日常生活で、何気なく、時計を見る。
私は、その時、習慣的に、ドイツ時間を、計算している。
夏時間なら、7時間、冬時間なら、8時間、
日本時間は、進んでいる。
ドイツと日本の間の横たわっている6000kmの距離が、
私たちの間のTime Difference (時差)となっている。
午後、仕事の合間に、あなたが、目覚める時間だと気がついたりする。
あなたは、眠りにつく前に、私にモーニングコールをする。
その日の出来事を話し合って、寄り添うつかのまの時間。
会えない時間の孤独は、お互いに、一人でかみしめるしかない。
あなたのことを想い、私は、あなたと私自身を、支える。
あと、数時間で、関空に向かう。
機上の人となって、6000kmを、縮めていく。
フランクフルト空港で、あなたの笑顔に、迎えられるとき、
私たちのTime Difference (時差)は、ゼロ。
ところが、掃除をしに来たようなもんだと、今はぶつくさ。
こちらは、毎日、寒いといっていいくらいの最低の夏。雨も、よく降るしね。フランクフルトの見本市通いで疲れはてました。
この文章読んでたら台湾映画蔡明亮監督の「ふたつの時、、ふたりの時間」を思い出しました。ひろみつさん、知ってるでしょう?
ただ舞台が台北とパリに変わっただけ。
ふたつの時間帯が何か解らないけど人を惹きつけてやまない。
な~んて俺は詩人かよ!
てなわけで、行ってらっしゃい!