでイケる。

どう考えても甘すぎる朝食ですが、歩くための活力になります。
ごちそうさまでした!



シチリア・イタリア二週間の旅(その8)

2023年11月22日 15時54分00秒 |  @ラグーザ


道すがら設置されている看板の案内通りに進むと、だいたいが急な階段です。笑

旧市街(Ragusa Ibla)はイブレイ山地の麓標高500㍍にあり、朝夕は冷え込みますが、日中は比較的暖かく、過ごしやすい感じでした。
※あくまで11月初旬の感想
ちなみに谷を挟んだ向こうにある新市街はスペリオーレ(Ragusa Superiore)といい、更に標高は高め。イブラとはまた違った景観を楽しめます。
雨が降ったら滑りそうな階段を慎重に降りていくと……
ツーリスト向けのインフォメーションがあります。

…………がしかし、
シーズンオフだからか、はたまた臨時休業なのか、とにかくオープンしてませんでした。
隣接するジェラート屋さんは常に営業されていて、何かあればここのおじさんに聞けばいいと思います。⇐英語はあまり通じないけど親切(^^)

ジェラートを食べたくなるような気温でもなかったので、取り敢えず記念撮影のみ。

このあたりはイブラ地区の玄関ともいえる場所なので、バス停もあります。
道路の交差点に構えるサンテ・アニメ・デル・プルガトリオ教会はある意味シンボルともいえるでしょう。

ラグーザは1693年に非常に大きな地震に見舞われ、5000人もの住民が亡くなり、その時多くの建物も失われました。
この教会はそれ以降に建ったバロック様式の建築物の一つ。
残念ながら中には入れませんでしたが、いつも良い目印になってくれました。
※土曜日の朝しかミサが行われないらしい

辺り一帯、絵になる町並み。
Palazzo Cosentini
此処は貴族であるコンセンティーニ家の邸宅で、見どころはバルコニーの下にあるバロック彫刻とのこと。
その横にはまたしても長い階段があり、美しい教会Chiesa di Santa Maria dell’Itriaの青い屋根が見えます。
旧市街の中心部へ続く坂道をえっちらおっちら上っていくと、Antico Mercatoという場所があります。
建物の中にはレストランやお土産屋さんもあり、興味深かったんですが、このときは素通りすることにしました。疲れてたしね😅

ふと山谷を覗き込むと、かなりの高低差。
歴史のある土地とはいえ、いまだにここで生活することは厳しいだろうな。車もすれ違うのが難しい道が多いので。
観光地としては充分成功しているんでしょうが………。
日本で言うところの白川郷的な。

足が疲れたので取り敢えず宿へ戻ります。


さて

夕飯の時間になりました。
イタリアの夕飯は遅めなので、夜八時から九時くらいに入店出来たらOK。
それまでの時間はアペリティーボを楽しむ🇮🇹国民。
✨素敵ですね✨

ラグーザ到着後初めてのレストランは旧市街地の真ん中近辺にあるこちらのお店へ。


ちっとも予約していませんでしたが
とても気さくなお出迎えを
してもらえました!
可愛らしいテーブルクロスですね。さすがに夜は少し肌寒いけれどここは観光客らしくテラス席を選びます。⇚雰囲気重視
店内は確かに暖かそう……地元民はそちらを選んでます笑。
けれども今回ばかりはテラス席が大正解でした。
何故なら………
スリスリ……

ん?

え……猫!?
こっちからも……
なんなら仲良し?
常に何か貰えることを
狙っている。
可愛すぎでしょ!!

これはたまらん!
最高のレストラン!
★5つ確定。
計六匹の猫たちがテラス席のあちこちを移動する様を見ながら、二人して悶えていました。
まずは水🥛
そしてMENU。
吟味しつつも、猫が気になる。
😼😸😺
イタリアと言えばまずはパン。
その後、オリーブオイルとバルサミコ酢が登場。
健康的にインサラータ(サラダ)
を頼んだのでまずはたっぷりのオリーブオイルとビネガーで頂きます。
思ったよりボリュームがあり、結構お腹が膨れてきました。
あと猫の可愛さが満足度を高めます。

フレッシュなトマトソースに焼いたリコッタチーズを乗せて
これは私が選んだのですが、美味しかった!トマトとチーズに間違いがあるはずもなく……パンが進みましたね。
Sugo di maiale con la sua pasta

その土地の料理を食べたい主人は、豚肉のスネ肉が煮込まれたソースのパスタを選びます。
硬めに茹でられたパスタ(カヴァテッリ=小さな空洞、窪みという意味)と酸味のあるソース。
たっぷりパルメザンチーズを乗せて、まろやかな風味に変化させます。
確実に美味しいのですが、そこまでの感動はありません。
ただ足下をうろつく猫たちが可愛くて……笑笑

