♪ 卯月の非日常 ♪

旅ブログです。主に海外と沖縄をご紹介。

「2013年北イタリア美食旅15」 レッコでフォカッチャ三昧(後編)

2014年01月05日 21時03分37秒 | @ポルトフィーノ・レッコ

 

 

町の中からタクシーで20分くらい。

目的地であるRistrante Vitturin 1860に到着しました!!

そう、店名の通り・・・1860年から営業されている老舗です。

相変わらず時間が早かったのか・・お客はまだ一組。
30分くらいしてようやく賑わってきました。
人懐っこい感じのオーナーがお出迎え、予約をつたえるとニコニコしながらテーブルへ案内してくれました。

ストラッキーノチーズ(クレシェンツァ・チーズの仲間)がこれでもかと入ったフォカッチャ!!
これまた、前回の「Panificio Moltedo」とはまた違った味わい。
ちょっと重め?なチーズのコク。

同じようなチーズだけど随分違うのは、ただ単に量の問題でもなさそう。

「Stracchino(ストラッキーノ)」の意味を調べてみたら・・「Stracco(ストラッコ)・・・疲れきった」という意味の俗語とのこと。
放牧牛がヘトヘトになるほど、山で動き回ってその牛から採れた乳が原料。
酸味があるのは、疲れた牛から出た乳から作ったチーズだからだそうです。

フレッシュなので、なかなか手に入りにくいのですが、
日本でもちらほら通販しているので、機会があれば生のまま食べてみたいですね。

なんにせよ、どっぷりと胃におさまり・・・のこりはテイクアウト。
そんなこんなで次の料理を待っていると、オーナー&オーナーの娘さん(スザンナさん)が登場。
日本の記者がきて記事になったことを嬉しそうに話される。
そしてこれからもどんどん、日本の人にこのお店のことを知ってほしいと仰る。
そのために、何が出来るか模索中とのこと。
私に出来るのはこのブログを書くことくらいだが・・とても親しみのある素敵なオーナーさんの気持ち、よーく伝わりました。

フォカッチャをたんまり食べた後のリゾット・・・。
正直・・・無理・・・と思ったが、これがなんと・・・ペロリ!!

米に飢えていたのか?・・・・

いや、このたくさんの魚介のスープで作られたリゾはとても美味しかった。

主人は「トロフィエのジェノヴァソース」・・・・(笑)。
食えるか??という疑問もなんのその・・なんとか完食。

ジェノヴァソースのシーズンからは外れていたけど充分美味しかった!

お腹がはちきれんばかりの私たち・・・当たり前のように、タクシーを頼むと・・・なかなか来ない!

待っても待っても来ない!!

すると

なんと、スザンナさんとウンベルトさん(スザンナさんの旦那様(フォカッチャを作る人:イケメン))が駅まで送ってくれるとの事!


なんて優しい!!

お言葉に甘え・・・絶対にまた来ますね!と約束をし お別れをしました。

 

レッコはとてもこぢんまりとして、美しい町でした。
美味しいフォカッチャでお腹は満たされ、人々の優しさにも触れることができました。

また訪れることがあったら・・この「Vitturin」を訪れたいなと思います。

今度はもっとお腹を空かせて・・・・

 

「2013年北イタリア美食旅16」へ続く・・・・


「2013年北イタリア美食旅14」 レッコでフォカッチャ三昧(前編)

2014年01月05日 20時35分17秒 | @ポルトフィーノ・レッコ

 

ポルトフィーノを堪能した私たちが次に向かったのは、ポルトフィーノから僅か15分ちょいの「レッコ(Recco)」。
このレッコでの名物は「Focaccia col formaggio」・・ようするにチーズ入りフォカッチャです。