最後はエスプレッソでシメ。
二人で30€ほどのお手軽(?)ディナーでした。



美味しい食事の後、気分良く散歩しながら宿へと戻ります。

ラグーザ旧市街で一番の教会
”Duomo di San Giorgio“
を横目に観光列車の始発点を確認していると、
またしても新たな猫登場。
噂通り、ここは猫街だ!と歓喜します。


夜のラグーザ・イブラは雰囲気があって比較的安全で、とても素敵な街並みでした。

この陶器屋さんは明日訪れよう。

宿まで30分ほどかけてゆっくり歩きました。
いい運動ですね。



シチリア・イタリア二週間の旅(その7)

2023年11月22日 04時51分00秒 |  @ラグーザ


B&B Terra del sole Ibla
ラグーザで二泊する最初の宿泊施設


旅で利用する宿泊施設のほとんどをBooking.comで予約しました。
色々問題も多い予約サイトですが、今のところ何も起こっていません。

Ragusaという土地には「新市街」と「旧市街」があります。
説明は少し長くなるので
興味のある方はWikipediaへ。

全四泊するんですが、前半は旧市街を望めるこのB&Bへ。
後半は新市街を散策するため、別のアパートメントへ移動します。

旧市街を眺めながらのんびりと朝を迎えたい🥰

私の要望を叶えてくれるB&Bは2つありましたが、吟味に吟味を重ねた結果、こちらを選んだわけです。

タクシーを降り立つと、若いお兄さんが出迎えてくれました。
とても愛想が良くて、テキパキ行動出来る人です。
チェックインの為、パスポートを提示。
その後は鍵を渡され、簡単にホテルの説明を受けておしまい。
自由です。

今回選んだお部屋は
トリプルルーム(バルコニー付)
日本円で32000円ほどになりました。(二泊分)
クイーンベッドとダブルベッド
ライティングデスクがあり
クローゼットも広々してます。
その他、大きめのかわいい冷蔵庫。

※ポップな色が好き
水は無料で、その他のドリンクは有料でした。

洗面台は広々!
タオルも二泊分しっかりと備え付けられています。
シャワーは独立ブースがあり、お湯もちゃんと出ました。
アメニティはこんな感じ。
日本から持ち込んだものが大量にあったため、あまり使いませんでしたが。

そして私が望んでいたバルコニーからの景色。
こんな感じで、旧市街を一望出来るんです!

朝昼問わず、教会の鐘の音が鳴り響き、多くの鳥たちが囀る夢のような日常。
太陽の当たり方で、その景色は毎回違うものとなります。
部屋のバルコニーはそこまで広くはありませんが、階下にある朝食会場はゆったりとしたリゾートテイストな空間。
最高すぎます……(^o^)
ここに二泊も出来る幸せ。
贅沢以外のなにものでもありません。




一通り荷解きをした後、早速散策へ出かけます。
※旅先での行動力はほんと謎
玄関は預かった鍵でしっかり施錠して………
まずは近辺の状況を把握。
とにかく坂が多い街なので、
スニーカーは必須でした。
私達が利用しているB&Bの近くにも多くのアパートメント宿泊施設や、ホテルがあります。
それはもちろん景色を堪能できる立地だからですが、宿によってはかなり変わってくるので、よーーく調べる必要があります。
※屋根が邪魔だったりする時もある
少し歩くとIblaの街がまた違った角度から望めます。
😌はぁ……ため息もの。
こちらのヘアピンカーブは間違いなくビュースポット。


目印はこちらのマリア様です。

車通りは比較的多く、皆さん狭い路地をスピード出して走り抜けるので要注意。
テクニックはあるんでしょうね……


最初の内はどこもかもが絶景に感じ、写真を撮りまくっていました。二日目にはやたらとこだわり始めましたけどね。

さあ、次はいよいよ旧市街の散策です。
※とはいえ坂道の洗礼を受けるため、
そこまで頑張れない


B&Bの方に教えてもらった「宿泊者専用の近道」を使わず、まずは普通に歩きます。


シチリア・イタリア二週間の旅(その6)

2023年11月21日 22時49分00秒 |  @ラグーザ

無事カターニア空港に降り立った私達。
ここからまた二時間超、バスで移動しなくてはなりません。

事前にアホほど情報を仕入れているにも関わらず、常に変更が起こる謎の国、イタリア
まあそれは今の時代、当たり前のことなんでしょう。


想定外の場所でバスのチケットブースを見つけた我々は、前の人が購入したのを無事見届けました。
よし次は私達の番!と意気込んだものの、何故かオフィスのお姉さんは「ちょっと待ってて!」と言い残しどこかへ立ち去ってしまいました。

「ちょっと待ってて」という言葉を信じ、待つこと10分。←ちょっと?
理由はわからねど、取り敢えず戻っては来てくれました。※安堵

ようやくETNAバスのチケットを購入し、バス停の場所をきっちり確認します。←重要
その後は喉の渇きを潤すために水(1€)を買いました。近くに自販機があってよかった。
(1€=162円は高いが背に腹は代えられない)


バス停の時刻表を睨みつけながら、ひたすら待つ。
一人、また一人と待ち人は増えていきます。
時間通りに来ないことは折り込み済みなので特に腹も立たないけれど……遅延は10分を優に超えました。
色んなバスがひっきりなしにやってきますが、私達が欲しいバスはなかなか来ないもんです。

“ま、しゃーないよねぇ…笑笑”

何せイタリアに到着したばかりだから、いつもの五倍ほど寛容なんです。←旅あるある

次々とやってくるバスたち。
シラクーザ、ノート、メッシーナ…… エトセトラ
予定時刻から遅れること15分くらいかな。←何も感じなくなったら一人前

ようやく“ラグーザ“行きのバスがやってきました。
😘祝
わくわくしながら乗り込むんですが、まずはスーツケース(ヘビー級)二個をバスの下の荷物入れにINしなくてはなりません。

もちろんマイセルフ!
日本って……ほんと優しいよね。
と思うんだけど、そんな事言っても仕方ないので、空間を見つけてがっつり押し込みます。
※バスの両側にスペースがあるため、どこかしら空いてるはず。ただし車の通る道路側から入れるときは、車に轢かれないように注意

バスは古くて、座席はお世辞にも綺麗とは言えない。


落書き、破損、リクライニングが壊れてることも当たり前の状況。
最初は「あーあ……電車にすればよかったかな?」と思ったんだけど、ネット民の言葉(バス選択を強く推薦)を信じ、大人しく着席します。

そうそう。
シチリアの日中はとても暖かく、ぶっちゃけTシャツ一枚でも全然OK。
バスの空調はかろうじて効くって感じだけど、途中まったく風が来なくて暑かった。
元々乾燥した土地柄なので、喉が渇きまくる。そのあたりを加味していなかった私は、水を一本しか買っておらず、チビチビと喉を潤すしかなかった。
二時間超のバス旅。
果たして耐えられるのか!?


走り出して10分。

”おいおい……きったねぇ国だな……”

これが最初の感想。
空港の周りだからか、ゴミ、ゴミ、廃墟、ゴミ、かつては畑だったかもしれない荒れ地、ゴミ………。

シチリアの広陵とした土地はこんなもんなのか……と唖然。
イメージはオリーブとレモンの木が生い茂る豊かな土地だったはず。


走ること30分。
変わらない景色。
変わらないゴミ……。
放置されたままの壊れた車。

ちらほらあるレモン?の畑は一応網で囲いがしてあるから、管理としては充分なのかもしれない。
でもゴミ……多め。
空き地、荒れ地、多め……。

隣の主人が言う。
「もともと貧しい土地だからな…」と。
シチリアのことなどほとんど知らない私にとって、かなりショッキングな光景で……ちょっと心が折れかけた。
空港から一時間。
所々、町があって、それはイタリアの田舎町って感じで気持ちが落ち着いてきました。
※見慣れたともいう

とはいえ、植物も生えないハゲ山(丘?)が広がっていると、どこに連れて行かれるんだろうと不安に。
加えて、ドライバーの性格なのか、はたまた道路の整備不良か、とにかく上下左右に揺れまくるんです。

その頃の私はほんのりバス酔いをしていました。
やたらと喉が渇くので欠かせないのはやはり冷たい水でしょう!
エアコンの涼しい空気が止まれば、いよいよ気分が悪い。

はよ着け!ラグーザ!!!

と心の中で🤑何十回も叫んだ。
耐えに耐えて、二時間超。
ようやくRagusa(ラグーザ)の🚌バスターミナルに到着しました!

zamaバスターミナル
色んなバスが発着しています。
近距離から中距離まで!

降り立った新市街はとても美しく、The街って感じでホッとしたけれど、まずは🧳スーツケースを下ろし、タクシーをゲットしなくてはなりません。
何故なら、今回二泊するアパートメントのオーナーが昼休みに入るから。←重要
※前もってBookingの連絡ツールでやりとりしています。

🚍バスターミナルにはTAXI乗り場があり、かろうじて1台だけ客待ちしていました。速攻でホテルのバウチャーを見せ、GO🏁。
わくわくしながら景色を楽しむこと20分。ようやく今宵の宿に到着しました!※タクシー15€

二泊お世話になる絶景のお宿、
さんです!

ホテル紹介は次回へ。


続く