そう、このフォカッチャの為に途中下車したのですが、右も左も分からない小さな港町。
うーん、バス停の在り処すらわからないぞ・・・。



駅をでて10分でちょっと後悔。
だってタクシー一台すら停まってない駅だったし・・・。

でもスマホを眺めながら、なんとか町の中へと歩いていき・・・
その綺麗な町並みにほっと一安心。

タクシー乗り場もその町の中にありました・・・汗。



ほんと整然とした綺麗な町。
タクシー乗り場さえあれば、こっちのもの・・。
レストラン予約まで時間があったので、町を散策することに。


ちなみにレッコはリグーリア州で、ジェノヴァと同じ州。
リグーリア海岸沿いにあり、気候がとても温暖。
空もそれはそれは青い。

誰もが、この辺り(リグーリア海岸:Riviera ligure )の土地を好きにならずにはいられないと思います。

町は小さいながらも歩いているとさすがに疲れる。
休み休み・・・目の保養をしながら、フォカッチャを物色し続けること小一時間。

超有名処・・・「Panificio Moltedo」を探し当てた。<これまた人に聞いて・・・イタリア人親切だなあ>
1874年創業という老舗。


ここの焼きたてフォカッチャはチーズがとっろーり、生地は端がサクサクであとは熱でふにゃっとしている。
チーズは「クレシェンツァ・チーズ」というもの。
焼き時間になると、人が並び・・飛ぶように売れていきます。
その列に、訳が分からないまま並び(主人が)、ゲットしてきたのが、上の画像(下)のフォカッチャ。
店の前のベンチで即座にいただくことに・・・。

こりゃ旨いわ!!

ほのかな酸味、そしてすぐ後に甘み。
生地のやわらかさと温かさがチーズをいい感じに柔らかくしてくれます。
とろける感覚は口の中で・・・。
香ばしさも混じり・・・極上の味わいであることを確認できました。
伝統的なチーズを使ったフォカッチャ!間違いなくおいしかった。

たくさん買っていく方の気持ちわかりましたが・・・すごくお腹にたまります。
レッコの名物の真髄を見た感じがしました。


こちらも有名なお店「Tosshini」さん。
残念ながら・・「Focaccia di Recco 」はなかったので、普通にチーズのフォカッチャを。
これがなかなかどうして!
塩分の効いたチーズ、しっかりとした輪郭の生地。
さすが名店。美味しかった。

さて、ようやく予約の時間になってきました。
タクシーを拾い・・・目的のレストランへと向かいます!

フォカッチャ三昧 後編」へ続く・・・・・








「2013年北イタリア美食旅13」 ポルトフィーノ 後編

2013年12月31日 21時05分36秒 | @ポルトフィーノ・レッコ

 

 

バス停から徒歩5分余り・・・。

そこには青空の下、絶景が広がっていました。

決して広くはない漁村。
しかし、かわいい建物、そして船、高台の建物。

全てがミニチュアのようにかわいい。
おのずとテンションが上がります。

まだ朝早かったので人もまばら・・店すら開いていない状態。
でものんびりと写真を撮ることが出来、ありがたかった。

大型豪華クルーザーも停泊中。

ヨットなども停泊中。
小さな港には近隣のリゾート地から観光にやってきているセレブたちが・・・。

もちろん、漁船もたくさんあります。
漁師さんたちが、のんびり朝の井戸端会議を行っていて、ほっこり。

ぐるっと見渡すといったい・・・と思うようなオブジェもあったり。(笑)。

観光地ということもあり、お店もブランド店からオリジナルジュエリー屋さんまで。

きっとオンシーズンだとすごい賑わいなんだろうなと予想できます。

二度足を運ぶか分からない土地。
しっかりと目に焼き付けて、この小さな漁村を後にしました。


「2013年北イタリア美食旅14」へ続く・・・・


「2013年北イタリア美食旅12」 ポルトフィーノ 前編

2013年12月29日 19時53分50秒 | @ポルトフィーノ・レッコ

 

次の日の朝は、早起きをして、ちょっと遠足に。
切符を買い、打刻をし、のんびりと列車を待ちます。
しかしその列車が何番ホームに訪れるのかは定かではないので
よーーーく耳を澄ませてイタリア語を聞き取るか、思い切って、その辺の人に尋ねるか・・・二択です。

 

 

結局、耳を澄ませた後、念のため、その辺の方に伺って・・・無事列車とご対面。

ここから、50分ほどで無事ポルトフィーノ最寄り駅に到着です。

正式な駅名は「S.Marghetita L. Portofino」(駅の看板)です。
(正式な読み方はサンタ・マルゲリータ・リグレ・ポルトフィーノ)

かわいいピンクの駅舎がお出迎え。

駅を出ると、今度は犬が一匹お出迎え(笑)。


駅前のお店でバスチケットを購入し、いよいよバス停へ・・・。

駅は高台にあるので、港が臨めます。
とても綺麗・・リゾート感満載。

バス停は二箇所ありましたが、念のため、同じ待ち人に確かめました。
20分くらいして到着。
小さな駅ですが、バス停を間違えたらえらいことですからね。

バスに乗って海のほうへ下りて行くと・・・綺麗な海岸がちらほら。
水もさすがに美しいです。
何よりもその景色は日本とは全く違うヨーロッパの世界。
心が浮き立ちますね。

バスに揺られること30分。
ようやく目的地に到着しました。

 念願のポルトフィーノ!!さて楽しむとしますか!!

後編へ続く・・・・